図書館での出会い003

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シャオイー(小伊) @applex002

図書館にて読みかけにしていた本を取りに貸出棚を訪れるも、丁度自身の探している本の場所に一冊分のスペースが空いておりどうやら貸出中のようだった。「…ついてないわね」

2014-11-30 21:22:00
御曹司 @applex004

@applex002 「キミの探してるモノ、見つけテあげよっカ?小鳥チャン♡」本棚を見上げる少女の後ろから数歩分の距離を置いて声をかける。

2014-11-30 21:26:29
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 突然かけられた声に驚くも、自身をそんなあだ名で呼ぶのは一人しかおらず、少しだけ騒ぎ出した胸に気づかないフリをして振り返る。「あなた…、てっきりもう来ないのかと思ったわ。新しい趣味でも見つけて忙しいのかと」

2014-11-30 21:31:26
御曹司 @applex004

@applex002 「アハ♡相変わらず手厳しいネ。チョット旅行に行ってテ来れなかったんだヨ、三日くらい」持っていたーー少女が探していたであろうーーグリム童話の本を手渡しがてら心なしか耳元に唇を寄せくすりと笑う。「寂しかっタ?」

2014-11-30 21:37:55
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「さ、!?誰が寂しがるもんですか!」からかわれているのだとわかるとむっと眉を寄せるも距離感の所為か心なしか頬が赤い。「……、」渡された本は確かに今読んでいる途中の、この男と話すきっかけになった本でありそれすらも何故かむず痒くて仕方がなかった。

2014-11-30 21:46:12
御曹司 @applex004

@applex002 「エー、ちょっとは寂しがっテくれたら嬉しかっタのに。ボク達はまだ、その程度の友人にもなれない?」極端な反応を内心では微笑ましく思いつつも、困ったように眉を下げて微笑み

2014-11-30 21:54:26
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 てっきりからかわれるか、流されるものだと思っていたので予想外の反応に戸惑い「そ、そんなことは……っ、その、時間を共有できる人がいなくてつまらなくはあったかも知れないわね」

2014-11-30 22:12:05
御曹司 @applex004

@applex002 「ホント?嬉しイ!」少女の言葉ににっこりと笑い「あのネ、言おうと思っテたんだケド、その洋服とってもステキ。キミに着てもらウために作られたみたい。とっても似合ってル」

2014-11-30 22:21:05
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 言われてから取って付けたような、それもなんとも素直じゃない物言いであったにも関わらずこうもストレートに喜ばれれば悪い気はしない。「…、そう?少し、大人っぽ過ぎなかったかと不安に思っていたの。どうも」深みのある紅い薔薇の刺繍が入ったスカートの裾をそれとなく払い

2014-11-30 22:38:44
御曹司 @applex004

@applex002 「ウンそうだネ、今日は小鳥チャンじゃなくテ"レディ"として扱いたくなっちゃウ」相変わらず笑ってはいるものの、相手の目を真っ直ぐに見て

2014-11-30 22:53:46
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「……っ、」それでも別に、構わないわよ。などと言えるわけもなく「あらそう、そこまで褒めてもらえると嬉しいわ。…、立ち話をする所ではないでしょう?カフェにでも場所を移さない?」

2014-11-30 23:07:24
御曹司 @applex004

@applex002 「エー、どうしよっかナ。今日は紅茶一杯飲み終えるまでっテ言わない?」くすくすと笑いながらも既に体の向きは出口へと向けられており

2014-11-30 23:28:00
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「え、根に持ってたの?言わないわよ。……だってあの時はあなたのことまだ良く知らなかったんだもの。不埒な輩に絡まれたのかと思ったわ」思い出して思わずくすりと笑いながらもカフェへと向かって歩き出した。

2014-11-30 23:38:16
御曹司 @applex004

@applex002 「不埒な輩っテ……ヒドいヨー。ボク相席お願いしタだけなノに。あの時はホント、紅茶かけられるかと思っちゃっタ」言葉では言いながらも和やかに肩をすくめてみせ

2014-12-01 21:10:21
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「ちょっと待って、流石に初対面の相手にそこまでしないわよ!失礼な人!わ、わたしのことどんな子だと思ってるのよ!」

2014-12-01 21:27:26
御曹司 @applex004

@applex002 「エーット、気が強くテお転婆で、甘いものが好きなカワイイ小鳥チャンかナ?♡」むくれる少女ににっこりと笑みを浮かべると柔らかい白い頰に人差し指でさすように触れ

2014-12-01 21:39:41
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「…っ、!もう、子供扱いして!」慌ててはたくように手を退ける。触れられたところが熱くてふいと顔を背けたもののそういう行動が子供っぽいのだろうと自身で気が付いてしまい、しかし今更どうすることもできずただ視線を彷徨わせた。

2014-12-01 21:56:55
御曹司 @applex004

@applex002 「アハ♡ほら、可愛いボクの小鳥チャン。お席は窓際のコチラに致しまショう!」構わずに少女の手を引くと日当たりの良い席へと笑いながら連れだした。

2014-12-01 22:06:35
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「ちょ、ちょっと!もう、!」急に腕を引かれれば呆れたような声がでたものの、楽しそうに笑う相手を見ていると何故だかこちらまでつられてしまう。「わかったから、大人しくしてよ。目立って仕方がないわ」王子さま顔負けに手を添えて腰を折る相手に笑いながら

2014-12-01 22:24:03
御曹司 @applex004

@applex002 「アハ♡ちょっとはしゃぎ過ぎちゃっタかナ?あ!ネェ、静かにしたラお願い聞いてくれル?」席に座るとメニューを広げるも、すぐに顔を上げるとイタズラに目を細め

2014-12-01 23:03:39
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「静かにするのはお願いじゃなくてマナーでしょう。…なによ?言ってみるだけ言ったら?」

2014-12-03 20:13:14
御曹司 @applex004

@applex002 「イチゴのワッフル食べたいんだケド、注文するの恥ずかしイ。代わりに頼んデくれル?」少しだけ眉を下げて誤魔化すように肩を竦め

2014-12-03 21:01:39
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「も……桃のアイスを平然と食べてた人がイチゴのワッフルに臆するの?……ふ、変な人!」声を落としていう相手に何事かと耳を傾ければ、あまりにもどうでもいいことに思わず笑いがこみ上げてきた。

2014-12-03 21:04:52