アルドノアゼロ13話まわりの感想まとめ【12日11:55更新】

メモです。ブログで書いたモノとか私が追いかけている人のツイートとか。 インクエッジさんの見立てを私が勝手に紹介するコーナーになりつつありますが、ああなるほどが多く、アルドノアゼロの違う面からの魅力が楽しめると思います。 2015年1月11日  続きを読む
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インクエッジ @02Curry

これってかつてクルーテオがコロッとてのひら返し「したようにみえる」のと同じ。彼の行動原理はまったくブレ無きたったひとつのシンプルなもの。「姫様のために」。この揺るがぬ大目標があまりにも強大であるが故、それを達成するための手段の方なんかに囚われないってだけ。ほんとクルーテオと同じ。

2015-01-12 22:52:49
インクエッジ @02Curry

姫が健やかで在るためなら、寸前まで殺し合った敵とだって平気で仲良くできる。「芯があまりにもブレないからこそ、表層の行動だけ捉えると盛大にブレてみえる」現象をスレインもクルーテオも起こしてる。彼は正気を失った亡者なんかじゃないんだよね。ただ目標達成のための「覚悟」を強くしただけ。

2015-01-12 22:57:28
インクエッジ @02Curry

なのでラストシーンも言葉どおりの「今日もご機嫌麗しゅう」。本日謁見に与りましても、姫殿下は変わらず健やかなお体であらせられ、わたくし安堵しております…という。「スレインたちが眠らせているだけで、アセイラムの心身はとっくに健康そのもの」だとこのスジがさっくり通るんだ。

2015-01-12 23:04:01
インクエッジ @02Curry

「眠らせてる」から心配でときどき確認しにいって安堵する、という行動が慣習化する。「いまだ昏睡状態から脱せないほどの重傷」「培養漕めいた機器から出ることができないほどの容体」なら、(変わらず正気の)スレインはいつまでも沈痛な面持ちでアセイラムを見つめるハズだからな。

2015-01-12 23:12:31
インクエッジ @02Curry

「わけても姫様は神の力を"呼び覚ます"身の上」 「姫様はアルドノアを"呼び覚ます"皇族の血を引く者」 「それにはじめて接触し"目覚め"させた地球人がレイレガリア(略)博士」 「私はこの血の価値によってのみ生かされているのでしょう」 「アルドノアを"目覚め"させる道具として」

2015-01-13 15:47:52
インクエッジ @02Curry

なんとなくそんな気はしていたが、本編中アルドノアドライブの「起動・停止」が比喩表現でクチにされるときは誰が何処でに関わりなく「覚醒・睡眠」で統一されていた。人民にとっての光であり同時に忌まわしき存在アルドノア…主人公たちにとってそれにあたるものがアセイラム姫、というわけだ。

2015-01-13 15:52:48
インクエッジ @02Curry

アルドノアの停止と起動には、己に焼き込まれた管理権限が必要だ。アセイラムに対する起動権の保持者こそがふたりの主人公たち。アルドノアを強制停止させるかの如く姫を停止させる…「眠れ」の令を掛けたのはスレインで、きっと「目覚めよ」と発するのが伊奈帆なんだろう。「呼んで」「覚ます」んだ。

2015-01-13 15:58:08
インクエッジ @02Curry

そういえばこのキャビア。何気に口にしたライエの「うへぇ」ってリアクションも相まって、つましい火星との対比…「ぬくぬくと自然の恩恵にあずかる地球」という一義はあろうが、筒に入った沢山の黒い球体って「停止したアルドノアチャンバー」だよな。 pic.twitter.com/riGavGibNi

2015-01-13 16:12:30
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インクエッジ @02Curry

14話は二期開幕を飾るにふさわしい微に入り細にわたる完成度がすごいのだけれど、「すごい」と言ってもそれは劇中で伊奈帆がやってるように観察し考察し実践することで成り立つよう仕掛けられた映像という意味で「すごい」から、真逆のスタイルを志向するものへの「すごい」と混同するとまぁマズい。

2015-01-13 16:17:31
インクエッジ @02Curry

アルドノアを止めよう・動かそう…「眠らせよう・目覚めさせよう」にやっきになってた一期からすると、「ずっと眠っています」「ずっと起きています」に集約されるこの14話は次のステージへの序章というカンジはするな。眠り姫を起こしにいく話になる気はするけど、それだけとは限らない。

2015-01-13 16:23:35
インクエッジ @02Curry

「目に見えるものが対象のすべてではない」「第一義だけが意味のすべてではない」てのは難儀だが、やっぱり「伊奈帆がやってるように」観て遊ぶスタイルとは最高にマッチする。「ストーリーで描かれてる内容どおりに視聴に取り組むとぴったり合う」てのは、スジのとおった作品であることの証明だ。

2015-01-13 16:27:42
インクエッジ @02Curry

面白い「から」欠点(だと感じるもの)が気にならない、というのが因果で、つまらない「から」欠点(だと感じるもの)が容赦できない、というのが因果だ。この逆なんかじゃあ絶っ対にない。

