犬神佐兵衛一代記〜佐兵衛翁の望みとは?〜

青沼静馬研究で追随を許さないエスカルゴさんと、女性横溝ファンの対話で導き出した、犬神家と佐兵衛という男の横顔。(注:バリバリネタバレです)
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探偵堂(やまもと) @Chizu_Yamamoto

@escargottt @hinatetsu1 そうなんですよね。松子は知らず知らずのうちに佐兵衛の望みを叶えてた、という面もあるんですよね。戦いつつも。となると、佐兵衛の遺言がまた混沌に満ちてくるです。

2015-01-30 21:54:31
エスカルゴ @escargottt

@Chizu_Yamamoto @hinatetsu1 佐清が佐兵衛に似てたのは大きかったと思います。昔の自分と晴世を見てる気持ちになったからこそ、擬似的結婚が可能だったのでは、と。

2015-01-30 21:46:48
エスカルゴ @escargottt

菊乃と晴世は似てたのか、が、一番の問題なんだよな。似てなければ、菊乃とのことは二度目の恋だし、似てたら…………

2015-01-30 21:47:50
探偵堂(やまもと) @Chizu_Yamamoto

@hinatetsu1 @escargottt 同じ面影の女性に、二度失恋するというのは……しかも中年になってからは……キツイはず。

2015-01-30 21:55:26
ひなてつ @hinatetsu1

@escargottt 似てたらかなり説得力が!でも、雰囲気とか佐兵衛翁にしか解らない共通点とか。すると、去られた時のショックは考えただけで・・・心身ともに老いたのではと・・・

2015-01-30 21:54:18
探偵堂(やまもと) @Chizu_Yamamoto

@escargottt @hinatetsu1 ああ、なるほど。そういうことなら、佐兵衛の愛着は、青沼親子から、親子の行方不明を経て、孫の方へと移ったと納得できます。

2015-01-30 21:49:34
エスカルゴ @escargottt

@Chizu_Yamamoto @hinatetsu1 孫というか、まんま珠世ですね。ただ今回は、自分で結婚しなくても、代替の佐清がいた、という感じです

2015-01-30 21:55:33
エスカルゴ @escargottt

@Chizu_Yamamoto @hinatetsu1 また晴世と結婚できなかった。晴世はまた、手の届かない所へ行ってしまった。だとすると、佐兵衛の中で、菊乃はもう、そのときに、死んでしまったのかもしれないですね

2015-01-30 21:57:12
探偵堂(やまもと) @Chizu_Yamamoto

@escargottt @hinatetsu1 ああ、なるほど。気力をふるって菊乃の行方を探す、なんて難しかったかも。心折れた可能性は大きいですね。中年の金田一さんも『女怪』の後ショックで北海道放浪してるぐらいですし。

2015-01-30 21:59:32
エスカルゴ @escargottt

すごい。登場人物へのイメージって、人によってこうまで違うんだ。佐兵衛なんか、絶対性悪じじいだと思い込んでたよ、私。

2015-01-30 21:53:38
探偵堂(やまもと) @Chizu_Yamamoto

@escargottt 作品そのものも、佐兵衛もいろんな面がありますよね。私も学会の発表原稿作るまで佐兵衛のイメージは意地悪ジジイでしたわww いろんな映像化があって、若干佐兵衛のイメージもズレあって、佐兵衛の意思について考えました。

2015-01-30 21:57:24
エスカルゴ @escargottt

@Chizu_Yamamoto 意地悪じじいどころか、初恋拗らせくそじじいと思ってましたよ。初恋の人と結ばれなかったから愛人三人持ってみましたってなんだ。あほか。

2015-01-30 22:03:23
エスカルゴ @escargottt

@Chizu_Yamamoto @hinatetsu1 佐兵衛の遺言が一番打ち砕かれたパターンは、珠世が誰とも結婚しなかった場合だと思います。だから、佐兵衛の孫たちが犬神家を拒否していたら、犬神佐兵衛は本当の意味で死んでたし、犬神家の面々は佐兵衛から逃れられたんでしょうね

2015-01-30 22:00:06
探偵堂(やまもと) @Chizu_Yamamoto

@escargottt @hinatetsu1 犬神家解散、ですね。でも愛情に飢えてた一族は代替のように金を求めてしがみついた。それが見えてたんでしょう佐兵衛には。それであの遺言に。

2015-01-30 22:01:35
ひなてつ @hinatetsu1

@escargottt @Chizu_Yamamoto 何となくなんですが、佐兵衛翁って静馬にあまり興味が・・・だからというか静馬側からすると母が松竹梅にボコられるイメージしかなくて犬神家は敵!フゴー‼かなぁと。

2015-01-30 21:59:48
エスカルゴ @escargottt

@hinatetsu1 @Chizu_Yamamoto 佐兵衛は静馬に興味も愛もないです。あの 鬼のような遺言から見ても。問題は静馬の方で、静馬にとって菊乃がどれくらい母親だったか、なんですよね

2015-01-30 22:02:00
探偵堂(やまもと) @Chizu_Yamamoto

@escargottt @hinatetsu1 静馬ー菊乃の親子関係もなかなか謎ですよね。

2015-01-30 22:02:39
探偵堂(やまもと) @Chizu_Yamamoto

@escargottt @hinatetsu1 養子に出されてたし、菊乃も再婚したりするし、親子ともども顔は変わるし、目も見えなくなるし、ものすごい親子ですね。

2015-01-30 22:07:04
エスカルゴ @escargottt

@Chizu_Yamamoto @hinatetsu1 津田の両親の存在を忘れてはいけません。また、菊乃と静馬が会う機会も、数年に一度程度だったのです。どうやら実の母親らしい、たまに、やってくる人、なわけです。

2015-01-30 22:05:53
エスカルゴ @escargottt

@Chizu_Yamamoto @hinatetsu1 松竹梅の三人は、とにかく犬神家が欲しかったんでしょうね。自分は犬神佐兵衛の娘だ、というのが、三人の矜持だった印象です。

2015-01-30 22:04:33
探偵堂(やまもと) @Chizu_Yamamoto

@escargottt @hinatetsu1 でも決定的な実権は三人娘にもその婿にも渡さず死んじゃったと。それだけに、特に長女の松子の矜持はケタはずれですよね。

2015-01-30 22:05:34
エスカルゴ @escargottt

@Chizu_Yamamoto @hinatetsu1 松子が佐清を、犬神家の総領息子だと言うシーンに、打ち砕かれた松子の矜持が見えますね。

2015-01-30 22:06:55
探偵堂(やまもと) @Chizu_Yamamoto

@escargottt @hinatetsu1 「昔なら殿様だ!」って言いますもんね。それに竹子は梅子のこと「梅ちゃん」って呼んで、すぐ相談しにいきますが、松子はちょっと別格というか、二人から一段離れてる印象です。

2015-01-30 22:11:35
エスカルゴ @escargottt

@Chizu_Yamamoto @hinatetsu1 長女の矜持でしょうね。とはいえそれも、姉妹だから成り立つことで、長男である静馬の存在は、本当に疎ましかったことでしょう

2015-01-30 22:12:32
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