加賀さん観察日記 Part23

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キタユキ @k_t_y_k

赤城がループ記憶持ってたり大和が「この鎮守府ですら繰り返す並行世界の一部でしかありません」とか言い出したら大爆笑するよ

2015-02-11 23:16:29
キタユキ @k_t_y_k

《雲龍は陽炎と不知火を呼び寄せると、こう伝えた。 『二人のうち陽炎は戦艦の姉へ、不知火は妹の方へ仕えなさい。決して不義のないように』 すると不知火がこう言った。 『では私達が不義を働かぬよう、姉妹を作ってください』 雲龍は少し考え、『シスプリか』と納得した。》 #加賀さん観察日記

2015-02-11 23:23:39
キタユキ @k_t_y_k

《雲龍は陽炎と不知火の肋骨を一本ずつ抜き、粉々に砕いた。それを藤永田の水に浸すと黒潮が生まれた。だが不知火が『足りません』と首を振ったので、今度は佐世保の水に浸すと雪風が生まれた。それでも不知火は『足りません』と言うので、今度は神戸川崎の水で初風を作った。》 #加賀さん観察日記

2015-02-11 23:28:27
キタユキ @k_t_y_k

《『お前シスプリしたいだけだろ、そうだろ』と雲龍が愚痴ると、陽炎が跪いて手を顔の前で組んだ。 『創造主よ、不知火のコミュ障をお許しください。我々駆逐艦は、四人一組で駆逐隊を組まねば力を発揮できないのです』 それを聞いた雲龍は、『最初からそう言え』とキレた。》 #加賀さん観察日記

2015-02-11 23:31:32
キタユキ @k_t_y_k

《だが陽炎の言う通り、駆逐艦は駆逐隊を作ってこそ価値があるのだと雲龍は考え直し、再び彼女達の姉妹を作ることに専念した。潮の満ち干きからは親潮・夏潮・早潮が生まれた。その時粉を零してしまったが、吹き上げられた先で天津風が生まれた。》 #加賀さん観察日記

2015-02-11 23:38:09
キタユキ @k_t_y_k

《雲龍が粉を風に散らすと、そこから沢山の艦娘が生まれた。まず春の微風に散らすと磯風・時津風・浦風が、秋の突風に散らすと嵐・萩風・谷風が生まれた。そこで粉は無くなってしまったが、姉妹達は既に14隻にまで膨れ上がっていた。》 #加賀さん観察日記

2015-02-11 23:45:10
キタユキ @k_t_y_k

《『これで満足だろう』と雲龍は満足したが、不知火は『まだ足りません』と言った。流石の雲龍もこれには激怒しかけたが、よく考えれば最初の5隻を筆頭にすると数が噛みあわない。だがいつまでも戦艦姉妹を待たせるわけにはいかず、とりあえず彼女達を差し出すことにした。》 #加賀さん観察日記

2015-02-11 23:48:53
キタユキ @k_t_y_k

《戦艦姉妹は陽炎と不知火達を見て、いたく喜んだ。そして彼女達を長女の名を取って『陽炎型駆逐艦』と呼ぶことにした。陽炎型は姉と妹の下でよく働き、またよく可愛がられた。 さてその後、雲龍は新作ゲームを買おうと街へ出た。その道すがら、呻き声のする洞窟を見つけた。》 #加賀さん観察日記

2015-02-11 23:51:52
キタユキ @k_t_y_k

《『スカイリムかな?』と雲龍が覗きこむと、そこには女が一人横たわっていた。女は死に掛けており、近くには生まれたての赤子が二人転がっていた。雲龍は女を助けたが、赤子は女が殆ど食い尽くしてしまっていて、助からなかった。》 #加賀さん観察日記

2015-02-11 23:59:14
キタユキ @k_t_y_k

吹雪「寝坊したらカレー大会始まってたんですけど、ところでなんで皆さんカレー作ってるんですか」 日向「あれは古代アステカの神事に準えてな」 吹雪「え、なんですかそれ怖い」

2015-02-12 02:21:42
キタユキ @k_t_y_k

アニメの大和は8話で出て突然「この世界はループしています」って言う係だと思ってる

2015-02-12 02:39:48
キタユキ @k_t_y_k

雷「四人集められるなんて珍しいわね」 電「一応第六駆逐隊だから四人揃っての扱いが多いのです」 ヴェールヌイ「ハラショー」 雷「で、暁は?」 電「暁ちゃんはパパに"おこづかい"を貰いにいったままです」 ヴェールヌイ「ハラショーノルマは達成したから帰っていいかな」 雷「いいわよ」

2015-02-12 02:45:47
キタユキ @k_t_y_k

吹雪「長門さんはカレー食べないんですか?」 陸奥「吹雪ちゃん、犬にタマネギと香辛料食べさせちゃダメよ」 ながもん「(ぴすぴす)」 吹雪「あっ……そうでしたね」 陸奥「チョコレートとかもダメだからね」 ながもん「いや、それは大丈夫だ」 吹雪「うわっ二本足で立った!!」

