もし流川くんが『赤毛のアン』を翻訳したら

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It happens sometimes @ElementaryGard

『赤毛のアン1章42』 ⇒ amba.to/1tek8e2 この訳も落第です。

2014-12-30 01:27:40
It happens sometimes @ElementaryGard

くみ訳 >今度オーストラリアからカンガルーが一匹やって来るのでマシュウが迎えに行ったのよと真顔で言われたら、この村の誰でも腰を抜かすところだが、カンガルーどころか養子を迎えに行ったのだという説明を受けたレイチェル夫人の驚きたるやそれ以上であった。

2014-12-30 01:28:41
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このブログ主さんの訳 >オーストラリアからやってきたカンガルーに会いにブライト・リバーにマシューが行ったとマリラが言ったとしても、リンド夫人はこれほど驚かなかっただろう。

2014-12-30 01:30:12
It happens sometimes @ElementaryGard

他の方の訳も見てみましょう。いずれも本屋に並んでいる『アン』邦訳本から。

2014-12-30 18:20:40
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山本史郎 訳 >かりに、マシューがオーストラリアから来たカンガルーに会いにブライトリヴァーまで行ったのだと聞かされても、レイチェル夫人の驚きはこれほどではなかったろう。

2014-12-30 18:23:48
It happens sometimes @ElementaryGard

岸田衿子 訳 >たとえ、マシュウが、オーストラリアからきたカンガルーをむかえにブライト・リバーへいったのだと、マリラがいったとしても、レイチェル夫人は、これほどおどろかなかったであろう。

2014-12-30 18:28:24

まめちしき。岸田は高畑アニメ『赤毛のアン』の主題歌も作詞してる。

It happens sometimes @ElementaryGard

私の方がややくどいかもしれない。けれども翻訳臭さは薄いはずです。というか翻訳臭を薬味として少し残したつもりです。大仰な言い回しからにじみ出るユーモアの感覚。

2014-12-30 01:33:33
It happens sometimes @ElementaryGard

_Anne_の魅力のひとつは、仮定法を駆使したユーモア感覚。仮定法はヨーロッパ系言語ではごくありふれた用法ですが、日本語をはじめアジア系言語にはこれに該当するスタイルがない。それで直球勝負では_Anne_のユーモア感がどうしても日本語に移しかえられない。

2014-12-30 01:39:36
It happens sometimes @ElementaryGard

私の訳が原文より長めなのは、仮定法ならではのユーモア感覚を仮定法のない言語に置きかえるための変化球。天才・流川くんがどうしてもド級天才の沢北くんを抜けられなくて、とうとう自力突破を捨ててパスを出す。これで得点する。

2014-12-30 01:44:08
It happens sometimes @ElementaryGard

キャプテンに球が行く。驚くゴリさん。そして花道くん。 pic.twitter.com/Jq6w0hDG9g

2014-12-30 01:50:08
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