- uchida_kawasaki
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記者:福島民友ですけど、原発事故で低線量だが否応なく被爆した人がいる。その人の健康管理を守るのは国の最低限度の責務だと思います。甲状腺の調査で、なぜ任意というものが入ってくるのか。
2014-12-20 14:41:47長瀧座長:強制的に調査をするのでない。我々の意見は、対策が出て希望する人もしない人も、みんな同じ検査をして、たくさんの検査をすることは決していい健康管理ではない。(続)
2014-12-20 14:42:14(続)ただ怖いから検査をしろとか、被爆の被害を受けたから検査をしろと、健康検査とはそんなものではありませんと、個人個人が受ける検査に対して、採血しろとか何か、ただ怖いから強制するものではない。
2014-12-20 14:42:36(続)もう既にそれぞれの場所で、もう被災者と呼ばれたくないという、被災者の中で3年経って意見も分かれていると思うんですね。それを強制的にただ怖いから皆さん同じ検査を受けなさいというものではない。
2014-12-20 14:42:46記者:福島県側で丹羽先生とか阿部先生とかの意見はそうではないですよね。検査をすることで不安の解消につながるという意見が出ているわけです。 長瀧座長:そういう意見もあるでしょうね。この委員会ではそういう意見は出なかったですよ。 (ええ?出たでしょう?)
2014-12-20 14:43:16(なんだこの違和感は。どうも、座長の脳内の固定観念?みたいなもので、「被災者」と呼ばれたくない人たちへの多大な配慮が完全に優勢になっているけど。これがはたして医学的と言えるのか?被ばくの影響を受けたから検査しろ、というものではない?被ばくしたら、せめて体調管理くらい必要では?)
2014-12-20 14:46:36記者:最新の県民健康調査検討委員会でも、福島県庁の方が県民の意見として、健康調査を続けてて欲しいと言っていましたが、被災者として怖いからといって健康調査をしてほしくないという長瀧さんの意見はどこから拾ったのか。取材をしていてうかがったことはないので。
2014-12-20 14:47:56長瀧座長:直接私が聞いたのは、こういう委員会で2回あります。フォーマルなところで被災者の代表として。 記者:被災者の代表として健康調査をしてほしくないという言葉を聞いたということか。 長瀧座長:被災者として扱われたくないという言葉を。
2014-12-20 14:48:16記者:健康調査についてはどうか。 長瀧座長:健康調査は被災者だから手帳を使って健康調査をやりましょうということ。 記者:被災者として「健康調査をしたくない」という言葉を2回聞いたんですか。 長瀧座長:はい。2回聞きました。
2014-12-20 14:48:42記者:子ども被災者支援法に基づいてこの会議はできたんですけども、被災者支援法では被曝に起因する医療費については国は減免を講ずるべきだと求めているが、この専門家会議では一切、医療費減免については議論しませんでんしたがそれはどうして。
2014-12-20 14:49:19長瀧座長:被曝に関係する病気かどうかっていうことを主に議論した。科学的に生物学的な効果として影響があるかどうか。そのリスクがあるかということは非常に時間をかけて議論した。
2014-12-20 14:49:38(続)ただ今度はその具体的な科学的リスクにくわえて、精神的なあるいは社会的な、避難した、そういう健康への影響は一杯あるんで、それはむしろ放射線の影響よりはもっともっと今の日本にとって大きな問題で、もっともっと力を入れていかなきゃいかない分野なんだけども、
2014-12-20 14:50:06(続)それは我々としては十分に認めてる。だけど、そこを委員会で議論できるかっていうと、例えば精神科の専門家もリスクコミュニケーションの専門家も誰も入ってません。我々が期待されたのは、放射線の影響があるかどうかっていうこと。
2014-12-20 14:50:18記者:それについてはリスクが低いから、医療費についても議論するまでもないっていう判断ですか 長瀧座長:そうです。まあ医療費までは我々議論しませんでした。
2014-12-20 14:51:02(続)ただ、どこまで放射線による科学的な影響があるかという議論で、それに基づいて医療に対して云々っていうのは、それこそ行政の方がこの委員会の結論を受けて、行政がどう医療費にまで話を持っていくかということだと思います。
2014-12-20 14:51:19(続)ですから、この委員会は専門家としての客観的放射線の影響が生物学的にどこまであるかということについて、1年間かかって議論した。それはその初期の始まった時の何もわからないで怖いと言ってた時と、3年間経って随分測定結果が3年間溜まってきた段階で、
2014-12-20 14:52:01(続)我々はその3年間のデータを頭に入れて、現在、科学的に考えましょう。まあそういう立場がこの委員会だと思うんですね。
2014-12-20 14:52:38記者:生物学的被害よりもより心理的、精神的被害の方が大きいという、そのエビデンスはどこに書かれていますか? 長瀧座長:そこは、ただ我々の専門家もいないから。
2014-12-20 14:53:00記者:いなければ、エビデンスあるんですか。ないんですか。 長瀧座長:ここでエビデンスを出して議論はしてません。
2014-12-20 14:53:10記者:では何故、精神的な影響のほうが大きいということになるんでしょうか。 長瀧座長:では、あなたにお聞きしますけど、今福島県でどのエビデンスで病気の人が多いというんですか
2014-12-20 14:53:52記者:104人ガンが出てらっしゃいますよね 長瀧座長:どこに?ガン?甲状腺ガン。出てるのかどうかってのは。。。
2014-12-20 14:54:32白石:長瀧先生、論文書いてらっしゃいますよね、10月に。その中では、甲状腺がんが、チェルノブイリよりも低線量なのに多いと高村先生と一緒に書いてらっしゃいませんか。つまり多いですよね。 長瀧:低線量で?
2014-12-20 14:54:41白石:その論文には、チェルノブイリよりは低線量だけど、甲状腺がんの数は多いと言及されてらっしゃいますよね。 (この論文のことtogetter.com/li/758395)
2014-12-20 14:56:34長瀧:文献によってちょっと違うからあれだけど、その時は笹川財団としてチェルノブイリで我々が作った超音波を持って行って、そしてそのチェルノブイリで測った時のガンの頻度と、しかも被ばくしていないというところのがんの頻度と福島の頻度が同じだということは書いてます。
2014-12-20 14:57:09白石:福島の方が多いと書いてます。 長瀧:ですから、被曝してるところは圧倒的にチェルノブイリの方が多いですよ。例えばゴメリ地方とかをとれば。
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