(メモ)「知ろうとすること。」(糸井重里、早野龍五著)感想

「知ろうとすること」(新潮文庫)を立ち読みした個人的感想をまとめました。
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クリエネ(入国検疫の不備が第6波を起こす) @morecleanenergy

「知ろうとすること」立ち読み。のっけから糸井が放射線ゼロって求める人批判。放射線ゼロなんて無理なのにねえ、とドヤ顔。(続

2014-11-18 16:19:59
クリエネ(入国検疫の不備が第6波を起こす) @morecleanenergy

承前)早野は1973年の核実験による放射能を降雨から検出した件に触れ、事故直後の降雨による被曝は心配ない、というツイートを紹介。量の概念が抜けているんだけどね。

2014-11-18 16:23:05
クリエネ(入国検疫の不備が第6波を起こす) @morecleanenergy

承前)早野は宮崎、坪倉との出会いを話し、11年冬にWBC検査の結果公表を止めさせ、校正して不検出に導いたと説明。この値はチェルノのものとイコールに捉えていいの?

2014-11-18 16:26:36
クリエネ(入国検疫の不備が第6波を起こす) @morecleanenergy

承前)また、放射性物質はおしっこからでていく、という話を持ち出しているが、だったらなぜ尿検査を行おうとしないのか、不可思議。内部被曝推定には欠かせないと思うが。

2014-11-18 16:29:02
クリエネ(入国検疫の不備が第6波を起こす) @morecleanenergy

承前)本の終盤で人間は星のかけらでできている、という話を持ち出す。これは宇宙物理学では定番のウケがいい話で、このタイミングで持ち出す手法はさすが。全体の話にはあまり関係ないが。

2014-11-18 16:32:26
クリエネ(入国検疫の不備が第6波を起こす) @morecleanenergy

承前)早野は内部被曝について、福島の食品は心配ないと断言。イノシシを食べたりの自家消費は例外にもならない、と。ここら辺は福島県外を意識した書き方。

2014-11-18 16:34:59
クリエネ(入国検疫の不備が第6波を起こす) @morecleanenergy

承前)福島の高校生については「外国で立派に話して偉い」ということばかりで、彼らの考えがわかるような肉声は一つも触れられていない。糸井、早野にとっては、それだけの存在なんだろうなあ。

2014-11-18 16:38:26
クリエネ(入国検疫の不備が第6波を起こす) @morecleanenergy

承前)最後は例の糸井メソッドで締められておりました。想像以上にあきれる内容でした。

2014-11-18 16:40:21
クリエネ(入国検疫の不備が第6波を起こす) @morecleanenergy

「知ろうとすること」があたかも科学を話題にするふりをしながら、読者に科学的考察のきっかけを与えずに自らの知見だけを披露する手法はすごい。まさしく教典。

2014-11-18 16:51:39

参考:著者インタビュー 毎日メディアカフェ:「知ろうとすること。」在家のすすめ−−糸井・早野対談詳報(1)、(2)

インタビューより引用:

(糸井)
普通は「そんなことも知らないの」にやられてしまう。熱心にそれだけやっている人に「このデータも知らないのか」と言われたら心が揺らぎますよね。そのデータはどこから来ているのかとかを調べている人の生活というのは仏教でいえば「出家」なんです。僕らは「在家」なんで、朝晩のお勤めをしていればいいんです。出家同士の宗教戦争に巻き込まれれば、巻き込まれるほど、危ないところに興味が出る。もっと興味を持てば、早野さんのところに来るかもしれないですね。

 でも在家は「何か説明しろ」といわれてうまく説明できないのはダメじゃないんです。それくらいの軽い気持ちで、自分の問題として捉え直してほしい。これは、そのための本です。「こいつ、こんなこともわからないで聞いているんだ」と思ってもらえればいい。在家のすすめです。