噴進砲関係(主に海軍) H28年3月12日写真史料からも海鷹噴進砲位置を確認。
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四式射撃装置は照準及び発射時期の統制。追尾盤は各種修正量を加味しつつ砲の操作及び発射。砲は自動の場合継電器の動作を確認し、手動であれば継電器を操作して任意(基本示される)で回して発射を行う。
2017-01-06 22:05:48射撃装置側で発射管制押釦が押されると追尾盤の標示灯が点灯し発射可能を知らせる。それを確認した一番手が追尾盤上にある発射押釦を押すことで発砲電路が砲側へと繋がり、自動であれば設定した発射間隔で逐次発射され、手動であれば砲側で継電器を回して任意の発射速度で発射を行う。
2017-01-06 21:55:06射撃装置側の照準が良ければ発射管制押釦(押しボタン)を押す。これは目標への照準がちゃんと行えており、射撃するなら今だという意志表示なだけでこの状態ではまだ撃てない。
2017-01-06 21:48:37四式射撃装置で目標を照準すると、その諸元が追尾盤の受信器に伝達される。追尾盤を操作する一番(俯仰)、二番手(旋回)は目盛盤に表示された基針と合致するように追尾針を操作すると砲も連動して動く。
2017-01-06 21:43:25手動モードは手動把手で直接発砲継電器を回すことで任意の速度で 発射することができるが、この操作自体は砲側でしか行えない。 従動照準による照準発射までの流れを簡単に示すと 四式射撃装置四型(照準)→追尾盤(操作・発砲)→砲(発射) の流れとなる。
2017-01-06 21:42:54機銃と同じく従動照準を主とし砲側照準を副として運用する。 自動と手動についてだが、これは発砲継電器の操作法(28連装の場合は手動のみで名称も「発火」継電器と若干異なる) 自動モードの場合、4.5秒~9.0秒間隔での発射調整が行える。
2017-01-06 21:26:0212cm30連装噴進砲は四式射撃装置四型及び追尾盤で射撃指揮を行う。ここまでは以前から述べた通り。じゃあどうやって発砲するのかその順序について軽く説明する。 同噴進砲については従動照準及び砲側照準の二種類に分けられ、さらに細分するとそれぞれ自動と手動の二種類の発射が選択できる。
2017-01-06 21:13:07この理由として30連装では弾の発射順序を変更し、なるべく先行弾の噴射流が次弾に影響がでないよう改善されたこと、発射筒内のレールを改善し、発射機内推進弾道を改善したことによるものだと考えられる。
2016-11-20 18:44:01具体的には上下左右幅400m、遠近300m程度(噴進砲教範より)になる。しかしながら30連装の方は上下左右150m、遠近200mと28連装に比べ散布区域が狭く上下左右への散布がことのほか狭い。
2016-11-20 18:42:33噴進砲の射弾散布については砲身砲に比べてPEDが非常大きい。射弾散布の形状は低射角時は縦長の楕円形になるが射角が上がるにつれて円形、そして横長の楕円形になる。従って12cm28連装噴進砲については遠近よりも上下左右に散布する傾向がある。
2016-11-20 18:39:47噴進弾の弾道に影響を与える要因の中で修正が困難もしくは不可能なのが、噴進弾固有の製造上の誤差であったり、射出された先行弾の噴射流が次弾に影響を与えることで、これは先も述べたように修正は不可能である。
2016-11-20 18:33:22噴進弾が発射筒から離れる時期というのは、その速度は比較的小さいため、この時の地上風というのが噴進弾の弾道に大きな影響を与える。縦風は射距離に影響するが、横風については特に影響を受けやすく、横風を受けると風下に流される。この辺の偏差量については計算によって修正可能ではある。
2016-11-20 18:29:21自由弾道とは推進薬の燃焼完了から弾着点までの弾道をいう。噴進弾は点火してから燃焼完了までの間に加速するが、同時に推進薬の燃焼によって弾丸重量は逐次減少するため噴進弾の重心位置は偏位する。
2016-11-20 18:23:15噴進砲の弾道は推進弾道と自由弾道に区分されることは述べた。推進弾道とは噴進弾の推進薬が点火されてから燃焼完了するまでの間の弾道をいう。さらに細分すると発射筒内のレールから射出されるまでの間を発射機内推進弾道といい、発射筒から燃焼完了までの間を発射機外推進弾道という。
2016-11-20 18:18:04四式射撃(高射)装置三型と噴進砲用四型の違いについて。四型は三型にあった信管分劃追尾装置、旋回打消装置及び距離把頭を省略。膅軸角修正を上下苗頭修正目盛盤にて行うようにし、的速目盛鈑は四型すなわち噴進砲用に適合するよう専用の物が装着された。
2016-11-20 15:23:06四式高射装置については、もともと陸上防空用ではなく、艦艇用に開発されたもの。艦艇用一型、二型を陸上用に転用したのが陸上用の三型で12cm30連装噴進砲用は四型。よく間違えて解説される。
2016-11-20 15:06:57そこで今後の装備方法として二基乃至三基一群にして片舷前中後部の三群に配置して全周射撃ができるような方法を一例として挙げている。
2016-09-25 21:43:19瑞鶴の戦闘詳報及び検討会史料でも前後部四基だと各砲間隔が狭いため、相互に干渉してしまい、射界を制限されてしまうということ、合わせて一基の射撃指揮装置で四基の噴進砲を管制することは多数方向射撃の観点からも不適であるとしている。
2016-09-25 21:41:36【質問に答える】 「瑞鶴の噴進砲は片舷四基ではなく片舷三基説あるけど実際どうなの?」 片舷四基ずつが正解です。写真、戦闘詳報、検討会史料及び瑞鶴第二分隊戦闘配置図からも片舷四基の両舷八基であることは確実です。
2016-09-25 20:59:35以前にも澤風の噴進爆雷砲の件で取り上げた「対潜兵器懇談会摘録」には対潜噴進砲以外にも爆雷や探信義などについても触れられている。
2016-09-25 19:57:06【質問に答える】 「噴進砲は一斉に発射すると高熱で砲身が変形して使えなくなってしまうんですか?」 12cm28連装噴進砲は発射筒の耐久性に問題があり、連続発射時に変形してその後の戦闘で俯仰旋回に影響を及ぼした例が複数存在する。また一斉発射とはいっても全門同時斉射するわけではない
2016-09-23 20:14:21昨日のドラマ戦艦武蔵。何気に噴進砲装備してるんだよね。塚田氏は配置する兵がおらずそのままだったと言われているが、私の見解では試験発射後に取り外されていると考えている。 pic.twitter.com/pXfUl7vtFU
2016-09-04 14:59:17