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2014年12月1日

竹熊健太郎さん「Web雑誌の恐ろしさはは無料経済だということ」

確かにそうですね。面白くなりそうです。
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竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666

竹熊健太郎(地球人)です。無料Web漫画雑誌「電脳マヴォ」編集長。宣伝RT多いです。鬱陶しい方は私のアカウントのRT表示設定をOFFにしてください。

mavo.takekuma.jp

竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666

村上隆さんに限らず、幾人かの現代美術家に浴びせられる批判に「自分で描かずに弟子に描かせている」というのがあるが、これはさいとう・たかを先生はゴルゴの目しか描いてない、という批判に通じるものがある。さいとう先生は漫画で最も重要な工程「ネーム」をやられている。映画で言うなら監督。

2014-12-01 07:37:26
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666

ネームはアニメなら絵コンテに相当する。作品演出の9割がこれで決まる。それからさいとう先生は、ゴルゴの目だけでなくマジックの書き文字(擬音)も担当されている。文字ばかりは筆跡が狂うので他人には任せられない。

2014-12-01 07:41:22
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666

初期にプロダクション制を導入した漫画家は、作画の大部分をアシスタントに任せて自分は「ネーム監督」に徹しているケースが多い。白土三平先生も、もう半世紀近くご自分では絵を描かれてない筈。漫画家が最後まで手放さない工程がネーム。演出の中枢で、ネームを担当した人がその漫画の監督なのだ。

2014-12-01 07:47:17
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666

漫画家のプロダクション制は、週刊連載の必要から生まれた。60〜70年代は、アシスタントを10人以上雇って雑誌を掛け持ちする作家が珍しくなかった。メジャー作家の必要条件が「量産」だった。30年以上前にデビューして、量産せずにメジャー作家になった人は少ない。大友克洋氏くらいだろうか。

2014-12-01 08:09:05
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666

アシスタントを10人も20人も雇って作品を量産する作家はせいぜい70年代までで、80年代以降は様相が変わってくる。アシは5人以下の少数精鋭で、ひとつの雑誌で長期連載する作家が増えたのである。漫画家の主要な収入が、雑誌の原稿料から単行本の印税に変わってきたことが大きな原因だ。

2014-12-01 08:20:05
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666

月刊誌や貸本漫画の時代から週刊誌の時代に切り替わった時には、週刊ペースに適応できない多くの漫画家が脱落し、消えた漫画家になった。現在、紙雑誌+単行本の時代から、無料Web雑誌の時代に切り替わろうとしている。何から何まで、旧来のマネタイズ常識が通用しない、恐ろしい時代である。

2014-12-01 08:37:36
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666

Web雑誌のどこが恐ろしいかというと、ネットは「無料経済」だというところである。コンテンツはなるべく無料にして、ページビューを稼ぎ、コンテンツ販売とは別の回路で収益を得る、というのが無料経済だ。コンテンツ販売で商売をしてきた出版社にとっては、過去の経験を捨てろと言うに等しい。

2014-12-01 08:46:46
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666

「Webは出版ではなく放送に近い」と私は主張しているが、マネタイズという観点から見ても、無料経済は出版社よりも放送局の方が馴染みがいいと思う。民放テレビは原則タダで何十年も商売してきたからだ。ただ、どうしたわけか、放送界も、ネット時代にうまく適応しきれてないと私の目には映る。

2014-12-01 08:51:24
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666

もしかするとインターネットは「資本と経験」が邪魔をする世界なのかもしれないと思う。これは言葉を換えるなら、「資本のない素人」でも容易に参入できるということである。これからが面白くなると、私は感じている。

2014-12-01 08:54:18

コメント

KZRNM @naminodarie 2014年12月1日
単行本がメインストリームになったって書いてんだから、単行本がメインストリームでなくなってから騒いで欲しい
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JINMIN_party_Japan @Net_Uyoku_JpJ 2014年12月1日
本当に「無料経済が出版社にとって未知の分野」でしょうか?聞くところによるとコミック雑誌の発行は基本赤字で、単行本の収益で支えている、という話を聞いたことがあります。もしそれが本当である(自分はソースを提示できないため、違うのならばソース示してくれるとありがたい)ならば、それと同様のことをWebでもやるだけではないでしょうか?
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nekosencho @Neko_Sencho 2014年12月2日
naminodarie 現実に移行しちゃってから騒いでるのでは手遅れなんでは? いや一般の人ならそれでいいとして、仮にも業界の人(竹熊氏)ならいろいろな仮定の下にこれからどうなるかとか、その対策とか考えていかないと……それが的中するかしないかはまた別の話だけど
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KZRNM @naminodarie 2014年12月2日
Neko_Sencho 雑誌が紙から無料Webに移行してきているなんて騒がれても、でも単行本がメインなんだから大して関係ないでしょとしか思えないですね 単行本が無料媒体になってから言ってほしいです
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websidemonsoon @websidemonsoon 2014年12月4日
単行本が無料媒体になったと仮定して、その場合フリーミアムを個人でやらなきゃならなくなるから、これが恐怖だという話自体はわかる。あくまで仮定として。 その場合出版社のような中央集権的な存在が作家を雇用してくれなければ困る。 個人でフリーミニアムをやるのは本当に体力が必要。
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未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2014年12月4日
黒字の雑誌もあります 「聞くところによるとコミック雑誌の発行は基本赤字で、単行本の収益で支えている、という話を聞いたことがあります」
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名前はまだない @774rider 2014年12月5日
無料と言っても、いろんな商品に少しずつ広告代が乗せられてるわけで。しかも売って稼ぐわけじゃないから、100%スポンサーありきなんだけどな。どこまで自由を行使できますかね?
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