2015.1.13【『原発と民主主義』慶應義塾大学総合政策学部教授 阿川 尚之 氏】を読んで 東京GIGOさんのツイートまとめ

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リンク www.fepc.or.jp vol.15 原発と民主主義|Enelog(エネログ) Enelogは、電気事業連合会が運営する、今後のエネルギーの在り方を考えるWebマガジンです。「Voice Vol.15」では、「原発と民主主義」についてご理解を深めて頂けます。
東京GIGO @ekb90377

引用『原発と民主主義』慶應義塾大学総合政策学部教授 阿川 尚之 氏 fepc.or.jp/enelog/voice/v…

2015-01-13 01:54:24
東京GIGO @ekb90377

引用:福島第一原子力発電所の事故は、原発反対派を勢いづけた。彼らの影響力も増した。各種世論調査によれば、再稼働に反対する人が一貫して多数を占める。背景には原発事故が現実に起きた、生々しい衝撃の記憶がある。原発をめぐる議論は複雑で専門的である。

2015-01-13 01:54:53
東京GIGO @ekb90377

原発の仕組みや技術の細部というのは、確かに専門性が高い。だが例え文系知識人であろうとも、福島原発事故の後においては、原発が起こした(重大事故)そのものについての勘所は持つべきであろう。そして(専門的なので、一般人に意見する資格はない)ということにも、当然のことながらならない。

2015-01-13 02:03:42
東京GIGO @ekb90377

引用:私は原発を維持稼働すべきだと考えるが、確信があるわけではない。大概の人はそうだろう。であればこの問題は十分専門家の意見を聴き、議論を尽くしたうえで、手続きにしたがい民主的に決定するしかない。

2015-01-13 02:04:29
東京GIGO @ekb90377

(手続きにしたがい民主的に決定するしかない。)これは当たり前のことであって、特に意味はなかろう。(であればこの問題は十分専門家の意見を聴き)ここがダウト。これまで推進側の専門家の意見に従って民主的に決定してきた結果、あのように大失敗したので、意見採用スキームの見直しが必要。

2015-01-13 02:08:33
東京GIGO @ekb90377

引用:ただしその際、理解しておくべきことが、いくつかある。第一に、どんなに安全性が増しても、原発事故は再び起きる可能性があること。重大事故のたびに責任者は、「このような事故を二度と起こさない」と決意を述べるが、一度起きたことはまた起きる。その前提を崩してはいけない。

2015-01-13 02:09:04
東京GIGO @ekb90377

引用:その点事故の前、電力会社の前提は間違っていた。私自身トップの一人から、日本では原発事故は決して起こらないと直接聞かされた。しかし事故は起きた。人の営みにはすべてリスクがある。

2015-01-13 02:10:02
東京GIGO @ekb90377

(人の営みにはすべてリスクがある)で、許容しがたい重大リスクと、小さなリスクとを一緒にしようとしているのがダウト。それにそもそも(騙された!?)とは思わないのだろうか?(しかし事故は起きた。人の営みにはすべてリスクがある。)でなぜスンナリ納得できるのだろう?

2015-01-13 02:13:27
東京GIGO @ekb90377

引用:日本では交通事故で二時間に一人死んでいる。それでもリスクを上回る便益が得られるし、官民の努力でこの四半世紀、死者の数が約四分の一までに減ったから、自動車を利用する。廃止の議論はない。原発も同じだ。

2015-01-13 02:14:17
東京GIGO @ekb90377

同じではない。自動車を大八車にもどしたら、日本社会は崩壊する。だが、原発がなくても、高効率の火力発電や、水力発電があれば、日本社会は困らない。風力や太陽光がこれらに並んで低コストになるのも、いずれ時間の問題でああろう。

2015-01-13 02:15:41
東京GIGO @ekb90377

引用:原発再稼働の議論の争点は、絶対の安全が保証されるかではなく、事故のリスクをどこまで極小化できるか、被害をどれだけ最小にできるか、リスクとコストを上回る便益があるか。それに尽きると思う。

2015-01-13 02:16:18
東京GIGO @ekb90377

原発過酷事故のコントロールは人間の手に余るし、被害最小化も限定的である。福島原発4号機プールが炎上しなかったのは、全くの天佑神助、八百万の神々のご加護である。このような原発過酷事故のリスクを上回る便益など、存在しない。そもそも原発のコストは高いので、最初から便益はない。

2015-01-13 02:17:52
東京GIGO @ekb90377

引用:第二に日本が原発をやめても、事故の脅威はなくならないこと。新興国はこれから原発を多数建設する。中国沿海部の原発で深刻な事故があれば、影響は日本にも及ぶだろう。

2015-01-13 02:18:19
東京GIGO @ekb90377

中国沿海部の原発事故と、福井だとか九州だとかの原発事故と、我が国にとってどちらがより被害甚大か?考えて見るまでもない。

2015-01-13 02:19:59
東京GIGO @ekb90377

ちなみに中国は原発を増やしているが、それ以上に再生可能エネルギー(水力、風力等)を増やしており、原発に傾斜を深めている訳ではない。あらゆる手段を使って電力供給を増やそうとしている一環である。その彼らでさえ、福島原発事故を見て、原発建設を一時中止した(最近になって再開したが)。

2015-01-13 02:22:37
東京GIGO @ekb90377

引用:核拡散の恐れもある。しかも原発技術を失えば、日本は新興国での事故対応と核拡散防止に貢献できない。

2015-01-13 02:23:20
東京GIGO @ekb90377

ここは、何度読んでも意味不明だった。NPTスキームの堅持・普及により、世界の核拡散を防止する。それは良いとして、日本の電力会社がロートルの商業用軽水炉を再びバンバン動かすことが、世界におけるNPTスキームの堅持・普及に、いったい何の貢献をもたらすのか?

2015-01-13 02:24:33
東京GIGO @ekb90377

引用:日本だけ原発をやめるのは解決にならない。事故が起きたからこそ、原発の安全性を高め事故対応の技術と体制をさらに進化させるのが、責務だろう。それは世界の安全保障上も重要なことである。

2015-01-13 02:25:25
東京GIGO @ekb90377

電力会社の既存の軽水炉に、小手先の改修を加えて再稼働する。それが一体どうして(原発の安全性を高め事故対応の技術と体制をさらに進化させる)ことになるのか?(世界の安全保障に対する貢献)になるのか?

2015-01-13 02:27:28
東京GIGO @ekb90377

こう言うと身も蓋もないが、原子力発電は、先のない技術、先のない産業なので、早め早めに止めて、速やかに損切りするのが賢明であろう。我が国が率先してそれをやってみせることが、むしろ世界に対する責務ではないだろうか。

2015-01-13 02:28:56
東京GIGO @ekb90377

引用:二十世紀前半に活躍した有名なオリバー・ウェンデル・ホームズ合衆国最高裁判事は、「人生は実験であり、我々は常に不完全な知識に基づく予測に頼って、ものごとを決めて行かねばならない」と述べた。

2015-01-13 02:29:43
東京GIGO @ekb90377

人生訓としてすぐれた言葉であることは同意したい。

2015-01-13 02:30:31
東京GIGO @ekb90377

引用:この言葉は原発の安全性にもあてはまるし、民主的な決定の本質でもある。

2015-01-13 02:31:02