【二次創作】「神ケ谷真澄の手記」【刀剣乱舞】

DMMの刀剣乱舞の二次創作。 審神者神ケ谷真澄の手記をまとめたもの。 神ケ谷真澄。32歳。 巫術の家系に生まれながら、才能に恵まれたが一方で病弱な体で別宅にて幼少期より生活をしていた。 一部ページが破られているようだ。
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深水宵智 @cthu_nk

神ケ谷真澄の手記51 私が不安な顔していたせいか、清光が心配していた。隠していても仕方ないし、隊長である彼には髪を梳かしながら、先日の星詠みを知らせておいた。彼も少し不安そうにしていたが、それでも、俺がいるから大丈夫だよと言ってくれた。このまま、正夢みたいにならなければいい。

2015-02-17 15:42:11
深水宵智 @cthu_nk

神ケ谷真澄の手記52 先日の星読みが間違っていたかのように何も起きない平和な日々が続いている。彼らに任せた務めも、順調に進んでいるようだ。しかし、歴史改変を企てる一派を殲滅することなど可能なのだろうか。勢力を弱めることは可能でも、歴史は流れるものだ。私には不可能にしか思えない。

2015-02-20 18:02:06
深水宵智 @cthu_nk

神ケ谷真澄の手記53 庭でのんびりとしていたら、鶯が鳴いた。喜んでいると通りかかった薬研も一緒にその声を聞くことになった。桜の話をしていたら、もう少ししたら花見をしようとしいうことになった。近くの公園は桜の名所で広く、そこならば全員でいっても狭くないだろう。春が楽しみだ。

2015-02-20 18:25:32
深水宵智 @cthu_nk

神ケ谷真澄の手記54 もうすぐ春だというのに、今日は気温が下がって寒い。これでは桜の咲きが遅くなってしまう。みんな、楽しみにしているというのに。想像するだけでワクワクする。こんな大勢で花見をしたことはない。いつも庭の桜を見るだけだった。あと、何度春を迎えられるか。

2015-02-20 18:28:51
深水宵智 @cthu_nk

神ケ谷真澄の手記55 ここ数日ひどく寒かったせいか、呼吸が重い。いつもどおりみんなには任務に行ってもらったが、すこし頻度を減らしてもらったほうが良いのかもしれない。しかし、彼らは中々過保護なもので、心配をかけるのも少し不安だ。さて、いい方法がないものか。

2015-02-20 18:31:27
深水宵智 @cthu_nk

神ケ谷真澄の手記56 どうしてこうなったのだ。なぜ。なぜ。私が弱かったからか。私は無力すぎる。なぜ、私ではなく、彼が。なぜ(書きなぐられた文章はここで途切れている)

2015-02-20 18:33:49
深水宵智 @cthu_nk

神ケ谷真澄の手記57 昨日の自分の手記を見た。ひどく混乱していた。だが、今でも気持ちは落ち着いていない。薬研が殺された。いや、正確には破壊されたというべきなのだろうか。家に押し入った刺客を追い出そうと結界を準備していた私を庇って、折られた。まだ、立ち直れない。なぜ、私じゃない。

2015-02-20 18:36:40
深水宵智 @cthu_nk

神ケ谷真澄の手記58 薬研の一件の影響か、またしばらく寝込んでいたようだ。彼らには心配をかけてしまった。目を覚ました時に、安心するあの声がいなかったことでそれが現実だとわかった。わかっている。私が弱く、守られるだけの人間だったからだ。こんなことでは彼もまた心配させてしまう。

2015-02-20 18:39:26
深水宵智 @cthu_nk

神ケ谷真澄の手記59 時間の流れが過ぎるのが遅い。清光には特に心配をかけてしまった。眠ったまま死ぬのではないかと荒れたそうだ。その話を聞いて少し笑えた。少しずつだが、私は回復しているようだ。春になったら、薬研と話していたように、みんなで桜を見に行こう。そのためにも生きなければ。

2015-02-20 18:42:34
深水宵智 @cthu_nk

神ケ谷真澄の手記60 彼らには反対されたが、今まであまり行ってこなかった巫術の修行をすることにした。幼い時は制御することができず、暴走するだけだったが、今なら、自分の身くらい守れるだろう。歴史改変の一派による強襲はまだあるかもしれない。少しでも強くならねば。

2015-02-20 18:44:22
深水宵智 @cthu_nk

神ケ谷真澄の手記番外編 ある女性にであった。私と同じように審神者の力を持つものだ。しかし、彼女は敵側だった。己も前線に立ち、戦っていた。どういった理由かはわからない。それでも、ほかの審神者を敵に回しても戦う姿は強さを感じる。私は自分の家族たちを守るだけしかできなかった。

2015-02-20 18:48:15