みんなの選んだ今年読んだベストな本(& CD、映画)はこれだ

2014年12月6日(土)。渋谷のHDEさんのロビーをお借りして開催したスゴ本オフ忘年会「2014年ベスト」の実況まとめです。
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根岸智幸 @zubapita

(承前)実際の事件を元にしているが、生々しさを表現するのがうまい。今年のイチオシは『二流小説家』デイヴィッド・ゴードン。2012年の各ミステリランキング1位を総なめした作品。しかも作者の処女作だそうです。徹夜本。(続く) #スゴ本オフ

2014-12-06 14:51:09
根岸智幸 @zubapita

(承前)売れない小説家がいろんなペンネームでSFやミステリやポルノを書いていたが、ある日、死刑囚から自分と女達の話をポルノを書いたら、自伝を書かせてやると言われ、引き受けて事件に巻き込まれていく。連続殺人事件だけど、カラっとしている。(続く) #スゴ本オフ

2014-12-06 14:51:16
根岸智幸 @zubapita

(承前)読み終わったあとの後味が悪くない。パートナーの女子高生が頭がよくて、へぼい主人公作家との掛け合いが面白い。(了) #スゴ本オフ

2014-12-06 14:51:26
瑞希 @mizu_nyu

スゴ本オフはじまったよー!ナンパのせいで遠回りして疲れた… #スゴ本オフ (@ HDE, Inc. in 渋谷区, 東京都) swarmapp.com/c/kDWdCuyjg2G pic.twitter.com/vTexKkwZfc

2014-12-06 15:15:25
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根岸智幸 @zubapita

はやしさん。『悪童日記』の映画化が僕のなかで今年一番の話題だったので。『悪童日記』3部作。ハンガリー出身の人がフランスで亡命して書いた本。フランス語で書いたが著者は本当はハンガリー語で書きたかった。そこに少し歪みが感じられる。(続く) #スゴ本オフ

2014-12-06 15:15:57
根岸智幸 @zubapita

(承前)今回の映画の出演者は一般募集で選ばれた役者。お婆さんがニワトリを食べるシーンがいい。獣が肉を食らうという目線。バードことチャーリー・パーカーのCD10枚セットのBOXとレアなライブCD 4枚。(続く) #スゴ本オフ

2014-12-06 15:16:00
根岸智幸 @zubapita

(承前)もうひとつ、gretchen parlaito「live in byc」。ニューヨークのライブCD。古典のジャズをアレンジしているのだが、変拍子の不自然さをみせてない。そこが凄い。(了) #スゴ本オフ

2014-12-06 15:16:02
スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

アゴタ・クリストフ『悪童日記』『ふたりの証拠』『第三の嘘』のご紹介。『悪童』しか読んでなかったけれど、映画化もされたので残りも読んだら、これが目から鱗とのこと。映画は、お婆さんが鳥を殺すところ。ケモノが肉を喰らうとはどういうことかが分かる。 #スゴ本オフ

2014-12-06 15:11:31
スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

チャーリーパーカーのBirdをごっそり紹介&放流(すごい!)。さらに圧倒的なボーカルと旋律の妙『Live in NYC』Gretchen Parlatoを流す。四拍子ジャズ。五拍子のあと七拍子がくるので、十四拍子のジャズなんだって(変拍子というらしい) #スゴ本オフ

2014-12-06 15:16:45

↓ますなりさん。

根岸智幸 @zubapita

『きもの』幸田文(新潮社)/装丁がきれい。三人姉妹の末っ子が大人になるまでのお話。細雪みたいに豪華絢爛ではないけれど、つつましく暮らす末っ子、美人な長女、しっかりちゃっかりの次女のやりとりが面白いのと、非常時に人間の本性が出るなあってしみじみします。(続く) #スゴ本オフ

2014-12-06 15:21:42
根岸智幸 @zubapita

(承前)着物というキーワードが全体を通して表れている、そこも見どころ。女の子はいつの時代も大変だーというのが身につまされつつ、今年開拓した本の中でかなり良かったのでおすすめです。(続く) #スゴ本オフ

2014-12-06 15:21:47
根岸智幸 @zubapita

(承前)『悪女について』有吉佐和子(新潮社)エンタメ性高くかなりおすすめ!文字通り悪女について書かれています。主人公が何をしたいのか、怖いのと興味深いのでぐいぐい読めます。(了) #スゴ本オフ

