ニンジャスレイヤー二次創作特別企画【イン・ザ・ストーム・オブ・バレット・アンド・カラテ】♯２

鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

吹き飛んだワイルドウェストは……しかし、誰かに受け止められる。「え？ンアーッ！？」その主を確認するより先に、彼女はカウンターの向こうへ放り投げられていた。「さっきから黙って見てりゃあ、フザケやがって……」その怨嗟の声は、彼女の聞覚えのあるものだった。85 #4215tk

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ガチャリ。次に聞こえたのは、金属塊が床に落ちたような硬い音。「俺は静かに過ごしたいだけだ……それを土足で踏み荒らしやがる。何様だ、ナメやがって……！」ドルルルル、ドルルルル！そして何らかの駆動音！ワイルドウェストは、そっとカウンターから顔を覗かせた。86 #4215tk

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そこにいたのは、先ほどのカソックコートの男！ビッグウィリーと対峙している！ビッグウィリーがバズーカを構えた。「見つけたぞ。貴様が……！」「イヤーッ！」その言葉が終わるより早く、男は両腕を振り上げた。その先の鎖が、バズソーが飛ぶ！87 #4215tk

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「イヤーッ！」ビッグウィリーが咄嗟に後転退避！しかし彼は気づく。バズソーが繰り出されたのは、自分ではなく……！「スプリンクラー＝サン！アブナイ！」「ハハハーッ……何ィッ！？」スプリンクラーは、飛来したバズソーを身を捻って回避！88 #4215tk

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バズソーはスプリンクラーを追撃することなく、カソックコートの男へと引き戻された。「しまった」スプリンクラーが呻く。体勢を崩され生じた、どうしようもない隙。そして見る。テーブルの脇から飛び出た探偵が持つ、大口径マグナムを。かつての師匠とそのショットガンを。89 #4215tk

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BLAM！BLAM！BLAM！BLAM！BLAM！BLAM！「アバーッ！？」49マグナムと散弾を撃ちこまれ、スプリンクラーの軽量化サイバネボディはあっさりと砕けた。マシンピストルを持った腕が、足が、首が飛ぶ！「サヨナラ！」スプリンクラーは爆発四散！90 #4215tk

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ビッグウィリーは一瞬言葉を失い、憤怒の形相でカソックコートの男を睨む！「貴様……！貴様ァーッ！」「俺は！」カソックコートの男が吼える！そしてアイサツ！「俺はジェノサイドだ！ドーモ、ビッグウィリー＝サン！フザケやがって！バラバラにしてやる！お前を！」91 #4215tk

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【イン・ザ・ストーム・オブ・バレット・アンド・カラテ】♯２終わり ♯3へ続く #4215tk

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◇客電◇以上で本日の投下は終了です。だんだんと火薬の量が多くなってきた！ジェノサイドも出てきたしどうなってしまうのか！続きは鋭意制作中なので気長にお待ち下さい。実況してくださった方、ありがとうございました。まとめは早めにやります◇客電◇ #4215tk