日本サッカー協会の実態～問題意識の共有へ、「サッカー批評49」に込められた想い

@knt_m

明日発売になる『サッカー批評49』で、私は犬飼基昭前ＪＦＡ会長のインタビューを掲載しています。奇しくも会長最後のインタビューと辞任後初のインタビューを書くことになりました。内容は私にとって驚くべきことばかりです。

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どうか皆さんにも今の協会の実態を知ってもらい、問題意識を共有してもらいたい。今のままの体制、体質では私たちの大事な日本サッカーが壊れてしまう、私はそう思っています。特に日本の育成がなぜ進まないか、そういうもろもろの原因がよくわかるはずです。そしてもちろん会長交代劇の真相も。

@knt_m

もちろん犬飼前会長の言っていることがすべて正しいなどとは私は思っていません。だけど前会長が大きなリスクを負って話してくれた協会の現状について私は胸がふたがれる思いでした。

@knt_m

犬飼さんという人物は毀誉褒貶のある人だとは思いますが、どうか皆さんには一事が万事ではなく、是々非々の視点で読んでもらいたいと思います。大事なのは私たちの愛する日本のサッカーです。

@knt_m

私は書き手としてよりも日本のサッカーを大事に思うひとりの人間として、明日発売の『サッカー批評』で犬飼さんが語っていることをたくさんのサッカーファンに読んでもらいたいと強く思っています。もちろんみんながみんな同意見ではないでしょう。それでいいと思います。どうかよろしくお願いします。

@knt_m

日本のサッカー界の成り立ちを考えて下さい。自分の住んでいるところには市町村協会があって、その上には都道府県協会があります。JFAが実質的に統括しているのはここまでです。都道府県協会は競技登録者の代表ということになっています。

@knt_m

その都道府県協会（地方協会）は本来、理事会や評議員会を通じて直接日本協会にものを言える立場にあるはずのポジションなんですが、実際にはそうなっていません。それは地方協会にも問題があります。

@knt_m

日本のサッカーにはたくさんのファンがいますが、どれだけたくさんいてもそれはただの傍観者、つまり無関係扱いなのが協会です。発言権がどこにもないし、反映されることもない。皆さんがどれだけ真剣に何かを言ってもどこにも届かないんです。

@knt_m

だけど、都道府県協会は実際にはとても小さな組織なんです。声は届きやすい。そこを考えて下さい。要するに地方選出の代議士と同じなんです。

@knt_m

メディアにはメディアの役割や使命があると私は思っています。だけどメディアには無関係な人間にもやはり役割や使命があるのではないかと思うんです。「好き」だというそのことだけを根拠にして。文句ばかり言っていたって何もはじまりません。

@knt_m

私は正義の味方でもなんでもありませんが、おそらく皆さんと同じようにサッカーを好きだということにかけては一歩も引く気はありません。自信をもって誰に対しても「サッカーが好きなんだ」と言います。そこが大事なんだと私は思うんです。

@knt_m

サッカーは何かの上じゃないかもしれないけれど、絶対に何かの下ではない。この考え方って間違っているでしょうか？人それぞれでいろんな考え方があっていいし、そうあるべきだとも思いますが、少なくとも個人の利害だけで私たちのサッカーがねじ曲げられるべきではないと私は思います。

@knt_m

自分のサポートチームには関係ないなどとは絶対に思わない方がいい。そんなことはちょっと考えればわかることです。私は出版社の人間ではないし、印税だって関係ない。とにかく今日10日発売の『サッカー批評49』を読んで下さい。お願いします。

和泉彼方＠12日：ル－42ｂ：萌え尽きて。 @kanata0954

以下に、「サッカー批評49」発売後、12日日中のミカミカンタ氏のツイートを追加しておきます。

@knt_m

ところで『サッカー批評49』に書いた犬飼さんの記事ですが、本文中にもある通り、田嶋幸三さんと川淵三郎さんにも取材申請をしていますが断られています。

@knt_m

「一方的記事だ」と思われる方もいるようですが、私が取材をしたくないのではなく、両氏が取材を拒否しているんだからどうしようもない。だからこそ慎重にならざるをえなかったし、10名を超える方からの裏付けも取ったんです。

@knt_m

田嶋、川淵両氏はすでに私の記事を読んでいます。両氏には今後も取材申請を続けます。私だってそりゃ話が聞きたい。