「真の保守」をテーマにした本、３冊

有坂 一夫 @kazuoarisaka

『未完の敗者　田中角栄（2014年5月20日　初版１刷発行）』の一年以上前に発行された『保守の知恵（発行日　2013年3月30日）』で、佐高信先生は毎日新聞特別編集委員の岸井成格氏に「福田は日中平和友好条約を（142P）」と教えてもらっています。

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このようにnoiehoie先生・中島岳志先生・佐高信先生の御三方はウソや誇張や印象操作をします。

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これでは「その論理」に説得力があるとはとても言えません。自分と自分の仲間内に対しては影響力を持ちえることができるのかもしれませんが、御三方がマウントして「ぐぬぬ」と言わせて「保守かく有るべし」として操りたい敵にはとても届かないと思います。

有坂 一夫 @kazuoarisaka

御三方が敵をマウンティングするために自分の都合に合わせた「つぎはぎだらけの保守思想」はただのご都合主義です。

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敵をもうならせる言論での説得力の源泉は、ウソや誇張や印象操作で塗り固められた「ご都合主義」とは正反対のものです。

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ご都合主義としてもう一つ気になることがあります。noiehoie先生は『保守の本分』で鈴木邦男先生・針谷大輔先生と鼎談しています。佐高信先生も『左翼・右翼がわかる！』で鈴木邦男先生と対談しています。

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佐高信先生は『左翼・右翼がわかる！』の1ページ目で「鈴木邦男さんを「ファシズムから左翼へ移った人」と言ったら反発されるだろうが、「右翼からリベラルへシフトしてきた人」とは言えるだろう」と書いています。

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つまり佐高信先生は、鈴木邦男先生を「左翼にとって都合のいい右翼」と認めているのです。

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中島岳志先生は『保守のヒント』で宮台真司先生と対談しています。114Pで宮台真司先生は「ぼくは保守というより右翼です」と発言しています。

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そして121Pでは「こういう思想的常識を弁えない者が、自称他称で右だの左だのというのは困ります。」と語って中島岳志先生の説を補強しています。

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ちなみに、中島岳志先生は『保守のヒント』の275Pに「宮台真司は、周知の通り、現代日本を代表する社会学者である。」と書いています。

有坂 一夫 @kazuoarisaka

御三方は自説の正しさを証明するためには労を惜しみません。自説が正しければ敵をも操れると考えているのかもしれません。

有坂 一夫 @kazuoarisaka

そして『「真の保守」を敵に押しつけようとする人たち』の最大の問題は「数を自分の論理で覆せると思っている所」だと思います。

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佐高信先生は『保守の知恵』の10Pで現在の自民党の政治家を（特に安倍首相を）「政治のニセ札化が進行している。政治家のニセ札化と言ってもいい。」とニセモノ扱いしています。

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そして同じページで「確かに選挙で選ばれてはいる。しかし、信用も価値も失っているニセ札のような政治家ばかりになってしまったではないか。」と書いています。議会制民主主義の民主主義国家の政治家は選挙で選出されれば政治家である。という議会制民主主義の大前提さえ否定しています。

有坂 一夫 @kazuoarisaka

noiehoie先生と中島岳志先生もレジティマシー（正統性）にこだわっています。自分の主張する正統性を他人に押し付けることができれば、議会制民主主義の基本である「選挙の結果」を覆せると思っているのです。

有坂 一夫 @kazuoarisaka

私は「真の保守論を主張するnoiehoie先生・中島岳志先生・佐高信先生の御三方とその支持者」を民主主義の敵だと判断します。