- shota453856
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「結局、答えがあるものには表面的な面白さが求められるわけです。根本的な面白さというのは作者の問いを読み手が共有できるかということなんです。これがないと無駄ですね。」
2010-12-04 23:17:15「水戸黄門なんて善人と悪人がはっきり別れてるでしょ。現実ではそこまで判然と分かれてないわけです。取り敢えずこいつを悪人としよう、と。そこで善人やった人物が最後に錯乱して人を殺してしまうと吾々は混乱してしまう。それが問いやとしたら、それを共有できるか、ということです。」
2010-12-04 23:20:55「答え、いうのは……大抵嘘ですからね。常に嘘で。考えてだした答え程、暫定的なものなんですよ。取り敢えず、これを答えにしよう、という。」
2010-12-04 23:29:47「歌詞書くときでも、普通やったらパンクの歌詞辞典みたいなものを引っ張り出して……1200字くらいしか載ってないような薄いやつなんですけど笑……そこから歌詞作っていくわけなんですけど、僕はそうしなかった。そうしなかったらどうなったかというと、ごっつ苦労したんですよね笑」(続く)
2010-12-05 23:52:19「何故苦労したかというと、やっぱり皆がそうせえへんかったのはそれなりの理由があるからなんですよね、皆が避けてるだけやった笑 たださっきのパンク辞典みたいなものを一旦捨てて、自分らの言葉というか、それとは違うものから歌詞を作っていったんですよ。」(続く)
2010-12-05 23:54:57「例えば、昔インロウタキン云う曲を作ったんですけど、これは仲間内でしか通じない言葉やったんですよね。もちろんレコード会社からめっちゃ怒られましたけど、僕らがそれ以上に怒ったので笑 なにも云われなくなったんですけど笑 結局そこはくびになったんですが笑」
2010-12-05 23:57:24補足。インロウタキンとは、大阪に金太郎印という店があって、そこの看板が「印郎太金」となってて、おいインロウタキンてなんや笑みたいな身内ノリからできたんやったと記憶しています。間違ってるかも。
2010-12-05 23:59:44「そうですね、書けば書くほど駄目になっていくタイプなんで…そうでない人もいるんですけど。上手くなるという事は繊細になっていく、繊細になるという事は文章として衰弱していくという事で。ずたずたな文章を書きたいんですよ。職人芸にしていく事も可能ですけど、あんまそれもおもんないなぁて。」
2010-12-06 00:05:04「ひたすら上手はつまらないんですよ。現実にそくした、生々しいものが必要やと思う。純血が滅ぶというのは、小説の文化だけで小説が出来てしまうともう駄目ということで。」
2010-12-06 00:08:28「巻き込まれ型というか、小説にしてもバンド組むときも、頼まれたり誘われたりしてその世界に入っていったんですね。そうしてよかったことは、小説の場合なら、最初から小説を書こうとして書かなかったことですね。小説書こうとして書いたら、もうそれは小説でしかない、小説の言葉でしか書けない。」
2010-12-06 00:12:05「文章を崩壊寸前のところで保つのは、難しいんですけど、コツとしては…僕の文章とか結構うつるって云われるんですけど…お前の文章はうつるから読みたくないとか…逆に全く関係ない文章読んで自分にうつしてしまう、文体がうつると文章が揺れるんですよ。敢えてそういうことをして崩壊寸前を保つ。」
2010-12-06 00:17:15