【第24回】東北食べる通信・車座座談会■12月号特別企画■

東北食べる通信 @taberume

第24回「東北食べる通信・高橋博之編集長と語る車座座談会」スタートしました。今日は京橋プラザ区民館にて開催しています。 facebook.com/events/8909310… #東北食べる通信 #車座座談会 pic.twitter.com/p87rO7RHOg

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今日は青森県佐井村牛滝地区出身の若者・中西一真くんが駆けつけてくれました。 #東北食べる通信 #車座座談会 pic.twitter.com/AWxdleaXCa

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中西くん：牛滝のみんなが家族。今回来てくださった皆さんと顔見知りになって、少しずつ親密度を上げて、牛滝の家族の輪を広げていきたい。 #東北食べる通信 #車座座談会

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もっと東北食べる通信のことを知りたいという女性が岐阜から、また京都の男性が、参加しています。消費者と生産者をつなげたいという想いに共感されたそうです。 #東北食べる通信 #車座座談会

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消費者は神様ではない。しかし、必ずしも消費者だけが悪いわけではない。生産領域の情報が不足している（消費者に伝わりきっていない） #東北食べる通信 #車座座談会

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ぼくらのやろうとしていることは、一次産業の三次産業化。今世界的には、一次産業の二次産業化が進んでいる。この大規模化・効率化という流れは避けられない。 #東北食べる通信 #車座座談会

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食の二次産業化が進めば進むほど、アイデンティティの喪失が加速する。例えば、伝統芸能。 #東北食べる通信 #車座座談会

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地方は、生き残るために経済効率の観点で「中央のもの」を取り入れてきた。しかし、それに伴い「精神」を少しずつ削がれ、そこに住む意味を失いつつある。 #東北食べる通信 #車座座談会

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やはりバランスが重要。「中央のもの」もある程度取り入れつつ、それと対にある、精神的に豊かなものをしっかり取り入れることをやっていく必要がある。 #東北食べる通信 #車座座談会

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東京にいると舌だけでしか味わえない。しかし一度、生産者と知り合ったり、彼らのストーリーを知ってしまったら、頭でも味わうようになる。 #東北食べる通信 #車座座談会

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「いかに一回きりの消費にさせないか」が重要。「他に安いものがあるかもしれないが、この人が作ったものを食べたい」という関係性がもっと育まれれば、生産者も消費者も救われる。 #東北食べる通信 #車座座談会

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関係性が築かれて初めて「共感」が生まれる。生産者と消費者の垣根を超えて、自分の利害を顧みらずに支え合う。自然災害が多く、単身世帯が増加している日本において、この共感しあう関係をもっと作りたい。 #東北食べる通信 #車座座談会

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日本の都会は、完成された消費社会。楽・快適・便利を追求し過ぎると、波乱も困難も発生しなくなる。そうなると生きている実感が薄れていく。 #東北食べる通信 #車座座談会

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アタマとカラダの関係は、都会と地方の関係に似ている。どちらに偏りすぎてもいけない。バランスをとることで、生存実感が湧く（命に喜びを感じるようになる）。 #東北食べる通信 #車座座談会

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みんな（特に都会の人）、どこかしら身体性を取り戻そうとしている。例えば、、養老孟司さん曰く、今どんな展覧会をやるよりも人体展をやるほうが人が集まる。 #東北食べる通信 #車座座談会

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また、新社会人の研修先や、お母さんが子供たちを夏につれていく先に、地方の自然の多い限界集落を選択することが増えている。 #東北食べる通信 #車座座談会

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高橋博之編集長の話が終わり、これから参加者みんなで語り合う時間です。 #東北食べる通信 #車座座談会

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岩手県西和賀町出身の女性：自分の知らない「東北」が東北食べる通信にあった。生産者の悲しみや苦しみや喜びを知って、そして作って食べることで二倍も三倍も美味しくなる。 #東北食べる通信 #車座座談会

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成熟した社会に生まれてきた、お腹いっぱいに食べることが普通の、今の若い世代には、誰かの役に立つことで幸福を感じる人が多い。 #東北食べる通信 #車座座談会

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中西くん：育ったところは何が何でも失いたくない。地元の集落に帰った時に誰も居ないふうにしたくない。牛滝を残していくために、限界集落という現状を指を咥えて眺めるのではなく、一回外に出た人間としてしっかり自分の力を発揮していきたい。 #東北食べる通信 #車座座談会

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命に直結する、「食」と「エネルギー」を今までどおり大きなシステムに依存していては危うい。少しずつ自分たちの手元に取り戻していくことが必要。 #東北食べる通信 #車座座談会

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漁師たちの目線より上の高さの波が来ることがある。命を懸けて魚を獲っているのに、スーパーに行くと割に合わない値段が付けられていて、愕然とする。 #東北食べる通信 #車座座談会

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関係性の中でもっとも理想なのが、「友達」。漁師と「友達」になれば、値段や食味やカロリーのような消費者目線だけで見なくなる。大きな流通システムに託すのでなく、「友達」に手渡しできるようになれば理想。 #東北食べる通信 #車座座談会

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タラは1本1本箱詰めしている。大漁は嬉しい事だけど、反面帰港してからが大変。重さを測って、オスメスを選別して・・・と、長い時には9時間近く箱詰めに費やされる。そして、その地区全体で大漁だと、タラの価格自体も下がってしまい、二重苦となる。 #東北食べる通信 #車座座談会

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刺し身は、いつ食べるのが一番旨いか。実は、獲れたてよりも、刺し身や柵の状態でラップして、冷蔵庫に2〜3日置いた方が旨くなる。 #東北食べる通信 #車座座談会