2014-12-20 関西研究集会「徹底討論!脱原子力政策大綱をどう活かすか〜再稼働阻止に向けて〜」

細川弘明さん(京都精華大学教授)による実況ツイートまとめです。 講演 大島堅一さん(立命館大学教授、環境経済) 井野博満さん(東京大学名誉教授、金属材料) 続きを読む
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HOSOKAWA Komei @ngalyak

朴さん6: 原子力学会は「福島事故の根本原因まで明らかにしています」と主張。その報告をとりまとめたのが田中知氏。彼が、島崎氏らにかわり、規制委に入る。推進派は島崎氏が「厳しすぎる」とずっと文句を言っていた。田中知氏が委員になって、これで再稼働が順調に進むと推進派の期待。#ccne

2014-12-20 15:45:37
HOSOKAWA Komei @ngalyak

朴さん7: 田中知氏は「委員としての中立性がゆらぐことはない」そんなあほな。金もろうて中立性がゆらがない筈がない。金もろうた人が規制をやってきたのが事故の根本原因! #ccne

2014-12-20 15:46:10
HOSOKAWA Komei @ngalyak

朴さん8: 活断層があっても40年こえていても、審査を受け付けていくという規制委の方針。首相は「規制委が安全性を確認した原発を再稼働する」。しかし規制委の委員長は「適合性を審査しただけ、安全とは申し上げていない」と逃げている。#ccne

2014-12-20 15:46:35
HOSOKAWA Komei @ngalyak

朴さん9: 首相は国会答弁で「100%と申し上げたことは今まで一度もない」と〝村の掟破り〟の発言。この人たちは、また事故が起こってもかまわない、と考えている。彼らに認識を改めるよう迫っても無駄。認識を改めないといけないのは私たち。#ccne

2014-12-20 15:47:23
HOSOKAWA Komei @ngalyak

朴さん10: 原賠法(1961)で原発メーカーは賠償責任をおわない。電力会社が一手に責任を引き受け、民間の「損害賠償責任保険」に加入する仕組み。わずか1200億円の賠償上限。地震津波による事故は免責(民間の保険会社は支払わない)、国が代わりに払う(福島のケース)。#ccne

2014-12-20 15:50:45
HOSOKAWA Komei @ngalyak

朴さん11: 保険会社は青天井で賠償保険を引き受けるか。もちろんNO。電力の経営者は、再稼働のリスクが大きいと認識している。「なんとかしてくれ、政府」という本音。自動車と較べてみる。けして安全な乗り物ではない。なんで自動車はよくて、原発はあかんのか。#ccne

2014-12-20 15:55:58
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朴さん12: 私たちはなぜ危険な自動車を容認しているのか。運転免許は事故がおきないという保証ではない。加害者の刑事責任、加害者の民事賠償責任、メーカーの製造物責任というものが自動車にはある。原賠法には、これらが欠けている。#ccne

2014-12-20 15:56:20
HOSOKAWA Komei @ngalyak

朴さん13: 政府と電力会社が議論している原賠法「改正」、見直しのポイント:保険金額の引き上げ、免責ケースの明確化、賠償の上限設定。「これからも安心して事故が起こせますように」と言っているに等しい。 「責任なくして安全なし」、という考え方でやらないといけない。#ccne

2014-12-20 15:57:30

討論

コーディネータ 服部良一さん(前衆議院議員)

HOSOKAWA Komei @ngalyak

大島堅一さん、井野博満さん、朴勝俊さんのお話が終わり、いったん休憩。まもなく再開、討論が始まります。ccnejapan.com/?p=4448 #ccne

2014-12-20 15:59:14
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討論1: まず、コーディネータの服部良一さんが国会の超党派「原発ゼロの会」での再稼働をめぐる議論を紹介。規制委は「再稼働の是非」を判断しないと言う。では誰が責任もって判断するのか。実に曖昧。規制委の設置法案の審議では、規制委が判断すると答弁されていたが、法律には明記されなかった。

2014-12-20 16:06:46
HOSOKAWA Komei @ngalyak

討論2: 「安全かどうかの責任は負わない」というのが規制委の態度。国が判断主体なのか、質問主意書でただすと「一義的に事業者の判断である」と回答。電力会社に責任転嫁。しかし電力会社は「国がお墨付きを出した」と言うだろう。#ccne

