tezukakazさんの一眼ムービーとS3D(立体視動画)に関するツイートまとめ

"一眼レフ動画、これは8ミリの再来だと思う" @tezukakazさんの一眼ムービーとS3D(立体視動画)に関するツイートまとめ。
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手塚一佳 @tezukakaz

一眼レフ動画、これは8ミリの再来だと思う。いや、それ以上にYoutubeその他ネットという発表メディアもUstという生放送メディアもあるわけで、皆が動画の扱いに習熟した来年中頃以降には、ものすごいことが起きるのではないかと強く思う。

2010-12-05 22:09:06
手塚一佳 @tezukakaz

実は、映像機器のブレイクにはある基準がある。それは「最低限のセットが平均的給料1ヶ月分で整うこと」。平成21年の平均月給が約30万。一眼レフ動画機orVG10がレンズ付きで20万+最低限のPCと編集ソフトで10万円、計30万円。HD映像が、このラインにとうとう乗ったのだ。

2010-12-05 22:15:48
手塚一佳 @tezukakaz

2011年は、HD動画の年になると予想する。S3D(立体視動画)は、機材&編集コストが到底30万台に行かないし、そもそも立体視視聴環境が視聴機器コストの普及基準である月収の3分の1(今なら10万円前後)にも到底到達していないため、普及はまだまだ先だろう

2010-12-05 22:24:28
手塚一佳 @tezukakaz

ただ最大の問題が、YoutubeもUstも「とにかくネットはお金にならない」という事。ここでHD動画自主制作のブームが起こっても、将来的に「上がる」先がないのでは、全く持続しないし良い作品も出てこないだろう。素人作品の中から出来の良いものをビジネスに乗せる仕組み作りが急務だ

2010-12-05 22:42:22
手塚一佳 @tezukakaz

先の3DCGブームの時には、様々なコンテストがこの「上がり口」、プロへの登竜門、業務化への橋渡しになった。その前のDVブームの時にはCD-ROMやDVD制作が、古くは8ミリの時には各地での映画祭がこの役目を負った。フルHD動画では、この役目を負う仕組みがまだ出来ていない。

2010-12-05 22:46:24
手塚一佳 @tezukakaz

ましてやS3D(立体視動画)に至っては、登竜門どころかその手前の発表場所すらない。ネットで配信したところで誰がネットからの視聴環境を持っているというのか?制作機器と末端の視聴機器だけ売ったところで、その間を繋ぐ流通がレコード屋しか無いというのでは、ブームなんて持続するわけもない

2010-12-05 22:49:58
手塚一佳 @tezukakaz

アマチュアの場であるYoutube、USTから、どうやってそれで飯を食っている「プロ」を出してゆくのか。あるいは立体視映像の発表の場をどう用意するのか。これからは、そこがとても重要なポイントになると思う。

2010-12-05 22:53:14
手塚一佳 @tezukakaz

アマチュアの場であるYoutube、USTから、どうやってそれで飯を食っている「プロ」を出してゆくのか。あるいは立体視映像の発表の場をどう用意するのか。これからは、そこがとても重要なポイントになると思う。

2010-12-05 22:53:14
手塚一佳 @tezukakaz

立体視ビデオフレームは、昔懐かしのセットトップボックスのようなもので、ブレイク力はないかと思うのです。もっと根本的な転換が必要かと。RT @wiskij S3D対応ビデオフレームを携帯各社が出してきそうな予感。もっとも光必須になりそうではあるけど。

2010-12-05 22:54:51
手塚一佳 @tezukakaz

大成功と言われるアバターですら、結局DVDやブルーレイでずっこけてますから。家庭でまでわざわざ眼鏡を掛けてS3Dを見たいかという、根本的な疑問があるのです。家庭でのビデオ視聴って、家事やだんらんの合間の、もっと気楽なものですから。RT @wiskij 30年前、米出張の土産の中…

2010-12-05 23:05:51
手塚一佳 @tezukakaz

そうなんです。S3Dは、そういうローカルな用途にこそ、本来必要なんです。公共の電波で垂れ流すコンテンツではないのじゃないかと。RT @wiskij 対象を少し絞り込んで、良い効果が出るように使ってもらうことになるかな。教授のUST中継を病院内でパブリック視聴して好評だったように。

2010-12-05 23:10:01
手塚一佳 @tezukakaz

mixiの方で映像世界の先輩との会話で出たネタですが、S3Dの問題点として「立体の先が難しい」というのがあります。例えば、通販で電話番号を立体でどかんと出してしまうと、誤視や眼鏡を掛けてなかったことによる掛け間違えが多発します。過去の映像商売スキームとの相性が極めて悪いのです

