- doiyoshihiko
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トッド:日本における(移民受入れ問題の)深刻さと、(施策の)節目にあるということを感じた。また、日本特有の問題ではなく、アジア諸国との人口動態的な相互作用がはじまっていることを知って驚いた。 #spf_1203
2010-12-03 17:15:05田村:極めて楽観的。外国人住民が増えてきて20年、日本の地域で問題されるのは、ゴミの出し方や騒音。(海外に比べ)穏便な共生社会が日本では形成されている。ただ、それを後押しする政策がないというのが問題。これについては悲観的。 #spf_1203
2010-12-03 17:18:55後藤:基本的には楽観的。80%ぐらい。幾度も経済不況を乗り越えてきた日本の適合性の高さには信頼していて、移民問題においてお同じことが言えるのではないか。ただし、今後の在り方についてコンセンサスが得られていないことには不安を抱く。 #spf_1203
2010-12-03 17:20:51安里:(田村氏と後藤氏の)間をとって90%と言っておく(笑)。前向きに明るく考えていきたいと思う。ただし、過去においても、私たちは外国人とどうかかわっていこうとしているのかに真剣に向きあってこなかった。それが今後の課題。 #spf_1203
2010-12-03 17:23:30Q.シミュレーションにおいて、日本語教育等のコスト面をどう考えたか。また、「失業率」というファクターをどう扱ったか。 #spf_1203
2010-12-03 17:24:56後藤:日本語教育や行政コストは入っていない。逆に、外国人労働者を入れることで組織が活性化されたなどのプラス面も入れていない。今回のシミュレーションはローテーション型の受入れを前提として純粋に経済効果のみを考慮したものである。 #spf_1203
2010-12-03 17:27:35Q.これまで日本では移民受入れや「移民」という言葉自体がタブー視されてきたが、今後どうすればいいのか?また「社会統合」という言葉については? #spf_1203
2010-12-03 17:29:14田村:移民政策以前に、人口政策について真に議論されていないのが現状。全国的な議論だけでもなく、状況の異なる各地域でどうしていくのかという議論が必要。社会統合については、言語政策や教育政策の中で多様性をもたらしていくことが重要。 #spf_1203
2010-12-03 17:31:21田村:日本語教育=同化ではない。アイデンティティと結びつければ同化となるが、日本で生活するための手段として身につける機会を提供することは必要。 #spf_1203
2010-12-03 17:32:12トッド氏:欧州でも「多文化主義」を進める中で、「同化」という言葉を使ってはいけないという雰囲気があった。しかし、勇気を持って言えば「同化」は良いことだと、プラス面を強調することもあってよいのではないか。 #spf_1203
2010-12-03 17:33:59田村:今の行き詰まった日本に同化するのはもったいない。せっかく新しいものを持った人が来てくれたのだから、そこから新しい社会をいっしょに創っていきたい。 #spf_1203
2010-12-03 17:34:53安里:経済格差がある中で人の移動が起こることは避けられない。ただし、人はお金だけで動くのでもない。マクロ統計からのみ議論するのではなく、各地域、個別の状況を考慮して対応していかなければならない。 #spf_1203
2010-12-03 17:38:26安里:テクニカルな移民受入れ策よりも、そもそも私たちが今後の社会をどう考え、だれとどう関係性を築いていくのかをしっかり議論したい。今日の話で興味深かったのは、第1分科会の研究にもトッド氏の発言にもあった、「受入れるなら徐々にではなくある程度の量を」という点。 #spf_1203
2010-12-03 17:42:25安里:さいごに、今回の各発表は「中間報告」という位置づけ。3月に改めてシンポジウムを開き、3年間の研究成果をもとに政策提言につなげたい。今日は長時間ありがとうございました。 #spf_1203
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