【いとこ】

ももちゅん @kj8mousooo

1【いとこ】すばる 小さい頃から 同じクラスにはなったことはない でも、ばぁちゃん家でも食事ではいつもいる。 近所で、お母さん同士も仲良くて いっつも私のことをバカにするガキ大将で。 でも、学校ではそれを見せないように 目があってもすぐ逸らすだけ。

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2 そんなすばるはいつも男の輪の中にいて、ときにはふざけたり、寝てたり。 そういえば…あいつ、彼女いるのかな なんて考えたりして。 今日も1人、何時もの帰り道を歩く。 あ…携帯 カバンから取り出そうとすると 「あ！」 ポロリと落ちて 運が悪すぎる私の携帯は

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3 下の溝の蓋の網を上手に通り越して チャポン… と音を立てて中に落ちる 「うっそ…」 重たい金属の網を必死に持ち上げようと試みてもなかなか女の力じゃ無理だ お父さん呼んでこよ… 『パンツ見えてるで』 「えっ？」 声の主を振り向く。

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4 『わざと落としたんちゃうん…どいてみ』 華奢な見た目でも 『お前ならやりかねんもんなぁ…』 少し馬鹿にするけど 『ほら…！！！うわ！濡れてるやん！』 「ありがとう…」 私にとっていっつもヒーロー。 pic.twitter.com/0WHGVaantT

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5 『お前、ほんっと、ダメなやつやなぁ〜』 「すみませんねーー」 貶され慣れてるよ… 彼女いるのかな？って、 いるって言われたらちょっとさみしい… っていうのは、家族とかそういう 身内的感じなのかな？ 自分でもわからないけど 苦しくて目を逸らしちゃう。

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6 ーーーそんな気持ちの中、 『今日、おかん帰ってけーへんって。』 「へー…で？」 『…だから…飯、作ってくれよ』 おかんの代理って？ 「別にいいよ」 なんで頬が上がりそうなの…私 胸が高鳴る… 慣れっこでしょ。こんなの… 昔からじゃない…

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7 必死に自分に言い聞かせながらも すばるの家で2人っきり。 ご飯を作って、 テレビをみて、 時間が過ぎるのって早いな 所詮いとこだし。 そんなんわかってる 何もない…。 何も…な ーー『なぁ…お前、彼氏いんのか？』 「…あ、…いないよ」

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8 まさかすばるから聞いてくるとは思わなかった。 『そうか…』 「…すばるは？」 聞きたくない。 聞きたくないのについ… 『いる…』 やっぱりね 『っつったら…嫌？』 「は？」 どういう意味？ 『俺が…お前以外の女と手繋いだり風呂入ったりするねんで』

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9 「なにそれ…」 小さい頃から一緒だからっ… そんなのもうしないし、 忘れたよ… だからそんなの… 「……嫌だよ！！」 顔も見られたくなくて、 家を出ようとした私を すばる腕に戻されて、 彼はソファの上に私を転がすと 『…そういうこと？』 私を深いキスで覆う

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10 「んっ…」 『お前の身体以外…触れへんで、俺…』 「はぁ…はぁ…、すば、んんーーー」 首筋をなぞる指で、足先まで電気が走ったように感じる 「ぁっ…ぁあっ……んぁ…」 『はぁ…他の男になんて触られんなよ…』 されるがまま、もう全部脱がされて

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11 抵抗しきれず、嬉しがる自分に 腹が経ちながらも、 「んぁあっ…はぁ…そこ、恥ずかしいよ…」 『…さっき携帯落としやがったやつの声とは思われへんなぁ。』 「やっ…、ぁあっ…イっ……」 でも、前戯だけで… 『はぁ…はぁ……気持ちよかった？』 挿れてくれないの？

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12 もう、すばるのこと、〝男〟 としかみれなくて、 「…すばる？」 おっきくなった彼のモノに触れて 『ん？』 優しく問う彼に 「…キて。もっと…もっと頂戴？」 小さく言うと 『あほ……』 お前のせいだと言われて 必死に彼の背中を掴んでは ひとつになるーーーー

