【お玉さんの読書マラソン】名探偵図鑑完読作戦 第2部

お玉さんの読書マラソン企画「名探偵図鑑完読作戦」第2部です。青山剛昌『名探偵コナン』単行本の付録「世界の名探偵」で紹介された名作を読んで「名探偵」を勉強し直そう!というお取組みの続き。 第2部は、ブラウン神父からコーデリア・グレイ、長谷川平蔵(鬼平)、浅見光彦、ネロ・ウルフ、(※)、ハンニバル・レクター博士、ミス・マープルまで7人を取り上げておられます。特に全53作を評したブラウン神父篇は圧巻です。 (※)この位置に入る工藤俊作は映像作品のため割愛。
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お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『スタイルズ荘の怪事件』での「ポアロをつまらない人物にしてしまった」というキズ、それのリカバリーのため酷似というかほとんど一緒なトリックを使用しつつ「名探偵が卑小にならない」構造を用いているのが『牧師館の殺人』という作品へのオレの認識。

2015-01-02 01:26:35
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ただ厄介なのは『スタイルズ荘の怪事件』が「ポアロまだ固まってないのね」で容認可能で筋道のシンプルさが面白さに繋がっている対して、『牧師館の殺人』は名探偵の精神が巨人すぎて感情移入を疎外され、似通ったミステリ構造と思わせないよう過剰にいろんなモノを足しすぎてるのが……アレなんだよね

2015-01-02 01:27:32
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

正直、失敗の部分が大きい作品だが、『アクロイド殺し』を捏ねくりまわして『シタフォードの秘密』のカタチに仕上げたように、このトリックの可能性を更に掘り下げて『ナイルに死す』にまで持っていったのは、さすがクリスティー( ´ ▽ ` )ノ あの便利トリックをよくぞここまで〜

2015-01-02 01:29:06
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

また、複雑すぎるミステリを書いてしまった反動が、これまた『シタフォードの秘密』のシンプルな構造での驚きに繋がり、ミステリ濃度を極端に薄くした『邪悪の家』への実験へと繋がり、それと同構造でありながらクリスティーらしき補強で完全の別作品にした『エッジウェア卿の死』へと繋がっていく……

2015-01-02 01:29:38
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

というわけで、アガサ・クリスティーの10作目の長編として『牧師館の殺人』を読むと興味深い点がいろいろと浮かび上がってくる、と思うわけなのよね。 ミス・マープルのキャラクターを楽しめる作品、面白い作品は別のモノを読んでね♫ そんな締めで☆

2015-01-02 01:32:31
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

さて、コナンくんの11巻から20巻で紹介されている名探偵はコレでおしまいです。 鬼平犯科帳とネロ・ウルフものはこれからガンガン読んでいきたいし、クイーンとブラウン神父はやっぱスゴ過ぎだと思った次第です♫

2015-01-02 01:33:02
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

そして、20巻台はまだ未読を残した状態で……、ははは、読了ストックが尽きかけているよ\(>人<;) ど〜〜しよ〜〜。 明日から数日仕事が忙しいので、1月5日から「名探偵図鑑完読作戦」再スタート予定です。 ではでは pic.twitter.com/pg6SvCSx31

2015-01-02 01:33:21
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