左右/あらゆるものは「左右」に通ず! 學燈社 を購入。 神話から宇宙まで網羅的に掲載されているのが良いね。特に、文化面に詳しいので助かる
2010-11-17 22:55:37科学もそうだけど、文化面における左右はみんな適当に言ってるので本当に困る。左上位ではあるが、それは南面する天皇から見たら東が左(ひでりが語源とされる)からで、庶民にしてみれば右が上位になる(庶民が天皇の立場に立つことはないから)。つまり、誰から見て、あるいはどちらが東かの方が重要
2010-11-19 16:32:48「歌舞伎や能の入場が左なのは、左が死を意味するからであろう」などと書かれている。これは、舞台の下手(左)が西にあるのに通じるのではないか
2010-11-19 16:54:03もう一つ、日本が古来から左優位だったのだとする説は、やはり古事記のイザナギとイザナミの婚姻において左回りが優位だったからとするもの。ただこれも中国の影響を免れないし、左回りと右回りの定義が曖昧。本当に時計回り=右回りだったのかはわからないのである
2010-11-22 11:05:18源平合戦は、西に平氏、東に源氏。関ヶ原も、西軍が石田三成で東軍が徳川家康。日本の地図に当てはめると、負けるほうが左になってるのも偶然でしょうが面白いですね
2010-11-22 11:34:59右上位左上位。完全なる左上位な文化は存在しない。左・右上位においては、右手上位となのか、空間的右上位なのかを見極める必要がある。日本の朝廷は中国(唐)の影響で左上位だったけども、これは、天使南面すで「東」が左に来るからで、左が上位なのではなく「東」が上位だと解釈すべき
2010-11-29 11:56:24文化面の左右に関して、左右の概念の無い言語系に着目した。この言語系は、元々左右があったが廃れてしまったのか、そもそも最初からなかったのか。恐らくポイントとなるのは、左右を何によって決めているか。自身の体で決めたか、外部の空間で決めたか
2010-12-01 13:50:32インドなのは右手、左手の区別が顕著だけども、「右手」優位があって、空間的な「右」が優位になったのだと思われる。一方、日本や唐の朝廷における「左優位」は南面した場合の東が左に来るからだろう。つまり、東優位があって左が優位となったのだろう
2010-12-01 13:53:19右優位云々を語る際は、その優位性が右手など人間の部位から空間に発展したのか、空間から人間の左右へと落とし込まれたのかで区別すべきかも知れない。
2010-12-01 13:54:38聞き耳に関する調査は日本だとある世代でガラッと変わるだろう。40代までは左耳が多く30代くらいから徐々に右耳が増え、20代前半くらいから右耳が圧倒的になるのではないか
2010-12-01 14:18:27【左右に関する本】 もし「右」や「左」がなかったら―言語人類学への招待、井上京子、ドルフィン・ブック。言語文化から見た空間の切り分け方について。左右の概念の無い言語系の存在など。
2010-12-02 00:19:06【左右に関する本】 左右を決める遺伝子、柳沢桂子、講談社。Lefty遺伝子なども掲載されているが、新しすぎる研究のため詳しくはない。どちらかというと、発生学
2010-12-02 00:20:36【左右に関する本】 生命世界の非対称、黒田玲子、中公新書。生物から、アミノ酸やDNAの左右に関して。対称操作に関しても載ってるのが良いと思います。
2010-12-02 00:22:30【左右に関する本】 右と左の話、君塚幹夫、青土社。日本は古来から左優位ではないとする本。根拠となる資料が示されているので便利です
2010-12-02 00:25:20【左右に関する本】左右/みぎひだり、學燈社。建築や、文学、芸術よ生物に物理と左右に関する読み物が詰まっている。広く知るには良い本
2010-12-02 00:26:42【左右に関する本】美術における右と左、中森 義宗 衛藤 駿 永井 信一、中央大学出版部。白黒ではあるものの、資料がまとまっている。んが、事実のみが列挙されているので、便覧的使い方が良いか
2010-12-02 00:28:43【左右に関する本】 自然界における左と右、マーティン・ガードナー、紀伊國屋書店。左右に関するタネ本。これを越えるものを書きたい
2010-12-02 00:29:37【左右に関する本(未読)】非対称の起源、クリス・マクナス、講談社。目次を読む限り、文化系から見た、左右のまとめという感じだが、ガードナーさんを超えてないなと感じる。
2010-12-02 00:32:44