短歌覚書

月下　　桜 @tukishitau

てぶくろの手が遠くからひらひらと近づいてきてわが子となりぬ 真島陽子「コスモス」2016　5月号 #tanka #jtanka #短歌 #コスモス

月下　　桜 @tukishitau

田中さんも妊娠・出産・育児の歌で桐の花候補でした。 とても穏やかな詠いぶり。 妊娠中でないと詠めないなぁ、とおもい、そういうときの思いを一緒に体感できるって歌ってすごいなぁ、尊いなぁとおもうのです。

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「こはれもの」運ぶうつはになりてゆく小さきことごと諦めながら 田中泉「コスモス」2015 #tanka #jtanka #短歌 #コスモス

月下　　桜 @tukishitau

島本さんは20代。一首一首がものがたりのようでとても豊か。 日常のものをつかって異世界へへぱちん、ととばしてくれる。 すでに30首連作のＯ先生賞受賞しておられ、今年も桐の花候補でした。

月下　　桜 @tukishitau

プルタブがタイムマシンのスイッチであなたと出会った夕に降り立つ 島本ちひろ「コスモス」2016　5月号 #tanka #jtanka #短歌 #コスモス

月下　　桜 @tukishitau

「歌壇」5月号にも歌を寄せておられる。恋歌の名手だが、妊娠の歌もすばらしい。今しか詠めないことを的確に、かつユーモアも交えて詠む。 悪阻の日々ってどろどろの藻の水槽のなかみたいなんだろうなぁ。って本当に思えるのが凄い。 先日無事ご出産されました。

月下　　桜 @tukishitau

下の名で呼んでいいかと聞かれた日　その日が恋のピークであつた 濁りゐる水槽の中の藻もやうに逃げ場所はない悪阻（つはり）の日々に 片岡　絢　「コスモス」2016　5月号 #tanka #jtanka #短歌 #コスモス

月下　　桜 @tukishitau

第53回桐の花賞受賞。 平成25年11月入会。平成27年の作品に対しての新人賞。特選9回。 すごく静謐な世界。 ご主人がご病気のようで深い哀しみを背後に感じる。

月下　　桜 @tukishitau

秋が過ぎ白薔薇しんと咲いている風も時間も音も止む朝 小沢まき 「コスモス」2016　5月号 #tanka #jtanka #短歌 #コスモス

月下　　桜 @tukishitau

@princekyo ときどき図書館の子どもの本コーナーに立ち寄るとおもしろい発見がたくさんあります。一日に何回餌をはこんでるか、とか。雀の生態とか。おもしろいですよ～。

月下　　桜 @tukishitau

@princekyo しばらく待ってペアが戻ってこないと再婚するそうです。。新婚さんペアは新しく巣をつくるのでけっこう出遅れちゃいます。

月下　　桜 @tukishitau

@Z_Bozhi @nyle_2222 @ogwkit 出し続ける場があるって大事ですよ。場があるから続けられます。知り合いがふえると尚更。 支部の方でも唸っておられます。

月下　　桜 @tukishitau

しゃっくりぼんがやっとおさまってきたのでねまする。 おそるべし。 しゃっくりぼん。

月下　　桜 @tukishitau

@KimihikoBot 高野さんは硬いつやつやの葉っぱの光がお好きなよう。椿、石蕗、楠、著莪の葉など。チカチカ光る感じにすっと目が向くのだろうか。植物のなかでも自動車（板金）のような金属的な光。

高野公彦bot @KimihikoBot

晴の日の椿、くもりの日の椿その葉の艶(つや)が日々われを見る　『甘雨』平成１８年 #高野公彦　#tanka　#短歌

月下　　桜 @tukishitau

詠むより読むほうがすきなのかもしれない。 わたしのことばはとおくへとばない。

月下　　桜 @tukishitau

@KimihikoBot イエスを産んだとしてもヨセフとマリアは夫婦なのだから抱き合うこともあってもよさげだがそういう絵はない。イエスの弟や妹が生まれていてもおかしくないはずなのだが。とおもいつつ家に向かう。

高野公彦bot @KimihikoBot

うらわかきヨセフとマリア抱き合ふ絵いまだ見る無し　一つゆふづつ　『天泣』平成８年 #高野公彦　#tanka　#短歌

月下　　桜 @tukishitau

@KimihikoBot 時間の流れは留めることができない。ビデオテープは映像も音も留める文明の利器だがそれを再生している間も、また巻き戻ししている間も現実の時間は進み自分は死に近づいている。

高野公彦bot @KimihikoBot

時ゆけりビデオテープをひゆんひゆんと巻戻しするその間も逝けり 　『般若心経歌篇』平成６年 #高野公彦　#tanka　#短歌

月下　　桜 @tukishitau

コスモス、今年は7名の新任選者になる。 凡そ3分の1の入れ替わり。 層が厚いので信頼しているけれど 大激変。 ほかの結社ではありえないことなんじゃなかろうか。

月下　　桜 @tukishitau

柏崎さんにお目にかかってお話ししたのは二度だけ。 1度目は百たびの雪のときの合同出版記念会のあと。 2度目は新潟の全国大会で宮柊二記念館の展示品の前。 あとは桟橋とコスモスと歌集の歌をつうじて。

月下　　桜 @tukishitau

訃報に接してひどく泣いた。 その方はそんな顔して泣かなくていい、と笑った。

月下　　桜 @tukishitau

二十年経っても 引き戻されるのは一瞬で くるしい

月下　　桜 @tukishitau

やりかたがまちがってるのかな。 どうころんでも嬉しくなくて 多大な痛手と微妙なきもちになるとおもうと。 場にそぐわない、というのも多分にあるんだろうな。