2014-12-20 16:08:59
HOSOKAWA Komei @ngalyak

討論3: 防災計画は、法律上、地元自治体が責任。国は「計画策定の支援をする」ということになってる。支援はするが責任はとらない。無責任体制なのが現実。以上、服部さん。#ccne

2014-12-20 16:10:04
HOSOKAWA Komei @ngalyak

討論4 朴さん:立地自治体への交付金は、原発が止まったら自治体再建のために交付すればよい。すでに納めている電源開発促進税、うちたった1000億円が地元に回り、あとは原発開発にまわっている。それを地元に回すようにすればよい。#ccne

2014-12-20 16:15:47
HOSOKAWA Komei @ngalyak

討論5 朴さん:原発があるということは送電設備があるということなので、再生エネや高効率ガス火発を立地するという欧州方式を採用するのも選択肢。解体事業も産業となりうる。#ccne

2014-12-20 16:16:55
HOSOKAWA Komei @ngalyak

討論6 大島さん: 解体引当金を電力会社が積み立てているが、実際には足りない。それをどうするか。電気料金から取ろうという方向で議論進んでいる。しかし、引当金不足の場合は、会社が損をかぶるべき。それが普通の会社というもの。#ccne

2014-12-20 16:18:58
HOSOKAWA Komei @ngalyak

討論7 大島さん: 電力会社は、追加的コストが出るとすぐ電気料金に転嫁したがる。甘え体質。政府は審議会で議論するが、審議会には電力会社の人が入っている。廃炉を進める仕組みではなく、損をしない仕組み。#ccne

2014-12-20 16:20:00
HOSOKAWA Komei @ngalyak

討論8: 地層処分の積み立ては? 大島さん: 2〜3兆円積んであるが、それですむか。まだどこにも計画が無いので、見積もりに幅が大きい。300m地下に構造物を作って埋設する。300年間は監視する。その人件費が積算してある。#ccne

2014-12-20 16:20:32
HOSOKAWA Komei @ngalyak

討論9 大島さん: 地下の構造物が壊れた場合(ドイツの場合も、岩塩鉱山で出水したり、想定外のことがおきている)。300年後のことは、計算すると膨大になるので「野暮なことは聞くな」、議論対象外とされている。#ccne

2014-12-20 16:20:57
HOSOKAWA Komei @ngalyak

討論10 大島さん: 廃炉を条件に支援するというのならインセンティブとしてよい。現実には、新設も損しないでできるような方向で話が進んでいる。損しない仕組みを与えるならば廃炉を前提にすべき。新設したければ、損するリスクを負わせる。#ccne

2014-12-20 16:22:24
HOSOKAWA Komei @ngalyak

討論11 朴さん: 賠償のあり方変えるには、法律変えないといけない。ルールを変える場は国会しかない。政治との関係を運動はもっと考えないといけない。運動の人は自分は議員にはならない、と決めている人が多いのでは?

2014-12-20 16:24:29
HOSOKAWA Komei @ngalyak

討論12 朴さん: 原子力市民委員会の大綱が政策案としてはもっとも参考になるが、ひとつ問題は、脱原発派が政権をとったらこうすればよい、というスタンスになっている。再稼働の責任を明確化させるというのは、それとはまた別の戦略。#ccne

2014-12-20 16:28:47
HOSOKAWA Komei @ngalyak

討論13 井野さん: 国会で脱原発派が多数を占めるのが一番望ましいが、それがまだ実現しない段階でも、脱原発への動きはいろいろ取れる。裁判は大きい。市民の動きが大飯差止判決を生んだ。市民の常識が変わることで裁判所の常識も変わる。#ccne

2014-12-20 16:51:55
HOSOKAWA Komei @ngalyak

討論14 井野さん: 政治を変えるには、中央だけでなく、各自治体を変えていくことが重要。安全協定など自治体が主体となることを進めていく。新潟のような取組みが参考になる。#ccne

2014-12-20 16:52:23
HOSOKAWA Komei @ngalyak

討論15 大島さん: ドイツのメルケル政権は「原発推進と言ったらもう票が取れない」と判断した。そう思わせるだけの市民の動きがあった。原発ゼロはたしかに難しいが、逆に50基ぜんぶ動かすということも、もはやあり得ない。#ccne

2014-12-20 16:52:49