シンポジウム「デジタル時代の文字・活字文化」津田大介さんによる実況ツイート #mojikatsuji '

【関連】KYOTO CMEX 2010角川歴彦講演「クラウド時代とソーシャル化する社会」津田大介さんによる実況ツイート http://togetter.com/li/75033 http://www.mojikatsuji.or.jp/katsudou.html#digpublish ◆ シンポジウム「デジタル時代の文字・活字文化」(12月6日) 続きを読む
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津田大介 @tsuda

中村「プラットフォーム業者が強大になってきている。それはGoogle、Amazon、Appleの3社。特にamazonは電子書籍の売り上げがリアルの本の売り上げを超えている」 #mojikatsuji

2010-12-06 14:54:06
津田大介 @tsuda

中村「そうしたプラットフォーム業者は日本にとっては『黒船』ではないかと捉える向きもある。日本としてこれをどう扱うのかということはテーマになる。日本の携帯はよくガラパゴスと言われるが、それは新しい動きで変わるのか。シャープはガラパゴスという端末を発売する」 #mojikatsuji

2010-12-06 14:55:17
津田大介 @tsuda

中村「電子書籍のための協会が今年の2月に設立された。あとは日本経済新聞のように電子化に力を入れているところもある。朝日新聞はKDDIと組んで電子化を行う。ソフトバンクもビューンというプラットフォームで雑誌配信を始めた。キャリアも大きく関わってきている」 #mojikatsuji

2010-12-06 14:56:31
津田大介 @tsuda

中村「作家も新作を電子書籍で販売する動きが最近活発化してきている。国立国会図書館も蔵書をデジタル化し、そのアーカイブを有料で見せるような構想も出てきている」 #mojikatsuji

2010-12-06 14:57:51
津田大介 @tsuda

中村「日本政府は2020年にはデジタル教科書に切り替えるという構想を出した。しかしこの動きは遅い。韓国は2013年、フランスは来年やるという話」 #mojikatsuji

2010-12-06 14:58:53
津田大介 @tsuda

中村「今年日本の電子書籍市場は2010年で670億円。米国の方が大きいと見られがちだが、米国は160億円程度。ただし、日本はガラケー向け漫画の配信がほとんど。もう1つは電子辞書も大きい。日本は250万台、413億円くらいのビジネスになっている」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:01:15
津田大介 @tsuda

中村「ケータイ小説は一時のブームは去ったがケータイで書く、読むという文化は若年層に定着している。今年は役所の中でも電子書籍のための取り組みが始まった。春には珍しいことだが、文科省、経産省、総務省が合同で会議を開催しフォーマットの共通化などを議論している」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:03:19
津田大介 @tsuda

中村「役所の中の取り組みは進んでいたが、先だっての事業仕分けで来年以降こうした実証実験や研究が民主党によって仕分けされてしまった。今日はこれからこうした状況を踏まえて議論を進めていきたい」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:04:25
津田大介 @tsuda

島田「出版社新聞社印刷会社を来たスーツを着た人たちが和気藹々と話す写真が出ていたが、まだ作家はそこに参加していないという印象。著作家の立場から考えると、出版社が直接の窓口になっていた関係上、電子の時代になったときにその関係がどう変わるかが関心事」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:06:28
津田大介 @tsuda

島田「作家と出版社は増刷しているときは味方。絶版にしたら敵になるという関係。これだけ電子書籍ブームになっているが電子時代にどういう契約になるのかということがまだ作家側に提示されていない状況」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:07:19
津田大介 @tsuda

島田「米国はどの有力な出版エージェントと組むかということが重要。しかし、日本の出版ビジネスは、慣行の中なあなあの関係で作家と出版社がやってきた。そのあたりをはっきりさせなければいけない時代になってきたと思う」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:09:29
津田大介 @tsuda