2014-12-06 15:21:50
スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

弓道着の格好で登場して何かと思いきや、艦これコスとのこと。そして艦これの批判。構えがおかしいとか装備が変とか。(女性は)胸当てをちゃんとしないと、胸がビシっとなってめっちゃ痛いとのこと。そして幸田文『きもの』と有吉佐和子『悪女について』ご紹介。 #スゴ本オフ

2014-12-06 15:22:52
スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

ちかさん。女子高生の制服で登場したのだけど、違和感ナッシング。今でも着られるというのがスゴい。サイズが変わっていない。『エドワーディアンズ』ヴィタ・サックスヴィル=ウェスト(河出書房)今から100年くらい前の時代に惹かれる。 #スゴ本オフ

2014-12-06 15:27:48
スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

町でふと立ち寄った古物店で、気に入り、購入した飾棚も、婚約時に彼にねだった指輪も、後になってから、10's-20'sのものだとわかる。思い起こせば、卒論のテーマに選んだ映画衣装の時代も、『マイ・フェア・レディ』含む、バッスルから、Sカーヴの時代 #スゴ本オフ

2014-12-06 15:27:59
スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

そして、『おだまり、ローズ 子爵夫人付きメイドの回想』ロジーナ・ハリソン(白水社)のご紹介。貴族に仕えたメイドが綴った実録。一種の暴露本のように見えるが、当時の風俗をうかがい知るのにも有用。同時に、素朴な人間模様におかしみを感じられる(現在読書中とのこと)。 #スゴ本オフ

2014-12-06 15:31:31
根岸智幸 @zubapita

Chikaさん。今から100年前のフランスのアールヌーボーの時代に凄くひかれることに最近気がつきました。散歩中に衝動買いした食器棚や結婚指輪がその時代のものだったりする。本もその時代のものが好き。その時代へのノスタルジーで中高生時代のコスできました。(続く) #スゴ本オフ

2014-12-06 15:33:40
根岸智幸 @zubapita

(承前)一冊目は『エドワーディアンズ』ヴィタ・サックスヴィル=ウェスト。英国の有名な女流作家ヴァージニア・ウルフの恋人が著者。別れた直後にヴァージニアがヴィタをモデルに本を書いて、その返礼にヴィタが書いた。(続く) #スゴ本オフ

2014-12-06 15:33:42
根岸智幸 @zubapita

(承前)イギリス本国で出版されてから、実に80年の時を経て翻訳された。当時のイギリスの斜陽の社会情勢がわかる。とてもロマンチック。『オーランド』とか文芸作品が好きな人にお勧め。2冊目『おだまり、ローズ 子爵夫人付きメイドの回想』ロジーナ・ハリソン。(続く) #スゴ本オフ

2014-12-06 15:33:44
根岸智幸 @zubapita

(承前)型破りな子爵夫人につて、やはり型破りなメイドが書いた本。当時、貴族がどうやって宝石を管理していたか、家宝の宝石や王冠をよく無くすのだが、そのたびに、メイドや出入り業者のせいにするなどのエピソードが面白い。面白い本が読みたい人にはこちらがお勧め。(続く) #スゴ本オフ

2014-12-06 15:33:46
根岸智幸 @zubapita

(承前)最後に犬と猫のスゴ本オフのあとに知った本。『てつぞうはね』ミロコマチコさん。この本でペットロスを乗り切ってください。(了) #スゴ本オフ

2014-12-06 15:33:49
スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

『てつぞうはね』のご紹介。絵本作家であり、画家であるミロコマチコさんの作品。ペットロスの人が読んだら、やばいかもしれないくらい。 #スゴ本オフ

2014-12-06 15:35:40
根岸智幸 @zubapita

うえださん。『縮みゆく男』リチャード・マシスン。アイ・アム/レジェンドの原作を書いた人。1日3cmずつ身長が縮む話。人はみな縮みゆく男である。身長が縮みということは、自分が社会に対して無力になっていくということのメタファー。(続く) #スゴ本オフ

2014-12-06 16:02:16
根岸智幸 @zubapita

(承前)作者が売れなくて食えなかった頃に書かれた作品。それに対して自分の人生の充実を取り戻していく話。『フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち』マイケル・ルイス。ビジネス系ノンフィクションだけどエンタメやミステリとしても読める。(続く) #スゴ本オフ

2014-12-06 16:02:18
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