萌々崎まとめ

桃崎/萌々崎の#黒バスプラス他 2014-05-14~2014-11-21
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萌々崎 @mmsk_plus

【緑間】彼女の視線は饒舌すぎる。「…何なのだよ」「あ、ごめんなさい」視線を感じて振り返ると大抵は彼女からのもの。これで何回目だろう。「熱い」「え?なに真ちゃん」「何でもない」自分が彼女の視線を不快に感じていない時点で、自覚せざるを得ない感情。まだ気づかないフリ。 #黒バスプラス

2014-07-28 21:54:52
萌々崎 @mmsk_plus

【宮地】温泉から戻ると、既に彼がいた。「浴衣、いいじゃん」少し震える声が余計に意識させる。「…ありがと」夕食まだかな、なんて必死に思考を巡らすも、俯いた先の浴衣の清潔さに目眩。「のぼせた?」覗き込む彼、のけぞる私、少し濡れた毛先が揺れて、窓から大きな月が見えた。 #黒バスプラス

2014-09-09 19:33:54
萌々崎 @mmsk_plus

【宮地】ポニーテール揺らし校庭を走る彼女には颯爽、という言葉がよく似合う。「宮地〜、俺ら体育館でバスケだって」「おう」恋愛?んなことバスケ馬鹿の俺には関係ない話で。「なにボーっとしてんの」「…別に」見惚れてたのは運動神経の良さであって。ひとつの結論、ふたつの葛藤 #黒バスプラス

2014-09-30 11:45:48
萌々崎 @mmsk_plus

【花宮】正直言って自分のタイプじゃない。なのに、なぜ、彼女のことばかりが頭を占める。「っ…くそ、」進まない予習ノート、シャーペンを放り投げて椅子に寄りかかった。これ程どうにもならない感情は初めてで、今までの経験の浅さを自覚する。「人間って厄介だ…俺も、アイツも」 #黒バスプラス

2014-09-30 18:16:34
萌々崎 @mmsk_plus

【火神】好きだ、って気持ちは同時にもどかしさを連れてくる。「早く顔見たいし、声聞きたい。…俺ってこんなヤツだったのか」「さあ」「黒子つめてー」「あの子に慰めてもらって下さい」「へへっ」自分でも抑えられない衝動が夜道を駆け出す。「黒子、早く帰ろーぜ!」「青春バカ…」 #黒バスプラス

2014-10-05 22:40:43
萌々崎 @mmsk_plus

【森山】「運命って信じる?」身を乗りだして恋の素晴らしさを説く君に、教えてあげたい。「森山は」「ん?」「…ううん、何でもない」恋ってそんなに綺麗じゃないって。「森山はバスケだけやってればいいよ」「そんな!?」自分に向けられる好意には鈍感な男に、隠した独占欲。 #黒バスプラス

2014-10-25 23:20:43
萌々崎 @mmsk_plus

【氷室】「大人っぽいって」困った風に笑う顔は、確かに実年齢にそぐわない。数分前に彼は、またもや同じ理由で告白を受けたらしい。「断ったよ」そっと息を吐き、指先で操るボールに視線を移した。「辰也くんはガキだよ」「そう?」「バスケが恋人、でしょ」少年は嬉しそうに笑った #黒バスプラス

2014-10-26 19:55:10
萌々崎 @mmsk_plus

【火神】「食欲の秋」「だな」広げるガイドブック、気になるイベントに丸をつけて。「お前だと気ぃ遣わねーから楽だわ」「私も色んな種類食べれるし有り難い」顔を見合わせハイタッチ、隣の黒子くんが呆れたように息をつく。「色気より食い気ですか」恋心なんてまだ気づかないフリよ。 #黒バスプラス

2014-10-26 20:23:59
萌々崎 @mmsk_plus

【赤葦】それは尊敬の念を込めて。「赤葦さん」「…何で急にさん付け」と言う彼に笑う。「いいじゃん、嫌?」「別に好きに呼んでくれていいけど」変なの、と教科書をしまう姿に慌てて私も帰り支度を始める。「赤葦さーん、頑張ってね」また明日、と薄く笑う彼に、今日も手を振る。 #ハイキュープラス

2014-10-26 22:19:56
萌々崎 @mmsk_plus

【火神】眩しい太陽に目を細めた時の、とでも言おうか。コート上の彼を初めて見た瞬間のあの高揚感は、未だに私をタイムスリップさせる。私の手を握り返すその掌で、不可能を可能に。「神さま」なんて祈るつもりはないけれど、どうか隣の愛しい男がずっと笑っていられますように。 #黒バスプラス

2014-11-05 11:28:11
萌々崎 @mmsk_plus

【森山】っくしゅん、「風邪?」隣から渡されるティッシュを有り難く受け取る。「…かも」「季節の変わり目だからね、気を付けて」体調の悪い私を気遣ってか、無駄口のない彼はひどく紳士的だ。「君のいない教室なんて寂しいからさ」キザすぎない絶妙な攻め方、病人にはテキメン。 #黒バスプラス

2014-11-05 11:42:08
萌々崎 @mmsk_plus

【宮地】「え、何なの、お前風邪なの」怪訝な顔が今日は3割増しで刺さる。「早く直します」「当たり前だろ」上から降ってくる声も普段通りでちょっと悲しかったり。「おら、やる」何やらゴソゴソと鞄から出されたのは、のど飴。「あ、りがと」こんなことで気分急浮上、なんて単純。 #黒バスプラス

