他のメンバーと真波について話をしているとき、一言も真波について語らない東堂。真波を否定しなければ、肯定もしていない東堂。真波について語っている場面といえばインハイ三日目、真波を行かせた福富に東堂が追い付いた時かな。あのあたりもう一度ちゃんと読みなおそ。
2014-11-21 03:15:31東堂たちの卒業式の日に、いつになく寂しそうな顔の真波が「東堂さん、卒業おめでとうございます」って言って、その後言葉が出てこなくて困ったような顔をしているところに、東堂が「真波よ、まだ坂は好きか?」って聞いて真波がちょっとビックリするんだけど、【続く】
2014-11-23 17:41:58【続き】ふっと困ったような安心したような、まったくこの人は…みたいな感じで「坂、大好きですよ」って返して、東堂が「そうか。それでいい」って満足したような顔で言って、それで終わる箱学クライマーズください。
2014-11-23 17:43:29「自由に走れ」という東堂の言葉が真波に与える影響とこの時の「自由」が持つ意味について、「選択」と「自己責任論」でまとめたい。
2014-11-24 16:11:48東+真:「自転車は走ればこそ転倒しない」普段うるさい二つ上の先輩の口から聞き慣れない低い声で言葉が紡がれる。山を登る時の彼のように静かに、そして諭すように。「倒れそうになったら一歩踏み込め。そしてまた次の一歩。俺たちはそうして進めているだろう」その言葉の意味を真波はまだ知らない。
2014-11-24 20:17:50何度も言ってるんだけどさ、本当、東堂って「不可侵の領域」って言葉が似合う。かっこいいからムカつくんじゃなくて、ムカつくほどかっこいい。同じか。
2014-11-24 20:37:50これで挫折経験とかコンプレックスとかが描かれてたらコロッと東堂に転がるんだけど、それがないからいい塩梅でムカつける。安心の東堂。
2014-11-24 20:38:34女子に人気だけど、媚を売るようなことはしなくて、自分がかっこいいと思ったことをやっている東堂は、自分の信念を貫いているというか。価値判断の基準が「俺がかっこいいか否か」っていうところで、自分の芯をしっかり持ってるのが本当にムカつく。
2014-11-24 20:39:55だからこその真波への「自由に走れ」っていうアドバイスなのかと思うと、東堂ずるい。 そして真波は自由に走って自分が信じて決めたことを貫いたのなら、たとえ結果が出せなくてもかっこいいんだぞ、と言っているようなファンライドの東堂。
2014-11-24 20:41:28【真波と東堂の色と光の話】 一年間嫌でも顔を合わせてきた。遅刻をすること、かわいい幼馴染がいること、インターハイメンバー史上初の一年生だということ。東堂が真波について知っているそれらすべては、彼を形作っているものであって、決して彼の内面ではない。
2014-11-29 00:05:56【まなんちょ】 100年以上もの歴史を有する「ツール・ド・フランス」。23日間にも及ぶ激闘を繰り広げるこのグランツールに、今年、一人の日本人選手がフランスチームの一員として参戦することとなった。真波山岳。日本国内よりもヨーロッパで活躍をし、名を挙げている23歳の若手選手である。
2014-11-29 00:09:35インハイに出られなかった者たちの屍の上に立って生きている真波山岳という青年。一年目の彼には足元に積み上がったそれらではなく、頭上の青空しか視界に入ってない。
2014-11-29 20:28:04インハイ後、足元の屍に埋もれているところを東堂に引き上げられる真波。そこで教えられるのが真波の選択への答えとインハイに出られなかった者たちへの責任の取り方。
2014-11-29 20:37:22東堂は真波に敗れていった者たちの意志を受け継ぐことを、黒田は真波に敗れていった者たちが意志を託していることを、教えてあげてほしい。
2014-11-29 21:28:59