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三鷹ストーカー殺人事件の2015年2月6日の東京高裁判決について

三鷹ストーカー殺人事件の2015年2月6日の東京高裁判決について、量刑の問題と具体的なリベンジポルノに関する罪(児童ポルノ公然陳列罪やわいせつ物陳列罪)で起訴しなかった検察について
法律 殺人 名誉毀損 リベンジポルノ
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小倉無線2282 @kokuramusen2282
三鷹ストーカー事件の2015年2月6日の東京高裁判決が騒ぎになっているようですね。各報道記事を調べてみました。

池永被告の一審判決を破棄、差し戻し 三鷹女子高生刺殺(朝日新聞 2015年2月6日)
東京都三鷹市で2013年、高校3年の女子生徒(当時18)が刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた池永チャールストーマス被告(22)の控訴審判決が6日、東京高裁であった。大島隆明裁判長は、懲役22年とした一審・東京地裁立川支部判決について「起訴されていない名誉毀損(きそん)罪を実質的に処罰しており、法令違反がある」と判断。同判決を破棄し、審理を地裁に差し戻した。

一審判決は、池永被告が交際中に撮影した女子生徒の画像をインターネットで公開したことについて、「被害者の生命を奪うのみでは飽きたらず、名誉をも傷つけ、極めて卑劣だ」と厳しく非難した。この点について、高裁判決は、「情状として考慮できる範囲を超え、実質的にこれも処罰するかのような刑を裁定した疑いがある」として、一審判決は認められないと結論づけた。

一審判決によると、池永被告は13年10月8日、三鷹市内の女子生徒宅に侵入し、敷地内や路上で女子生徒をナイフで刺し、殺害した。一審判決の量刑を不服として池永被告側が控訴していた。事実関係については、池永被告側も争っていない。


池永被告の1審判決(懲役22年)を破棄 「リベンジポルノの過大評価は誤り」
(産経新聞 2015年2月6日)
東京都三鷹市で平成25年10月、高3の女子生徒=当時(18)=が刺殺されたストーカー事件で殺人罪などに問われた元交際相手の無職、池永チャールストーマス被告(22)=京都市=の控訴審判決公判が6日、東京高裁で開かれた。大島隆明裁判長は「名誉毀損罪を実質的に処罰する判決で、1審の審理の進め方には違反がある」と指摘。起訴していないリベンジ(復讐)ポルノを事実上過大評価した判決は誤りとして懲役22年とした裁判員裁判判決を破棄し、東京地裁に差し戻した。

高裁判決が確定すると、改めて裁判員を選任し1審をやり直す。

大島裁判長は、池永被告が交際中に撮影した生徒のプライベートな画像を事件前後に流出させた「リベンジポルノ」と呼ばれる行為に着目。量刑を考慮する要素に取り入れること自体は否定しなかったが、裁判開始前に裁判官と検察・弁護側の三者で行われる公判前整理手続きについて「(リベンジポルノについて)主張・立証を行うことの当否、範囲や程度が議論された形跡は見当たらない」と指摘。裁判官による論点整理や審理の進め方に誤りがあったとして、論点を整理した上で改めて1審裁判員裁判で量刑を検討することが必要とした。

弁護側は「同種事案に比べて、1審判決は重すぎる」と主張、検察側は控訴棄却を求めていた。

1審で検察側は無期懲役を求刑したが、地裁支部は被害者1人の刃物を使用した殺人事件の量刑を考慮。「生育歴が一定程度影響した。若くて更生可能性がある」と指摘し、有期刑の上限が相当と判断した。

1審判決によると、池永被告は平成25年10月8日午前、生徒宅に侵入し、午後4時55分ごろ、生徒の首や腹部をペティナイフで刺して殺害した。


三鷹ストーカー、裁判員裁判の一審破棄
(共同通信 2015年2月6日)
東京都三鷹市で高3の女子生徒が刺殺されたストーカー事件で、殺人罪などに問われた元交際相手池永チャールストーマス被告(22=京都市)の控訴審判決で東京高裁は6日、懲役22年の一審判決を「私的な画像をインターネットで拡散させたリベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の投稿)を過大評価したのは誤りだ」として破棄し、審理を東京地裁に差し戻した。

被告は交際中に撮影した生徒の私的な画像をインターネットの動画サイトに投稿しており、裁判員裁判だった一審東京地裁立川支部判決は「殺害と密接に関連する特に悪質な事情」として重視していた。

高裁の大島隆明裁判長は「起訴されていない行為は、被告の性格や事件の目的を知る資料にはなるが、それを余罪として重く処罰することは許されない」と指摘した上で「全く別の加害行為を殺人罪の刑を重くする要素として評価したのは不当だ」と判断した。

 判決によると、池永被告は2013年10月8日、生徒(当時=18)宅に侵入し、帰宅した生徒の首や腹をペティナイフで刺して失血死させた。

三鷹の高校生刺殺、1審判決を破棄し差し戻し(読売新聞 2015年02月06日)
東京都三鷹市で私立高校の女子生徒(当時18歳)が刺殺された事件で、東京高裁は6日、殺人罪などに問われた無職池永チャールストーマス被告(22)を懲役22年とした1審・東京地裁立川支部の裁判員裁判の判決を破棄し、審理を同地裁に差し戻す判決を言い渡した。