2010-12-05 23:15:32
手塚一佳 @tezukakaz

昨日のツイートの続きになってしまうが、やはり、キヤノン5D Mark2がもたらした「映画制作以上の機材を個人所有で」という流れは歴史を変えると思う。パナのGH2やAG-AF105は5D2のようなフィルムオーバーの超高画質ではないけど、既存の発表環境を考えればベターな選択かな

2010-12-06 10:08:20
手塚一佳 @tezukakaz

映画の発明から120年。人類は映画フィルムの画質を最高峰とし、廉価版として他の全ての映像が追随してきた。ところが5D Mark2は、ただのおまけ機能でうっかりそれを突き破ってしまった。史上初めて、映画よりも画質の良い映像が誕生したのだ。しかも、家庭で買える価格で。この衝撃は大きい

2010-12-06 10:13:28
手塚一佳 @tezukakaz

とはいえ、キヤノン5Dm2はオーバースペック過ぎた。70mmというIMAX並みの素子に対応した高倍率ズームレンズなんて有るはずもなく、また、発表手段もせいぜい地デジの圧縮放送かブルーレイの圧縮画質くらいしかない。5Dm2発表からのこの2年間は、この部分の戦いだったと思う

2010-12-06 10:21:37
手塚一佳 @tezukakaz

一眼レフ動画機の現実的運用がようやく見えてきたのが今年後半だったと思う。廉価機のAPS-Cやもっと画素の小さいマイクロフォーサーズやスーパー35mmでも、現実的な発表環境では大差ないのだ。日本でも、メインカメラをスーパー35mmにした龍馬伝の放映で大判素子30Pの画質が理解された

2010-12-06 10:26:34
手塚一佳 @tezukakaz

今まで、小さい高解像度素子によるカメラ小型化を是としてきたカメラ業界としては、唐突に始まった一眼レフ動画機ブームは辛いものがあったろう。そこで急遽出てきたのが、立体視機材ブームだ。撮影素子の2個必要な立体撮影ならば画素の小ささが必須になるため、今までの研究資産が生きるのだ

2010-12-06 10:30:02
手塚一佳 @tezukakaz

ただし、この立体視動画ブームは、やはり機材業界都合で「作られた」ブームである感はぬぐえない。技術的にもつくば万博から全く進歩していないにもかかわらずの突然の立体ブームは、唐突にトレンドが単板大型素子に移行してしまったために余った小型素子技術を用いたという、無理矢理感があるのだ。

2010-12-06 10:33:32
手塚一佳 @tezukakaz

実際、元々プロ向け映像機材メーカーの強くない欧州では、一眼レフ動画機がバカ売れしてHD画像への期待は高まっていても、立体視には懐疑的な売り上げの国が多い。立体視は、映像機材が主要産業となっている日米やその周辺国でのみ展開されている奇妙なブームだと言える。

2010-12-06 10:43:12
手塚一佳 @tezukakaz

いずれにしても、当面は大型単板レンズ交換式フルHDの流れをメインに、補助的存在として従前の小型素子の余剰技術による立体視が追従する形となるだろう。立体視が定着するのは、裸眼立体視の精度が上がる何らかのブレイクスルーが発生した、その時ではないだろうか。

2010-12-06 10:51:27
手塚一佳 @tezukakaz

大口氏による、立体視映像の歴史 http://bit.ly/aT6ZeX 実は今回の立体視ブームは3度目で、技術的には1980年以降ほとんど進歩していない事がわかる。

2010-12-06 10:57:50
手塚一佳 @tezukakaz

大口氏の立体視に関する今年3月のコラム後編。 http://bit.ly/bucFNr 米国の立体視ブームが、安価高画質なデジタル系動画機などの普及によって、高額機材による既存制作者の独占が破られつつあることに危機感を持って始まったことがよくわかる

2010-12-06 11:12:52
手塚一佳 @tezukakaz

たとえ裸眼立体視で眼鏡の問題が解決しても、寝っ転がれない以上、家庭での普及はいかがかというのがありまして。既得権側の都合での人工的ブームですから、破綻があるんですよねRT @kohjimatinosaru 寝っ転がって見られない3DTV。あんなモノはメインストリームにはなり得無い

2010-12-06 11:23:15
手塚一佳 @tezukakaz

特注の必要な高額機材による資本力独占で新規参入を阻む方式は、一見理想的安定ビジネスに見えるが、実はちょっとした技術革新で容易にひっくり返るため、実に危ういやり方だと言える。現に、フルHD映像は一眼レフ機で簡単にひっくり返えりつつある。立体視ブームも、注意が必要だろう

2010-12-06 11:35:54
手塚一佳 @tezukakaz

@mKenAkiyama それは、健全で正しい方向のお話です。ただ、業界主流は、あくまでも既得権保持の手段としての高額機材にS3Dの価値を見いだして居るのが問題であって。そんなモノ、簡単にひっくりかえるのに。

2010-12-06 12:15:28