2014-11-05 15:51:39
萌々崎 @mmsk_plus

【宮地】普段の帰り道も、今日は特別。「何でお前が浮かれてんの」「自分の彼氏がいかに人気者か実感できたから?」へへん、と胸を張れば軽くどつかれる。「生意気言ってんじゃねー」彼が鞄を持ち直すと、愛する部員からの贈り物ががさりと鳴った。「幸せ者ね」「…否定はしない」 #黒バスプラス

2014-11-11 20:09:08
萌々崎 @mmsk_plus

【笠松】一歩後ろをついてゆきたい、と思わせる逞しい背にそっと触れる。「色んなものを負ってるんでしょうね」「急に、何だよ」分けてほしいんです、辛いことも。呟く代わりに頬を寄せ、少し早く響く心音を感じた。「平気だから」宥めるような甘い声。私の大好きな、ずるい先輩。 #黒バスプラス

2014-11-11 21:23:39
萌々崎 @mmsk_plus

【赤司】大丈夫か、ベッドの縁に腰掛けた彼は、そっと私の頬を撫でた。「辛いか」「うん…」想像以上に掠れた声が出てしまい、案の定彼は眉をひそめた。「何もできないのがもどかしい」そんなことない、と首をふれば、より一層悲壮感を漂わせる。貴方にこんな顔させるの、私くらいね #黒バスプラス

2014-11-12 11:52:07
萌々崎 @mmsk_plus

【赤葦】女版木兎、なんというあだ名だ。「不本意!」机に突っ伏せば上から降る静かな声。「言い得て妙かと」「容赦ない!」だって面白いじゃん、赤葦といるの!半ばやけになって叫べば返事ナシ。「なによ〜…」恐る恐る見上げると「それ、反則」片手で顔覆う珍しい姿、顔赤い? #ハイキュープラス

2014-11-14 10:59:19
萌々崎 @mmsk_plus

【木吉】何読んでんだ?1限終わりにカフェで合流。「あ、おはよう」最近話題だから、と文庫本を掲げる。「なあ、その服」「ん?」タートルネック、っていうやつ?露出ゼロの首元を指し、彼は口元を緩めた。「なんか、いいな」「えっ?」今日も彼のときめきメーター、振り切れてる。 #黒バスプラス

2014-11-14 11:16:14
萌々崎 @mmsk_plus

【宮地】シャワーが嫌になる季節。温水になるまで時間がかかることを思い出し、彼は舌打ちをした。「さぶい」「冬だからね」大学後に始めた同棲、安月給は思わぬところで弊害を生んだ。「温泉入りてー」「…行く?」「え、いいのか?」私も寒いし、冬だから。俯く彼女の耳は赤い。 #黒バスプラス

2014-11-15 13:27:59
萌々崎 @mmsk_plus

【木吉】時々、驚くほど察しのいい時がある。「な、に…急に」目の前に厚い胸板、心地よいぬくもり。「こうして欲しいんじゃないのか」「…鉄平がしたいだけでしょ」私の誤魔化せない涙声にも、気づかないフリ。「ばれたか」声だけで分かる。彼は今、最高に優しい顔をしているのだと。 #黒バスプラス

2014-11-16 19:07:08
萌々崎 @mmsk_plus

【黒子】意外に長い睫毛がゆっくり上下するのを、ただ眺めていた。「どうぞ、手続き終わりましたよ」すっ、と両手で差し出されたハードカバー、彼に倣って両手を伸ばす。「ありがとう」「どういたしまして」たったこれだけ、1分足らずの会話を求めて私は今日も図書室へ向かう。 #黒バスプラス

2014-11-18 11:47:21
萌々崎 @mmsk_plus

【黒子】図書室の静かな雰囲気が好きな私にとって、落ち着いた彼の存在は心地良かった。「はい、どうぞ」「ありがとう」ぽん、とカードに判を押す彼は、うちのバスケ部に欠かせない凄い選手らしい。「その作家、良いですよね」伸ばした両手は思わず止まっていた。「僕も、好きです」 #黒バスプラス

2014-11-18 11:56:15
萌々崎 @mmsk_plus

【火神】よく動きよく食べてよく笑いよく寝る。恋人を一言で表すとそんな感じ。「私の彼氏は小学生だったのか」「ん?」差し入れの手作りマフィンを頬張る姿に苦笑し、まだあるよ、と袋を渡す。「お、サンキュ!」こっちが照れるような満面の笑み、小学生レベルにドキドキするなんて! #黒バスプラス

2014-11-18 20:53:33
萌々崎 @mmsk_plus

【火神】口内炎が痛い、今日3回目の訴えに彼は笑った。「まだ痛いのか」「ほっぺたの内側、じんじんする」「ここ?」右側を歩いていた彼が頬を撫でる。「そっちじゃない、こっち」左頬を見せれば近づく顔。「ん、早く直せよ」「えっ、あっ!?」ほっぺにキス、理解するまであと5秒。 #黒バスプラス

2014-11-18 21:44:55
萌々崎 @mmsk_plus

【高尾】彼の周りからは人が絶えない。特に今日は。「パンダみたいだったろ?」そう言い笑う主役と帰路につく。「愛されてるね」自分で呟いてその通りだと思い、もう一度呟く。「愛されてるよ、高尾」「ちょ、恥ずかしいって」プレゼントの詰まった紙袋が揺れる、はにかむ彼に幸あれ。 #黒バスプラス

2014-11-21 12:30:58