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13 彼に 「好き」って言ったらどうなりますか？ 私たちは 愛し合っても許されますか？ 私たちは繋がることは ーーーできないのかな？ pic.twitter.com/MlTJLxS2zG

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【すばる】14 「んぁ…すば…んん…」 『はぁ……もう…俺……止まらへん…』 私だって…もう止められない 「やっ…ぁっ…」 もう離したくない 誰にも渡したくない 私だけ …私だけ触って 思いが募って離したくないと思った背中は

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15 〝ただいまぁ〜〟 すばるのお母さんの声ひとつで 離れていく… 『…やっば』 裸のままの私を部屋のベッドに入れて 下だけ着ると、ベッドに寝転ぶすばる 足音が近づいて… 「っ！」 ガチャ… 〝すばる〜寝てるのぉ？ 玄関に女の子の靴あったけど！〟

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16 『うっさいなぁ…』 心臓がばくばくする 〝誰の〜？あら〜もしかして◯◯ちゃんかしら？来たの？〟 『あー…飯作ってくれた。 俺の靴と間違えて帰ったんちゃう？』 〝あら…そうなの？〟 変な汗がでてくる… 一気に現実に引き戻された 何してるんだろう…私

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17 こんなのおばさんやお母さんが知ったら… 〝そのうち取りにくるわよね〜〟 今までの思い出とか おばさんの兄のお父さんとの関係とか 全部全部崩れていってしまう 『…大丈夫か？』 新鮮な空気が入ってくる 「…うん…服、着て…ベランダから出て行く」

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18 『…』 「このことは……2人だけの秘密……誰にも言わないでよ……ーーーんんっ…」 『まだ俺……足りひん…』 腕を掴まれて、再びベッドに体が沈む 「だめ…すばる……おばさんが…」 『もう…無理やって、止まらん…』 布団の中で私の汗と

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19 すばるの汗が混ざり合う… 「んんっ…、ぅーーー」 キスで喘ぐ口を覆われて ただ、息苦しい狭い空間で 『はぁ…はぁ……、締めすぎ…』 胸を揉みしだいて、そっちに意識がいっちゃう私の隙を狙って もう一度キスをする 「んんっ……」 すばるの喉に私の鳴き声を出す

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20 何度もただ思うがままに出し入れされて 『俺な…ずっと想像しててんで…はぁ…お前の身体……』 お尻からすばるの手が胸まで伝う 挿れっぱなしのまま、騎乗位にされて 「だめ…おばさんきちゃう……ぅぅ」 pic.twitter.com/pWGrWtoYHn

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21 “すばる〜〜” コンポのリモコンのスイッチが入って、ROCKな音楽が心臓をより高鳴らせる 下から突き上げられて 『はぁ…』 「あっ…だめ……動いちゃ…」 でも、奥まで上がってくる彼のモノに下半身は疼いて “すばる！ちょっと〜〜” 「ねぇ…ぁっ…」

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22 「はぁ……離れなきゃ…ぁっ…」 『ぁっ……』 起き上がったすばると抱き合って 「っ！！！」 『イっ……』 「ぁっ…、ぁあっ…ぁあっ…」 〜♩ がむしゃらに突かれた矢先 「はぁ…はぁ…はぁ……」 『はぁ…くっ…』 果てた私をそそくさに布団の奥に隠す

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23 ガチャ！！ “すばる！！！まだ寝てるの？！” 息を殺しながらも胸が大きく呼吸で動く そんな私の手を…布団の中で 強く握ってくれた “もー！あんたが持ってってあげなよ〜” ガチャ… ふたりはそのまま動かない 『……ごめんな』 「…ううん」

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24 『…痛かったやろ？』 「…ううん」 握る手が強くなる 震え出す 『……あかんのかな。俺らって』 「……さぁ」 本当は言ってやりたかった 「貴方に抱かれて幸せよ」 って 「もう、死んでもいいよ」 って pic.twitter.com/ceNHDcxy5J

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25 このまま、 消えてなくなってもいいのよ って。 それくらい幸せだったのーーーー pic.twitter.com/WqROQGrLlg

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