島田「本にかける可処分所得は年々下がって1000円以内になっている。アパレルなどはデフレで5000円のジーンズが高価という感覚。本の価格もそれと同じで下げるべきだという圧力も年々感じている。1000円以下で読めるというと文庫になる」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:10:35
津田大介 @tsuda

島田「今までは単行本と文庫化で二重取りできたが、今後はそうしたこともなくなっていくのかもと思う。電子化でいろいろな中間業者がコミットしてくることで作家の取り分が15%と言われたらそれはノーと言いたい。なぜなら食えないから」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:11:27
津田大介 @tsuda

島田「私は純文学プロパーと思われがちだが、エンタテインメントもやりたいと思ってる。スキャンダラスで売れてよりわかりやすいものを書いていこうという用意もあるし、ラノベや一部のクオリティの低いものに対抗していきたいと思っている」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:12:53
津田大介 @tsuda

島田「個人的に期待しているのはエンタテインメントだけじゃないだろう。現在の出版の仕組みでは、優れた作家の個人全集を出すというのはほとんど不可能だが、電子出版なら可能性がある。採算性は厳しいかもしれないがアーカイブ、公益的な目的で電子書籍が使われてもいい」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:14:28
津田大介 @tsuda

島田「電子書籍アプリに画像や音声や映像などを入れたリッチコンテンツを作って一冊の小説の付加価値をあげることがローコストでできる。手作業でそういうアプリが作れたらいいという期待がある。職人的手作業を通じてメディアミックス商品が作れる。私がやりたいのはそれ」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:15:38
津田大介 @tsuda

島田「ミニマリズムで考えれば、自分で自分の本を破いて自炊してアプリを作ってコミケで手売りして、楽天で売るってやり方もある」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:16:56
津田大介 @tsuda

島田「日本の場合、言語の問題もある。翻訳されなければマーケットは日本に限定される。それを埋めてくれるのが漫画だったのではないか。漫画を通じて日本以外のマーケットに日本の話が食い込んでいったところはある」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:18:04
津田大介 @tsuda

島田「文字情報を表現手段としてきた私だが、電子書籍でリッチ化させるところで漫画家みたいな可能性もあるだろう。そのあたりに期待をしている」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:19:07
津田大介 @tsuda

鈴木「デジタルは文字や活字に残っている芸や職人的技術をなくしていくんだろうと思う。私はインターネットが面白いと思ったのはコンピュータがメディアになるということがきっかけ。コンピュータサイエンスによって通信が可能になったときに新しいメディアになった」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:20:44
津田大介 @tsuda

鈴木「昔のコンピュータの時代、僕らは主人公じゃなかった。しかし、PCやインターネットの普及でそれが変わった。今までの情報の流れがフラット化し、人間の知性が拡大してベトナム戦争みたいなものはなくなるだろうということが言われていた」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:22:20
津田大介 @tsuda

鈴木「デジタルが作り上げるメディアを大きく考えたとき、なぜ書籍を守るかどうかということに真剣になるんだろうと思う。文字がなかった時代は思想家の言葉を自分の頭の中にパブリックドメイン的に人が記憶していた。それを維持していくだけの能力が人間にあった」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:23:36
津田大介 @tsuda

鈴木「文字がなかった時代の人間が文化がなかったかというとそうではない。グーグルは使えば使うほど記憶が外部化する。島田さんも昔は原稿用紙に書いていただろうが、今はワープロソフトになっていろいろ変わっているはず」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:24:57
津田大介 @tsuda

鈴木「アナログ的にこれまでやってきた頭の中にたたき込むことが、必要なくなってきている。その流れでいえば今後知識の塊としての本を必要とするということがなくなるんじゃないかと思う。人間は膨大な物語を記憶できなくなるような脳の働きになっていくのではないか」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:26:25
津田大介 @tsuda

鈴木「僕らがなぜ本を持っているか。1つは所有欲。書籍の中にある知性を部屋に置いておくことでその知識を共有しているような安心感を得られた。そういうものは一切いらないという人が出てきたらどうなるか」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:27:52
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