犬神佐兵衛一代記〜佐兵衛翁の望みとは?〜

青沼静馬研究で追随を許さないエスカルゴさんと、女性横溝ファンの対話で導き出した、犬神家と佐兵衛という男の横顔。(注:バリバリネタバレです)
書籍 文学 小説 横溝正史 犬神家の一族
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エスカルゴ @escargottt
自由研究、とか、千金、とかの言葉を見るたびに、犬神家が佐清を巡る物語だったことをどう論証しようかなあ、と思う。私だけが納得しても意味ないのが難しいところだ。
やまもと@探偵堂 @Chizu_Yamamoto
@escargottt 前から思ってたんですが、佐兵衛は珠世に財産ゆずりたかったし、まあ、犬神の孫ともくっつけて血統をひとつにしたかった、っていうのが最晩年の願望ですよね。でも若い頃は菊乃を正妻にしようとして、静馬を跡取りにするぐらいの愛情をもってて→
やまもと@探偵堂 @Chizu_Yamamoto
@escargottt →でも青沼親子が失踪した後は、特に財力と権力で探し出すこともしないで、なんか諦めて、その結果、落としどころが珠世&犬神男子の結婚に落ち着いたんですかね。 一時は自分の家にいれようと思ったぐらいなのに、あっさり諦めてる印象がなんとも不可解で。
エスカルゴ @escargottt
@Chizu_Yamamoto それについては、晴世至上主義で説明がつくんです。静馬に愛があったと仮定すると、代替的存在はないので、遺言で静馬を冷遇した愛の冷め方に疑問が残ります。しかし、晴世に通じる菊乃に愛があったと仮定すると、珠世が現れたことで菊乃がどうでもよくなったのでは
エスカルゴ @escargottt
@Chizu_Yamamoto そしてそもそも菊乃を好きだったのも晴世の代替としてだとすれば、見も世もなく菊乃を求める理由もないんです。むしろ、晴世との娘も存命なのですから、犬神家や土地を捨てようとは思わなかった。けれど、せっかく晴世(の代替)と結婚できそうだったのを邪魔された
エスカルゴ @escargottt
@Chizu_Yamamoto だから、松竹梅はより嫌いになったでしょうね。けれど、探しに行くほどではない。大事な晴世との間の、大事な娘はまだ野々宮家にいたんですから。そして数年後、珠世が産まれた。晴世にそっくりな、美しい孫が。それはもう可愛かったでしょう。しかも、引き取れた。
エスカルゴ @escargottt
@Chizu_Yamamoto 佐兵衛の頭は珠世可愛いでいっぱいですよ。そして自分によく似た佐清で、あ!これ俺達結婚できるじゃん! その結果があの、菊乃を無視して静馬を利用した、遺言です。そう考えると、ぞっとするほど納得できるんですよね
ひなてつ @hinatetsu1
@Chizu_Yamamoto @escargottt 横からすみません・・・佐兵衛翁は理由は何であれ非常に年の離れた大好きな人に逃げられた(捨てられた)という感情を持っていたのでは?と思っています。きっと探さないし、探せなかったのではないでしょうか。
エスカルゴ @escargottt
あれ?もしかして私、ちょっと佐兵衛に偏見持っちゃってる??か???
ひなてつ @hinatetsu1
@escargottt @Chizu_Yamamoto ああ、こちらこそ申し訳ないです(;´Д`)忘れてくまさいー
エスカルゴ @escargottt
@hinatetsu1 @Chizu_Yamamoto すいませんちょっと待ってください、佐兵衛の純愛に頭がちょっとうまくシフトしなくって、少々お待ちを
エスカルゴ @escargottt
やばい、ひなてつさんの意見が美しい過ぎて頭が混乱してる。もしかして佐兵衛と菊乃のエピソードって純愛か。純愛なのか。
やまもと@探偵堂 @Chizu_Yamamoto
@escargottt @hinatetsu1 ああ!佐兵衛視点だと突如行方をくらませた、になるんですね。なるほど。そう考えると菊乃を追わなかった理由は分かるような気が。そうなるとなお静馬は不憫ですね。
やまもと@探偵堂 @Chizu_Yamamoto
@escargottt @hinatetsu1 謎の発端が市川劇場版で「佐兵衛翁の望むとおりになったんです」みたいな台詞があって、それきいたときに、「はて、佐兵衛の望みってなによ?」と思ったんです。
エスカルゴ @escargottt
@Chizu_Yamamoto @hinatetsu1 たぶん晴世との結婚です。それを、珠世と佐清の結婚で擬似的に叶えたので、佐兵衛の思い通りになったとは私も思ってます。または、菊人形的には、珠世の父親顔でバージンロード歩きたかったんじゃないですか?
