除夜108ツイート

矢澤家の日常 @yazawa_diary

bbfを首から下げて街をぶらつく東條希。フィルムは入ってたり入ってなかったり。撮ったあとにはあんまり興味がなくて、撮るという行為そのものが楽しい。

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絵里とのお出掛けのときにも持って行って、そしたら「かわいいカメラね」と言われて、ちょっと嬉しい。せっかくだからわたしの事撮ってよって頼まれて、初めて自分で買ったカメラで撮れた大切にしようと思える写真。

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絵里に褒められたから、みんなにも見せよーってことで部室に持っていったら真姫の食いつきがよくて「前とは違うカメラよね」「いいなあ」「ちょっと触ってもいい？」「うわあ……！撮ってもいいかしら？」「私もこれ買う」というわけでお揃いになる

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念願のbbfを手に入れた真姫と一緒に試し撮りに行くことに。「何色にしたん？」「ピンクのやつ。高かったけどかわいかったから」「うひゃー、限定カラーのやつやん。さすがお嬢様やね」。お互い、その日の一枚目は相手の横顔。

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公園にて。池で泳ぐカモや、一輪だけ離れて咲いていた花にレンズを向けて、カシャリ。「お休みの日の日中なのにぜんぜん人おらんね」「さすが都会の過疎地って言われるだけはあるわね」「あー。したら、誰も使っとらんし、真姫ちゃん遊具で遊んでよ。ウチそれ撮るから」「な、なんで私が！」

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「真姫ちゃん、ブランコ乗ったことある？」「あるわよそれくらい」「それにしてずいぶん及び腰やなあ」。ケラケラ笑ってると、真姫はムッとした表情。それも、カシャリ。「な、なに撮ってるのよ！消して！」「デジカメやないんよ？」「絶対他の人に見せないでよ！」。ふたりだけの秘密が出来ました。

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神社。さっきのお返しとばかりに、真姫にあれこれ言われながらたくさん撮られる。「やっぱり希は絵になるわね」「おーなんかそれっぽい言葉やん。どうする？ポーズとる？」。にっこにっこにーの手を作って見せたら、真姫が吹き出す。「この写真、ニコちゃんに見せていい？」

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売店でお守りを買う。無病息災。「真姫ちゃんは、勉強はお守りがなくても平気そうやからね。無理して頑張りすぎたらあかんよー？希おねーさんとの約束や」「希がお姉さんって……ま、悪くないかもね」

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「今日は楽しかったなあ」「私もまあまあ……ううん、すごい楽しかった。またこういうことしましょ、希お・ね・え・さ・んっ」。最後はふたりで並んで、自分の方に向けて。

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「この前の写真現像したのよ」「うんうん」「最後にふたりで撮ったでしょ」「そやね」「それがこれ」「ありゃりゃ、全然何写ってるかわからんね」「これで終わるの、悔しくないかしら」「真姫ちゃんは負けず嫌いやなあ」。次は来週末かな？

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現像した写真を並べて見てたら他のメンバーが来て「ふたりで写真デート！？いいなあ凛も行きたかったニャ」「メンバー間恋愛は禁止ニコ！」「ね、ね！穂乃果のことも撮ってよ！」と一気に賑やかに。

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今度はみんなで行くことになりそうで、デートはお預けやね、と真姫にウインクしたら、恥ずかしそうに視線を逸らされた。また行きたいね。西と東のカメラデート。

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おばあちゃまのお店のお手伝いをする絵里。たまにしかいない看板娘として、絵里のいる日に食事が出来ると幸せになれると噂(常連からは地獄のババアか癒しの天使か、と呼ばれる)。

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本日のお客様。「あ、絵里ちゃんだー♥今日お手伝いの日だったんだね」。ことりが家族で来て、家族で来てるわけだから理事長もいる。「あら、絢瀬さんこんにちは」「こんにちは理事長」「学校の外では理事長じゃなくて……そうね、ことりママ、なんてどうかしら」「ちょっとお母さん！」

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南家族のテーブルに行くたびにことりに「かわいいね」「すごく似合ってる」「今度の衣装の参考にしたいな」「写真って大丈夫かな？」「バイトの募集ってしてる？」「ことりも着てみたいなあ」と話しかけられて、さすがの絵里も苦笑い

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「ごちそうさまでしたー、また学校でねー絵里ちゃんっ♥」お見送りはお店の出入り口まで行って、深くお辞儀。特別混むわけでもなく、かといってガラガラってわけでもない、居心地のいいお店。

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μ'sの活動資金を工面しなくては！ということで、絵里のおばあちゃまのお店でみんなでバイト。「お店の名前、どういう意味なのですか？」「赤いサラファン、ってことなんだけど……サラファンっていうのはロシアの民族衣装で、お嫁さんになる時に着るの。家庭料理のお店らしい名前よね」

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「では、いつか絵里も赤いサラファンを着る日が来るのですね」「来るといいんだけどね。もしかしら、そのお相手は海未だったりして」「絵里に相応しくなれるよう、精進します」。見合って笑って、学校の制服からお店の制服にお着替え。看板娘が9人に増えたって話題になるかも、とちょっと楽しい。

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今日のバイトは真姫。「真姫にちょっと豆知識ね」「なに？」「ロシア語で赤はクラースヌイって発音するんだけど、美しい、はクラシーブイっていうの。ふたつとも語源が同じなのよ」「うん」「真姫のイメージカラーは赤でしょ？赤は美しい！」「ばか」。照れて赤くなった頬も、美しい

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「ニコはバイトの経験豊富みたいだし、私から教えることはほとんどなさそうね」「まあまあそう言わず♥ニコも絵里ちゃんに手取り足取り教えてほしいニコ♥」。と言ってもやっぱり基本は抑えてるのでロシア料理の話に。「ビーツっていう赤カブを使った料理が綺麗なピンク色で、きっとニコに似合うわよ」

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「ロシアにはお米を使った料理はあるのかな？」わくわくといった感じの面持ちで聞いて来る花陽。「プラオっていう料理があるわ。聞いたことある？」「うーん、ないと思います」「ピラフのことなんだけどね」「ピラフ！ロシアでも食べるんだあ〜」と嬉しそう。

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お客さんと楽しそうにお話ししてる希の頭をメニューでぺちり。「もう希！オーダーを聞いたらすぐに伝える！じゃないといつまでも料理を出せないでしょ！」「まあまあ、私が引き止めたところもあるわけだから」「ほらお客さんもこう言っとるし」「のーぞーみー！」

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「穂乃果もおうちのお手伝いするのよね」「するよー。このお店みたいにおしゃれじゃないしかわいい制服もないんだけどね」「あら、私は穂乃果のおうちのお店好きよ？純和風！な雰囲気だし、割烹着も素敵じゃない」。私の髪には似合わないかも、なんて、ちょっぴり寂しいエリチカでした。

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「凛ー、調味料が切れそうだから買ってきてもらっていい？」「了解ニャー」「ちゃんと領収書もらってきてね」「はーい」「あ、それともしよかったら、その制服のまま行ってくれたらお店の宣伝にもなるんだけどなー」恥ずかしがるかと思ったけど、案外すんなり行ってくれた。

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ニコニーのアイドルお悩み相談。悩めるメンバーの悩みを聞いて、気が向いたら助言をする。一年生には甘いけど他には厳しい。