1日1ずつレベルアップしていたまるゆ その6

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1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

振り向くと、巨大な女が立っていた。なんだこいつでけえ…そして胸のでけえスイカが二つくっついてやがる…俺があっけにとられていると、女はサガシタゾイモウトヨ。ヨウヤクミツケタとガキを抱き上げた。オネーチャン!ガキは喜びしがみついた。こいつがガキの姉… [Lv13]

2014-12-14 18:26:47
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

カエルゾ、ミナガソコニキテイル。女は俺を見下ろす。イモウトガセワニナッタヨウダナ、オマエタチハテキダガレイヲイウ、アリガトウ…いや俺は別に大した事は…ん?敵?お前らもしかして深海棲艦なのか!?ソウダ、キサマタチガソウヨブモノタチダガ…オマエキヅカナカッタノカ [Lv13]

2014-12-14 18:31:32
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

なんだよ、だったらこのガキの事もそこまで心配する必要はなかったのか…まあいいや、なんか急いでるみたいだしさっさと行けよ。ソウダッタ、カンムスタチガチカクマデキテイル、イソイデシマカラハナレルゾ。なに、くそ追っ手かようっかりしてたぜ。俺もさっさとこの島から逃げないと [Lv13]

2014-12-14 18:37:23
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

俺は大慌てで荷物をまとめた。オネーチャンアイツモイッショニツレテッテアゲテ、オレイシタイ。イモウトヨ、キモチハワカルガ…ソウイエバ、オマエイマオッテトイッタカ?ああそうだよ。俺は鎮守府から脱走したからな。俺はこれから自由に生きるんだ。捕まってたまるかってんだ [Lv13]

2014-12-14 18:40:36
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

カンムスナノニカンムスノテキナノカ…フシギナヤツダナ。フム、カアサマニキイテミヨウオマエモイッショニコイ…そう言うと女は歩き出した。どういう事だ、助けてくれるのか。まあいい今は藁でもつかみたいからな。俺はついていこうとして引き返した。そして集めた木々に火をつけた [Lv13]

2014-12-14 18:44:05
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

よし、この火と煙、あいつらきっと様子見に来るだろうから時間稼ぎできるな。俺は急いで二人を追いかけた。そして、海岸に出た。するとそこには大量の深海棲艦が浜辺に居た。女とガキを見るとヒメサマ!ゴブジデシタカ!とあちこちから声が上がった。姫ってこいつらのことかもしかして [Lv13]

2014-12-14 18:48:03
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

お前、もしかして結構偉い奴なのか?尋ねるとガキは笑いながらVサインをした。まじかよ…カアサマハドコダ、ハナシガアル。すると深海棲艦たちが左右に分かれ道ができる。そして、巨大な船のようなものが近寄ってきた。よく見ると先端から人がはえてる。あれが奴らのカアサマか? [Lv13]

2014-12-14 18:53:12
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

ドウシタムスメヨハヤクココヲハナレルゾ。オネガイガアリマス、コノカンムスヲツレテイッテクダサイイモウトガセワニナッタノデス。シカモダッソウシテホカノカンムスニオワレテイルトカ…するとカアサマは俺をジロリと睨んだ。なんだこの圧迫感は…俺はただ固まっていた [Lv13]

2014-12-14 18:55:48
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

フム…ホンライナライマイマシイカンムスドモハケスノダガ…ムスメガセワニナッタノナラソウオウノレイハセネバナ…****ヨ。カアサマが誰かを呼んだすると太ももから下が艤装になった少女が現れる。こいつ、なんか春雨とかいうのに似てる気がするな [Lv13]

2014-12-14 19:26:18
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

アノカンムスヲハコンデヤレ、ダガモシヘンナウゴキヲシタラマヨワズコロセ、イイナ…ワカリマシタカアサマ…ソコノオマエ、トクベツニノセテヤル。アリガタクオモエ。そういうとこちらに背中を向けた。ここに乗れってことか…俺は恐る恐る乗った [Lv13]

2014-12-14 19:29:08
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

乗った瞬間、足場がぐらつき、俺はこけそうになり少女の腰にしがみついた。ヒャアッ!!ドコヲサワッテイル!!ハナレロ!!お前がバランス崩すからだろ、しっかりしろよ。ウルサイ、ダマレ。シズメルゾ。おー怖い…俺は腰から離れると座った。するとカアサマが声を発した [Lv13]

2014-12-14 19:33:24
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

サアイクゾミナノモノ、ハヤクココヲハナレルノダ。深海棲艦たちは一斉に向きを変えると島を離れて行った。しかし、俺の乗った少女はトロトロと進むだけで本体からだんだんと遅れていく。周囲には駆逐級の小さい奴らが数隻いるだけだ。おい、遅れてるぞ。なにやってんだよ [Lv13]

