さわベス2015

語夢万里文庫　チーム＜でがらし＞ @DEGARASHIs

さわや書店年間おすすめ本ランキング２０１５　略して「さわベス２０１５」が決まりました。少し時間をお借りして、ランキングの発表をさせていただきます。本日より、さわベス２０１５フェアを開催しております。年末年始の読書のお手伝い、一冊でもお役に立てれば幸いです。

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さわベス２０１５書籍部門から。 正確に内容をお伝えするため、BOOKデータベースの内容情報を添えランキングを発表させていただきます。それぞれの作品への当店からのオススメのコメントは、ぜひ店頭のパネルやPOPをご覧下さいませ。 いざ！

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さわベス書籍部門第一位　原田マハ「奇跡の人」双葉社　 旧幕臣の娘である去場安は、岩倉使節団の留学生として渡米した。帰国後、日本にも女子教育を広めたいと理想に燃える安のもとに、伊藤博文から手紙が届く。「盲目で、耳が聞こえず、口も利けない少女」が青森県弘前の名家にいるという。

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さわベス書籍部門第二位　川名壮志「謝るなら、いつでもおいで」集英社　佐世保の小学校で、小６女児が仲の良い同級生に殺害された痛ましい事件から１０年。被害者家族は、どう精神のバランスをとり生きてきたのか。子どもの心がわからない全ての人に贈る、渾身のノンフィクション。

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さわベス書籍部門第三位　中島京子「かたづの！」集英社　実在した女大名の波瀾万丈な人生を描く傑作歴史長編。江戸時代、“女性”という立場で、清心尼はいかにして有象無象の敵を前に生き抜いたのか。「武器を持たない戦い」を信条とした、世にも珍しい女大名の一代記。

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さわベス書籍部門第四位　藤岡陽子「手のひらの音符」新潮社　服飾デザイナーの水樹は、４５歳・独身にして転職を余儀なくされる。人生の岐路で思い出すのは、貧しい子ども時代を共に過ごした、幼なじみの信也の存在だった…。期待の新鋭、大注目の長編小説。

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さわベス書籍部門第五位　奥田英朗「田舎でロックンロール」KADOKAWA　 ７０年代、英米のロックは百花繚乱の様相を呈していた。そして、日本の片田舎に暮らすオクダ少年もその息吹を感じていた。少年にロック魂はいかに宿ったのか。

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さわベス書籍部門第六位　青山文平「鬼はもとより」徳間書店　どの藩の経済も傾いてきた寛延三年、藩札掛となった奥脇抄一郎は命を賭すにたる御勤めと確信。飢饉の際、藩が命ずる実体金に合わない多額の藩札刷り増しを拒み、藩札原版を抱え脱藩。

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さわベス書籍部門第七位　安部龍太郎「冬を待つ城」新潮社　３千ｖｓ１５万！５０倍の大兵力で奥州北端の九戸城を囲んだ秀吉軍。その真意ははたしてどこにあるのか―。跳梁する間者たち、頻繁に飛び交う暗号文。その戦さ、降伏するだけでは済まぬらしい…。

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さわベス書籍部門第八位　柴崎竜人「夏のキグナス」講談社　夏が訪れ、路地裏に佇むプラネタリウムにさらに騒々しい面々がやってくる。店主の和真に恋する謎の美女。そして、家族の秘密の鍵を握る女性の存在が、哀しくも大切な過去をひもといていく。

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柴崎竜人「夏のキグナス」講談社　好きな人と手をつなぎ、星空を見上げたくなる―。夏の星座は「恋」と「友情」。どこまでも熱く激しく、そして愛しい。“家族”の絆と秘密の物語。 人生讃歌物語第２弾。

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さわベス書籍部門第九位　菊池幸見「走れ、健次郎」祥伝社　盛岡初の国際マラソン大会。スタートからトップについて沿道を走る男。たったひとり、誰の声援も受けず、なぜ彼は走り続けるのか。やがてその走りは、観る人の心を変えていった…。爽快マラソン小説誕生。

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さわベス書籍部門第十位　奥山景布子「音わざ吹き寄せ」文藝春秋　元吉原の北、長谷川町三光新道に稽古屋の看板を掲げた音四郎と妹お久。眉目秀麗な兄は四年前まで期待の女形だった。舞台を去る原因となった脚の怪我をめぐる醜聞の真相とは―絃音ひびく江戸情緒あふれる九編を収録。

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さわベス書籍部門郷土賞　増田寛也「地方消滅」中央公論新社　このままでは８９６の自治体が消滅しかねない―。

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さわベス新人賞　佐伯瑠伽　「環八イレギュラーズ」　中央公論新社　コミュニケーション障害かつオタクな高校２年生の喚子の身体に「何か」が侵入してきた。それは脱獄囚を追って他の宇宙から来た「刑事」だと名乗り、３０分以内に同級生の弟に触れないと喚子の人格が消えると通告。

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ふ～、一休み。 さて、続いて文庫のランキングですよ～！

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さわベス文庫部門第一位　吉田靖・寄藤文平「アホウドリの糞でできた国」アスペクト　税金ゼロ。学校・病院はタダ。食事はすべて外食。国民は誰も働かない。そんな夢のような国が、本当に存在する。

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さわベス文庫部門第二位　秋月達郎「海の翼」PHP研究所　「エルトゥールル号の恩返しですよ」―イラン・イラク戦争の最中の昭和六十年、フセイン大統領が、四十八時間以後のイラン領空の航空機無差別攻撃を宣告。

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さわベス文庫部門第三位　川本三郎「小説を、映画を、鉄道が走る」集英社　物語はいつも鉄道が運んできた―。松本清張の『点と線』、水上勉の『飢餓海峡』、小津安二郎の『東京物語』など、日本の小説史、映画史に燦然と輝く作品の中で、度々描かれてきた鉄道のある風景。

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さわベス文庫部門第四位　原田マハ「楽園のカンヴァス」新潮社　ルソーの名画に酷似した１枚の絵。秘められた真実の究明に、２人の男女が挑む。興奮と感動のアートミステリ。

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さわベス文庫部門第五位　沢木冬吾「約束の森」KADOKAWA　警視庁公安部の刑事だった奥野侑也は、殺人事件で妻を亡くし退職を決めた。孤独に暮らしていた侑也に、かつての上司を通じて潜入捜査の依頼が入る。

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さわベス文庫部門第六位　河野裕子・永田和宏「たとへば君」文藝春秋　乳がんで逝った妻、そのすべてを見届けた夫。歌人夫妻が紡いだ３８０首の歌とエッセイ。

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さわベス文庫部門第七位　楡周平「介護退職」祥伝社　三國電産北米事業部長の唐木栄太郎は取締役の椅子も目前。妻と名門私立中を目指す息子と家族三人で、都内の自宅で絶好調の年末を迎えていた。