【艦これif】古鷹型重巡洋艦古海プロローグまとめ

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

妊娠初期、古鷹の子を宿したまま出撃し、嵐の中で艦隊からはぐれて深海に拉致される加古。彼女は待ち続けた。助けが来るその日を。しかし、助けが来ないまま、腹は次第に大きくなっていった……。#古鷹型重巡古海プロローグ

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

自分が殺されないため、腹の子供を守るために、加古は慰み者になることを厭わなかった。口からも、そして子宮へも注がれる深海の精液は、少しずつ加古とその子供に影響を与えていった。　#古鷹型重巡古海プロローグ

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

肌は青白く、髪は灰色に。かつて愛した古鷹への憎しみが募ることさえあった。相反する想いに心を引き裂かれそうになりながらも、加古はひたすら待った。 ……そして、時は来た。#古鷹型重巡古海プロローグ

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

加古「うううっ……ふぅぅぅぅっ……」 「出産ガ始マッタカ。……腹ヲ切リ裂イテ出シタホウガイインジャナイカ？」 「コウシロトノボスノ命令ダ」 加古「……あああああっ！」 びしゃっ 「フム……オスカ。優秀ナ戦士ニナルダロウ……連レテ行ケ」 #古鷹型重巡古海プロローグ

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

加古「あたしのこども、つれていかないで…っ！」 びしゃびしゃっ 「破水？……双子ナノカ。オモシロイ」 加古「はあーっ……はあーっ……」 「……ナンダ？外ガ騒ガシイゾ」 「『鎮守府』ダ！防衛隊ヲ呼ベ！」 加古「……ふるたか？」 #古鷹型重巡古海プロローグ

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

＜砲撃＞ 「……」(ばたり 古鷹「加古！大丈夫！？」 加古「あんまりだいじょうぶでもない……ごめん、ふるたか……あたし、こんなんになっちまった……っ！」 古鷹「子供！子どもが生まれるんだね！私達の子供が！」 衣笠「今は脱出しないと！！」 古鷹「うん！」 #古鷹型重巡古海プロローグ

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

少数の艦艇による深海基地への潜入、そして鹵獲された加古の救出。皆無茶は承知だったが、掛けるしかなかった。加古が、生きている限り。そしてそれは、見事に成功した。

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

深海の基地を離れる看護船の中で、加古はもう一人の子供―母親似の女の子―を出産した。片目が青く光っていたため、彼女は観察下に置かれることになった。#古鷹型重巡古海プロローグ

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

古鷹「ありがとう、加古」 加古「ごめん、ホントはふたごだったんだ……さきにうまれたほうはつれていかれた」 古鷹「……きっとまた会えるよ」 #古鷹型重巡古海プロローグ

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

古鷹「それより、名前！この子に名前をつけてあげなくちゃ！番号じゃなくて、名前を」 加古「そうだな……こんなのはどうだ？」 古鷹「……私も、同じのを考えてた」 古鷹・加古「はじめまして、古海(ウルミ)、これからよろしくね(な)」 #古鷹型重巡古海プロローグ

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

……場所は変わって。 「苗床ヲ取リ逃ガシタダト！？」 「申シ訳ゴザイマセン」 「……マァイイ。我ラハ赤子ヲ一人手ニ入レタ。強イ子ダ、将来有望ダナ」 「聞ケ。ボスカラソノ子供ニ、識別名ガ下賜サレル。ソノ名ハ蒼牙。以後ソノ名デ呼ブヨウニ」 「……ハハーッ」#古鷹型重巡古海プロローグ

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

以上です。#古鷹型重巡古海プロローグ