2014-12-14 19:37:07
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

ウルサイ!!ワタシハウマレタバカリダカラカアサマノヨウニマダウマクハコベナインダ、キガチルカラダマッテロ!!つってもな、このままだと気付かれて追いつかれるぞ。振り向くと艦娘の艤装の明かりが見えた。そんなに距離は離れてないってことだ…しかたねえなあ、こうなったら [Lv13]

2014-12-14 19:40:20
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

俺は少女の腰にしがみついた。ナ、ナニヲスル!!ハナセ!しがみついてるからとばせ。出ないと全員見つかってやられるぞ、早くしろ!グッ…フリオトサレテモタスケナイカラナ…そう言うと少女は猛スピードで進みだした。俺は振り落とされないようにしっかりとしがみついていた [Lv13]

2014-12-14 19:43:34
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

こうして俺は、本当の意味で鎮守府から脱出したのだった [Lv13]

2014-12-14 19:44:36
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

オイ、ツイタゾ。サッサトハナレロ。ん、そうか…わかった。少女から手を放し降りる。薄暗い中に青白く光る建物があった。これがお前たちの住処か…コッチダ、カアサマガマッテイル。はいはい、わかりましたよ。少女の後を俺はついていった [Lv14]

2014-12-15 07:14:31
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

案内された先、広い空間にカアサマと呼ばれた人物が玉座のような椅子に座って待っていた。人の姿だ、前に見た船の部分は取り外しがきくのか…ワレラノスミカヘヨウコソダッソウカンムスヨ。ドウヤラソノコモセワニナッタヨウダナ…テキイハナイヨウダ、カンゲイシヨウ [Lv14]

2014-12-15 18:30:36
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

そいつはどうも。ところでここがあんたたちの住処なのか。ソウダ…ココハ…スコシマテ。そういうと周辺から幾つもの管が伸びてきてカアサマへと繋がった。ん、んんっ…これでお前にもわかりやすく話せるだろう。先程までと違いクリアな声でカアサマは話し出した。こりゃ驚いた [Lv14]

2014-12-15 18:38:56
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

ここはお前たちで言うところの泊地だ.そして私はお前たちが泊地棲姫と呼ぶ者だ。泊地棲姫…呼ぶ者って事は他に名前があるのか?もちろんだ我らもすべて名前を持っているだがお前たちにその名は届かぬ、北方棲姫が言っていたぞ、名前を言ったが届かなかったと… [Lv14]

2014-12-15 18:46:26
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

そうだ、ノイズが走ったような音がしただけで何て言ってるか全くわからなかったな。なるほど理由はわからないがこいつらの名前はこいつら同士でしか伝わらないのか。さて、艦娘よ。お前の名前はなんという。俺か、俺はまるゆだ。まるゆ…泊地棲姫は少し眉をひそめた [Lv14]

2014-12-15 18:52:03
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

そうか、まるゆというのか。ではまるゆよお前の気のすむまでここに滞在するがよい、世話はそうだな。そこの駆逐棲姫にさせよう、よいな。ワカリマシタカアサマ…駆逐棲姫と呼ばれた少女は深々と頭を下げた。落ち着いたら北方棲姫と港湾棲姫の所へ顔を出してやるがいい [Lv14]

2014-12-15 18:55:52
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

あのガキとその姉の事か…わかった、そうさせてもらうよ。それでは下がるがよい。そう言うと泊地棲姫から管が離れていった。俺は駆逐棲姫に案内されてその場を後にした。 アノカンムスノナマエ…マサカナ… 泊地棲姫が何か呟いていたが俺には聞こえなかった [Lv14]

2014-12-15 19:00:06
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

オイオキロ、ショクジヲモッテキテヤッタゾ、タベロ。寝ていたところを駆逐棲姫に起こされた。飯ってそれくらい食堂で…オマエノコトヲシンヨウシテイナイモノモイルノダ、ヨケイナアラソイハシテホシクナイノ。ソレニオマエニワタシタチノショクジガアウカドウカモワカラナイデショ [Lv15]

2014-12-16 07:22:14
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

なるほどなあ…ってことはこの食事は?ワタシガツクッタ、タブンタベレルハズダ。わざわざありがとうよ、いただきます。駆逐棲姫の食事は確かに食べれた。しかし味というものがほとんどしなかった。もしかして調味料とかないのか、それともこいつがヘタなのか、どっちだ? [Lv15]

2014-12-16 07:26:08
1日1ずつレベルアップしていたまるゆ @maruyu_mogumogu

昼も駆逐棲姫の持ってきた飯は味気なかった。夕飯に出された付け合せのポテトサラダを一口食べて俺は箸を止めた。なあ駆逐姫ちゃんよ、お前料理下手だろ…味が全然しないんだよ。シツレイナヤツダナワタシハチャントリョウリデキルゾ、ゲンニタベラレルダロ。いや、不味いんだよどれも [Lv15]

2014-12-16 19:25:28
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