2015-02-12 03:13:52
キタユキ @k_t_y_k

≪雲龍は女を介抱し、近くの村へと送り届けると、赤子の骨に海水と土をかけてやった。するとそこから麦穂のような髪を持つ艦娘と、雪原の翳りのような髪を持つ艦娘が産まれた。『双子もいいよね』と一人納得した雲龍は、二人に舞風と野分と言う名を与えた。≫ #加賀さん観察日記

2015-02-12 03:22:02
キタユキ @k_t_y_k

≪洞窟の風からは浜風が産まれた。雲龍が洞窟の奥に進むと、同じように赤子の骨が多数転がっていた。女は人喰いの魔性だったのか、と雲龍が慌てて引き返すも、既に村は食い尽くされていた。 『まあうちに関係ないしいいか』 雲龍は手頃な死骸から秋雲を作り、鎮守府へ戻った。≫ #加賀さん観察日記

2015-02-12 03:25:56
キタユキ @k_t_y_k

≪その頃鎮守府は大騒ぎであった。戦艦の姉が治める村が、突如怪物に食い尽くされてしまったというのだ。姉はすぐさま討伐隊を寄越そうとしたが、どんな屈強な戦艦でもたちまち一飲みにされてしまうと言う。 『誰か勇敢な艦娘はいないのか』 すると二隻の駆逐艦が手を挙げた。≫ #加賀さん観察日記

2015-02-12 03:31:31
キタユキ @k_t_y_k

≪『考えがあります』 磯風と浜風であった。 『駆逐艦に大役が務まるとでも』 姉の言葉に、磯風は傅いてこう言った。 『一人では出来ずとも、姉妹でならできます』 浜風もこう言った。 『選抜隊を向かわせますので、弱点を突き止めてから、策を練りましょう』≫ #加賀さん観察日記

2015-02-12 03:36:50
キタユキ @k_t_y_k

≪姉はこれを承認し、すぐさま選抜隊が組まれた。磯風を旗艦に、浜風・浦風・谷風が村へと送り出された。村ではかの魔物が眠りこけており、囲んで棒で叩くとあっけなくそれは降参の姿勢を見せた。 『何故人を喰うのだ』と磯風が問うと、魔物は手を合わせながらこう言った。≫ #加賀さん観察日記

2015-02-12 03:40:04
キタユキ @k_t_y_k

≪『私はこの村の人間に辱められ、魔性に身をやつしました。この村はしきたりで、一年に一度洞窟に娘を一人置き去りにし、中にいる魔物に食わせるのです。ですが既に魔物は年老いており、私はその魔物を喰って生き延びました。ですが魔物を喰った以上、人ではいられません。』≫ #加賀さん観察日記

2015-02-12 03:43:26
キタユキ @k_t_y_k

≪『魔物になった途端腹が減って、何かを喰わずにはいられなくなったのです。お腹を痛めて産んだ子も喰ってしまいました。そこを旅の方に助けて頂いたのですが、かの人は何も知りませんから、私を村に戻したのです。憎い憎い村に。故に、私は村人を喰いました。』≫ #加賀さん観察日記

2015-02-12 03:45:26
キタユキ @k_t_y_k

《『どうか私を殺してください』 魔物はおいおいと嘆いた。磯風は浜風を戻してこの件を主人に伝えると、姉は自ら村に赴き、魔物の慰めに大きな社を建ててやった。そこに舞風と野分、萩風と嵐をやり、魔物に仕えるものとした。戦艦の姉は社の魔物に向かってこう叫んだ。≫ #加賀さん観察日記

2015-02-12 03:51:36
キタユキ @k_t_y_k

《『お前の悲しみはよくわかった。他の娘と共に、ここで荒神として祀られるがよい。だが次に人を喰えば、お前の娘がその身を以ってお前を殺すぞ。良いな。』 戦艦の姉はそう告げて鎮守府に帰り、それから磯風達四人を英雄として讃え、自分の付き人とした。≫ #加賀さん観察日記

2015-02-12 03:54:23
キタユキ @k_t_y_k

≪それより陽炎型駆逐艦達は、主だった艦娘の付き人として控えるようになった。だが唯一秋雲だけが他人に仕えるのを拒み、夕雲型の駆逐艦とつるむようになった。秋雲が夕雲型と言われるのはこれが所以である。≫ #加賀さん観察日記

2015-02-12 03:57:19
キタユキ @k_t_y_k

霧島さん「鎮守府マーズランキング1位、漣の入場だー!!」 吹雪「鎮守府マーズランキングってなんなんですか!?」

2015-02-12 09:23:49
キタユキ @k_t_y_k

足柄「今日は私が腕によりをかけて」 吹雪「キンタマカレーかな……」 足柄「キンタマハヤシライスを作るわ!」 吹雪「……そっちか!」

2015-02-12 12:32:30
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