【ザ・ヴァーティゴ・グレイト・エクスペリエンス】後編
◇気づいていなかったか?あなたはすでに年末年始ニンジャまつり空間の中にいるということに◇
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@the_v_njslyr
船内に、ちょっとセンチメンタルなアトモスフィアが漂う。お別れの時が近づいているんだって、皆が実感し始めたんだ。ZZOOOM……。船が揺れた。「何だ」ウエスギがザザを見た。ザザはエーテルレーダーを見て低く言った。「好ましくない事態だ」「何だ?」とザ・ヴァーティゴ。「エーテル烏賊だ」
2014-12-30 02:14:54
010100111
@the_v_njslyr
「エーテル烏賊だと?」「次元収束の流れに乗って泳ぐ超自然の存在だ」ザザが説明した。「その進行方向上で動くものは全て滅ぼす。当然、この船は奴らの標的となる……」KRAAAAASH!「「「ウワーッ!」」」ザザ以外の一同が怯んだ。ザザは宇宙船を最高速に加速!「配置につけ、お前たち!」
2014-12-30 02:17:36
010100111
@the_v_njslyr
BOOOOOM!エーテルロケット点火!ザザは銃座へ向かい、イビルヤモトは機関室へ急いだ。炉にカラテニウム鉱石をくべてエネルギーを供給するためにだ。星々が流れ去る。最高速。忙しく走り回る、旅の仲間たち。
2014-12-30 02:21:22
010100111
@the_v_njslyr
KRAAAASH!「グワーッ!」船体に損傷!なにかが裂け目に吸い出された。ガン・ドーはガム状の物体を吹き付け、急いで穴を塞いだ。ザ・ヴァーティゴは自分の身体中を叩いた。「無い……無い」「なにが」イビルヤモトが顔をしかめた。ザ・ヴァーティゴは応えた。「今……反キウイフルーツが」
2014-12-30 02:25:27
010100111
@the_v_njslyr
……「幾らでも出てくるわさ!しつこい!」『私自らが出る』「ああ?何言ってんだ!もう少し戦力を温存しないと……」『この程度の戦闘で私が消耗することはない』「畜生勝手にしろ!」「ねえ、チュロスがもっとなかった?」……。
2014-12-30 02:25:41