2015-01-13 17:45:30
インクエッジ @02Curry

「面白い」の言語化は「つまらない」の言語化に比べはるかに容易い。自分にとっての「面白い」が含まれたものを受け取った「結果」として自覚的に認識できた部分を書き連ねていけばそこに歪みはない。これが「つまらない」となると勝手が違う。「つまらない」とは「面白くなかった」こと。

2015-01-13 17:49:22
インクエッジ @02Curry

「面白い」が「含まれなかった」ものを受け取ったということだ。ここが歪みの要点で、「存在しなかった”面白い”を語る」コトは「面白いを生みだす」コトに準じる作業なのな。まずそんなコトはできないから、そのかわりにお手軽にひり出されるのが「面白くなかった”から”気になった部分」の言語化。

2015-01-13 17:54:36
インクエッジ @02Curry

「アンフェア」根性はこのとき発生する。同じ演出ミスとか同じ間接表現をやってるものがABふたつあり、Aには自分にとっての「面白い」が含まれていて、Bにはそれがなかった。ここで「Aに対して受け取った面白さを存分に語り、それをもって”面白い”とする」までならなぁんの不整合も出ないのに

2015-01-13 17:58:10
インクエッジ @02Curry

Bへの「面白くなさ」を言語化しようとしてその場の不満の感情に安易に流され、その演出ミスとか間接表現のメンド臭さを挙げ連ねて「だから面白くない」としはじめる。「お前アタマおかしいんじゃないのか?」ってほどの辻褄の合ってなさ。二枚舌とはこのことだ。それは「腹立ち紛れ」でしかないんだ。

2015-01-13 18:01:29
インクエッジ @02Curry

「面白くなった”から”」を前置かないのがアンフェアだ。

2015-01-13 18:02:13
インクエッジ @02Curry

「つまらない」の言語化の困難さにはもうひとつドデカイ要因がある。つまらないと思ったものに対しては、自分の目も耳も記憶も思考もありとあらゆる機能が「鈍る」ってことだ。面白くないものを相手にしたら、ロクすっぽ注意なんかできないしモノも考えられないし見て聞いたものを覚えてもいられない。

2015-01-13 18:06:02
インクエッジ @02Curry

面白いと感じるモノに比べ、面白くないと思うモノからは、すこぶる散漫に断片的に曖昧に「受け取ってしまう」のが避けられない宿命だ。どんなに足掻こうが自分の感情という強大な敵には勝つことはできない。テキトーにしか観られずテキトーにしか汲み取れないから、ミスでないものさえミスと誤認する。

2015-01-13 18:09:09
インクエッジ @02Curry

この「自分の脳のままならなさ」への警戒ができてないと、脚本がガバガバwとか設定破綻w等々「つまらない」と感じたモノには感じた即に自信満々に言いだしたくなるんだけども、まぁちょっとまて。ひょっとしたら「自分がガバガバに受け取ってる」んじゃないのか?て方をまず先に疑ってかかろうや。

2015-01-13 18:16:20
インクエッジ @02Curry

自信満々にツッコミを入れたツモリで「ただのカンチガイでした」の恥を掻きたくないなら、「自分にそうカンチガイさせた”平易じゃない表現”が悪い!」と逆ギレして無様を晒したくないなら、「キライの感情の即座の吐き出し」という甘い誘惑に、1ミリでもいいから抗ってみようや。

2015-01-13 18:20:11
インクエッジ @02Curry

その抵抗をしない…いつでも感情まかせ100%で、同じ失敗をなんべんだって繰り返す、何枚でも舌を持って都合よく使い分ける、それでまったく悪びれないようなのをオレは「恥知らず」と呼んでいるんだ。

2015-01-13 18:22:54
インクエッジ @02Curry

さらに難儀というか、別に映像作品に限ったハナシじゃないが「面白い・面白くない」「好き・嫌い」て嗜好は「良し悪し」にはただ直結しない。おおまかにだって「同化の面白さ」と「異化の面白さ」はぶっちゃけモノサシが全逆転するしな。「良し悪し」はとあるひとつの観点に絞ったときだけ成立する。

2015-01-13 18:32:55
インクエッジ @02Curry

「主人公に感情移入できる」「作品世界に自然に入り込める」「状況や心情が手に取るようにわかる」等々は、創作作品に通底する不変の尺度なんかじゃあないの。世の中は広く歴史は長く、作劇指南や評論wなんかで無条件に採用されてしまいがちなそれらの「良し悪し」が全部ひっくり返るベクトルもある。

2015-01-13 18:39:08
インクエッジ @02Curry

「言及すべき欠点」とするものの多くは「とあるひとつのモノサシ」のうえでしか成立しないもの。欠点だと指摘したいんだったら、まず先に「今回これに適用するモノサシ」の方を明らかにし「その観点においては」と前置けよと。「感情移入できない・イコール・欠点だ」なんてレベルじゃ評論?pgrだ。

2015-01-13 18:42:49
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