- misonikomioden
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堀「漫画的表現は漫画を子供の頃から読んでいるからキャラクターをよくわかっているつもりだが、極めて具体的にキャラクターであって、抽象的意味のキャラクターではないと?抽象的な絵画とは存在しないのか?
2014-11-23 20:21:46@sakuraikeisuke: 録画、録音はしていますが、公開の予定はありません。 (live at ustre.am/1jn1U)
2014-11-23 20:22:10黒「そうでもない。抽象表現主義・ミニマリズムのあとネオジオが出てくるが、彼らのやってるのは抽象絵画なのにシンボルに見えると。そういう使い方。言説でも抽象絵画分析でもなぜか精神分析が使用された。 マレーヴィチとかイコンにみえる
2014-11-23 20:22:52堀「黒瀬の著書では、キャラクターと言い切るところで終わってる。その先が見たい。僕自身は作品にキャラクターを使ってないが抽象画のつもりでな
2014-11-23 20:23:38堀「村上隆の戦略は評価するが、例えば五百羅漢のようなキャラクターは評価してない。黒瀬のいうキャラクターというより海外向けスーべリズム的。彼を絵画空間として評価している。それは精緻に組み立てている。それがあるが、キャラクターが無意味。
2014-11-23 20:25:10堀「それは西洋美術を手本に作っている。村上隆の場合は向こうでしっかり受け入れられるだけの空間をしっかり作っている。しかしキャラクター抜きでどうかが見たい。例えばドクロが画面に広がりオールオーバになるがそれはキャラクターでなく抽象画に近いが、キャラクター無しでも成立するかもしれない
2014-11-23 20:27:00黒「インフィニティ(名前が違うかも)という水木しげるのバックベアード的絵があるが、日本敵キャラクターが像を結ぶ一方、抽象絵画が成立しており、高い次元の絵だ。彼は美術史を適当にピックアップするだけでない
2014-11-23 20:28:59黒「スーパフラットでもわかるが、日本人のコンプレックスなど丁寧に作品化するなどコンテキストが・・・ ジャポニズム的な部分をどうするか。 つまり岡倉天心や鈴木大拙がセッティングしたところにしか遡れない。
2014-11-23 20:29:57堀浩哉×黒瀬陽平 対談『絵画の復興/復興の絵画』 ustre.am/1jn1U
2014-11-23 20:30:03黒「それは外国向けに作り上げたので正しいが、それでは貧しい。禅以降と禅以前でモチーフを使うことでどうイメージを与えるかちがうはずだ
2014-11-23 20:31:07堀「中華圏では歪でしか無いものを千利休は良いとし、新しい美意識を獲得した。縄文的なものは日本人に喚起するものあるが、未開の地にはいくらでもある。外から喚起されるかわからない
2014-11-23 20:32:47堀「ジャポニズムと同じで海外でそのキャラが意味を持つ。その成果を受け取りそれが凄いと往還があり、それでは村上隆のキャラは意味があるかもしれない。対外的戦略としては意味がある。しかし僕は喚起されない
2014-11-23 20:33:35黒「村上の作品でジャポニズムとしか思えないものもある。しかしそのような作品も日本を亡命しなくては行けなかった人がいたとして、その人が感じざるを得ないものがあるかもしれない
2014-11-23 20:34:21堀「外があって初めて自分が見えるように、ジャポニズムがあって見えることがあり、それがあって今があるわけで、村上がやったからこそ改めて見えることがある。僕は彼の個展をドーハまで自費で行っている。一泊2日だった。凄い作品だった。
2014-11-23 20:36:01堀「かつてこれだけのものを、これだけのことをした人はいなかったわけで率直に凄いものだった。黒瀬のいうキャラといってもいいが、圧倒すれば超えることがある。
2014-11-23 20:37:06黒「リトルアキバラマーケットではイコノロジーと使ったが、情念定形と著書では書いたが、今ではイコノロジーと書いたほうがよかったかもしれない
2014-11-23 20:37:54黒「震災以降の村上隆の絵画にそれ以降でしか出てこないキャラクターが出てきて絵画空間を壊すことができれば、私達は換気されるものがあるはず。
2014-11-23 20:39:37黒「最初にそれを感じたのは横尾忠則かもしれない。それは別にいい例ではない。画家なら自分の画像データベースがあるが、彼はそれがしょっちゅう入れ替わる。その入れ替わりで下手になり良くない。その入れ替わりはわかる。それが面白い。それをもっとエレガントにできる人もいるはず
2014-11-23 20:42:07