大島隆明裁判長は、「検察側は、被告が女子生徒の画像をインターネット上で公開したことを詳細に立証しており、実質的に、起訴されていない名誉毀損罪を含めて量刑が判断された疑いがある」と指摘した。差し戻し審は裁判員裁判で審理される。

1審判決によると、池永被告は2013年10月、元交際相手の女子生徒の自宅に侵入して待ち伏せし、首などをナイフで突き刺すなどして殺害した。犯行前後には女子生徒への恨みなどから、画像をネット上に投稿していた。


三鷹ストーカー殺人:懲役22年破棄、審理差し戻し 高裁(毎日新聞 2015年02月06日)
東京都三鷹市で2013年10月、元交際相手の女子高校生(当時18歳)を殺害したとして殺人罪などに問われた池永チャールストーマス被告(22)の控訴審判決で、東京高裁は6日、懲役22年とした裁判員裁判の1審・東京地裁立川支部判決を破棄し、審理を差し戻した。大島隆明裁判長は「被害者の画像をネット投稿した行為が、起訴されていない名誉毀損(きそん)罪と認定されて実質的に処罰された疑いがある。訴訟手続き違反がある」と述べた。

池永被告は被害者を殺害後、インターネット上の掲示板に、交際中に撮影した被害者の画像を閲覧できる状態にし、拡散させた。1審判決は画像公開について「殺害行為に密接に関連し、被告に対する非難を高める事情として考慮する必要がある」と認定した。

1審判決によると、被告は13年10月8日午前、女子生徒宅に侵入。同日午後4時55分ごろ、所持していたナイフで帰宅した生徒の首や腹を何度も突き刺して殺害した。【島田信幸】


リベンジポルノめぐる立証 「情状の範囲超えている」 公判前手続きに課題
(産経新聞 2015年2月6日)
リベンジポルノを過大評価したとして裁判員裁判判決を破棄し、審理差し戻しを命じた今回の東京高裁判決。ただ、裁判員の判断を否定したわけではなく、裁判の前提となる公判前整理手続きで、裁判官ら法曹三者による論点整理が十分でなかった点を批判した。

高裁が判決で問題視したのは、起訴されていないリベンジポルノについて、画像投稿がどの程度閲覧されたかなどを詳細に立証した1審での検察側の手法だ。検察側は被告の刑の重さを裁判官や裁判員が検討する材料としたが、高裁は「情状としての範囲を超えた立証をしている」と批判。検察側の過剰な立証で、起訴されていない名誉毀損(きそん)罪についても事実上処罰するかのような結論になり、法令違反にあたるとした。

高裁は検察側の行き過ぎた立証を許した背景について、1審開始前に裁判官、検察官、弁護士で行われる公判前整理手続きにあるとみる。「リベンジポルノが判決に影響する恐れがあったことは明らかなのに、量刑への影響を検討していないばかりか、適切な証拠調べの範囲、方法を検討した形跡もない」と不十分な論点整理を疑問視した。

法律の専門家でない裁判員にとって、わかりやすい争点整理が前提として必要なことはいうまでもない。ただ、裁判員が加わる前に争点が狭まりすぎれば、「国民視点の反映」という本来の趣旨を損なう可能性もある。今回の判決を踏まえ、手続きのあり方について法曹三者が議論を深めることが求められている。


小倉無線2282 @kokuramusen2282
実質的に名誉棄損罪で裁かれてるといっても、名誉棄損罪は死者に対する物については虚偽の内容ではない限り罪にはならないですからね。リベンジポルノについてはアイコラではない限り、死者への名誉毀損は起訴できない。 #三鷹ストーカー殺人事件
小倉無線2282 @kokuramusen2282
仮に、検察が児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ公然陳列罪)やわいせつ物頒布罪でも起訴していれば、「起訴していない罪で実質的審理をしている」とは言われなかっただろう。 #三鷹ストーカー殺人事件
小倉無線2282 @kokuramusen2282
何故、検察が児童ポルノ公然陳列罪やわいせつ物頒布罪でも起訴しなかったのか? 恐らく事件で被害者や遺族が今でも世間から好奇の目に晒されているのに、これらの罪でも起訴したら今よりもさらに世間から好奇の目に晒されるから、敢えてしなかったと予想している。#三鷹ストーカー殺人事件
小倉無線2282 @kokuramusen2282
もう手遅れかもしれないけど、今からでも検察が児童ポルノ公然陳列罪やわいせつ物頒布罪で追起訴して殺人罪と共に併合審理できないかな? #三鷹ストーカー殺人事件
小倉無線2282 @kokuramusen2282
もし児童ポルノ公然陳列罪やわいせつ物頒布罪で追起訴して殺人罪と共に併合審理が可能なら、無期懲役又は懲役25年はありえると思う。新潟少女監禁事件の併合罪に関する最高裁の論理を用いれば、無期懲役は可能だと思う。個人的には無期懲役以上しか考えられない事件ですが。#三鷹ストーカー殺人事件

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