やまもと@探偵堂 @Chizu_Yamamoto
@escargottt @hinatetsu1 ああ、なるほど。たしか菊乃は春世の姪っ子でしたっけ。血縁だし、あくまで春世への恋慕が一本あるわけですね。いや、珠世にいったり、静馬にいったり、佐清が佐兵衛に似てたりと、大弐さんとアレだったりと、いろいろ考えました。
エスカルゴ @escargottt
@hinatetsu1 @Chizu_Yamamoto いえ待ってください!私脳内完全に佐兵衛が晴世至上主義で、菊乃との純愛の可能性とか全然考えてなかったんです!むしろ貴重な意見なのでどうか行かないでください!!
エスカルゴ @escargottt
ということは、遺言で菊乃に触れていないのも、巻き込まないためかな。どんな形であれ遺言に名前を出してしまったら、平和に生きてる菊乃をまた犬神家に巻き込むことになるから。なるほど。では静馬はどうなる。
エスカルゴ @escargottt
@Chizu_Yamamoto @hinatetsu1 この場合の問題は、佐兵衛が松竹梅の乗り込みを知ってたか、ですね。また、知っていても、だからこそ、松竹梅の危険さをより感じて、あえて連れ戻さなかった、探さなかった可能性もあるわけです。
やまもと@探偵堂 @Chizu_Yamamoto
@escargottt @hinatetsu1 そこなんですよねえ。知らなかった方が納得できます。知ってたら佐兵衛の力でなんとかできたんじゃないかと。いかに松竹梅がエグくても、菊乃同様かなり若い(しかも、下二人はたしか未婚)の女性なら、父権の強い時代なので押さえはききそうな。
ひなてつ @hinatetsu1
@escargottt @Chizu_Yamamoto 松竹梅のやったことは知らないんじゃないかな。探さないのは、何ていうか「お爺ちゃんが若い子に逃げられた」というプライドと男としての引き際と・・・で、佐清に若き日の自分を見るようになった、とか。
エスカルゴ @escargottt
@Chizu_Yamamoto @hinatetsu1 でも、松竹梅は逃げた菊乃の居所を掴んで乗り込んだわけで、それに気付かなかったとすると、才覚のあった佐兵衛にしては間抜けな気がするんですよね
やまもと@探偵堂 @Chizu_Yamamoto
@hinatetsu1 @escargottt これをきっかけに老いた、青春は終った、って印象をうけます。ひなさんの論。 あと佐兵衛間抜け説ですが、松子の知恵と手腕が、佐兵衛とある種、拮抗してたということでしょうか。作品も佐兵衛の遺言と渡り合って戦うのは三姉妹では松子、あと静馬。
ひなてつ @hinatetsu1
@escargottt @Chizu_Yamamoto 旦那さんの知らないトコロで奥さんが愛人宅に乗り込んだ的な。女vs女バトルには男は意外と蚊帳の外とか。
エスカルゴ @escargottt
@Chizu_Yamamoto @hinatetsu1 だとすると、そんな佐兵衛の場合、遺言の目的ってなんなんでしょう。若い娘に逃げられて、愛した孫をこっそり引き取って、青春の夢を見たんですかね。松子は、遺言と戦ったと言うよりは遺言の中で行動したイメージです。あくまで遺言のもと
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コメント

やまもと@探偵堂 @Chizu_Yamamoto 2015年1月31日
ざっくりとですが流れないうちにまとめておきました〜
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