ZEROWORKSさん、映画「サマーウォーズ」実況
巨神兵が登場!これ、劇場では信じられない迫力だったな。で、ヴァーチュアルからカットがリアルに帰ってくると、滑稽でさえあるコミカルな感じになり、そして、地球滅亡の危機到来。カウントダウン開始。最後の3幕目が始まります。
2010-03-03 23:51:16城が「守るもの」ではなく「閉じ込めるもの」として表象されているのもおもしろいですね。リアル/ヴァーチュアル空間における転倒現象と呼応しているかのよう。
2010-03-03 23:48:24アクションのカッティングと作画は奇をてらうことなくいかにも良質な印象を受けます。「神作画」なんてのは基本的には「余裕がないから生まれる」のであり、それにくらべて余裕があり、堂々としており、悠然としています。劇ワンピー○も見習わねばなりますまい。
2010-03-03 23:46:45「スナップカット」が「フレーム内フレーム」の技法から飛び出し、歴史的なディスクールが話し出される。写真、そして先祖の話。「歴史」が前景化される
2010-03-03 23:36:58この横の構図の横パンが最高にクール。床が真っ暗な奈落。もう静謐さと美しさと気合いが入り混じりすぎていて泣ける。こういう見せ場の作り方がいかにも、劇アニメらしい。いい。真似したい。
2010-03-03 23:31:43物語がはっじまって、3分の1が過ぎ、演出のレベルでは、主人公も含め、キャラクターたちのはじめての「ブラックアウト」。フェードは何としても使われない。最後までとっておく!そして二幕目の開始、お手本のような演出ー脚本の展開です。
2010-03-03 23:29:14反復される花札というゲームの描写。現代にあって肝腎なのは、「バトルアクション」ではなく「ゲームアクション」だということです。その点は、「サマウォ」も確実に踏まえている。さすがです。
2010-03-03 23:26:08わびすけとおばあちゃんのねじれた関係がいかにも通俗的な意味でメロドラマ的。最後は優しさによって結ばれるけれども、いつだって罪を償うときは手遅れ。「お話」のルールだよね。
2010-03-03 23:24:18「オズ」の管理運営団体は特定されない。そのネットワークというフィールドは所与の条件として描かれる。そのフィールドの中で、人工知能と合衆国の痕跡を刻まれたラブマシーンが暴れ回る。
2010-03-03 23:22:07図式化すると。「デジタルネットワーク」/「アナログネットワーク」という二元論がばあちゃんの気概によって可視化されます。ただ、後者においても「電話」が介在していることは、見逃してはなりますまい。
2010-03-03 23:19:12おばあちゃんの強い女性像はどうしても宮崎産さんの強い女性像を想起させるんだけれども、細田さんはこのおばあちゃんに「×」(自主規制)という出来事を導入することで、宮崎さんからは切断される。さすがです。
2010-03-03 23:17:26「本家ー分家」のテーマが物語にさりげなく導入される。このテーマはまわりまわってアニメーションの歴史における「主役」の「血縁ー血統主義」の系譜に連なるためのテーマでもある。優秀な制作者はみんな知ってるお約束。知らないのに偉い人もマレにいる、滅んでください。
2010-03-03 23:15:31たたみかけるような並行モンタージュで、混乱が画面の連鎖のなかで増殖をはじめる。それらのカットを携帯電話とテレビが媒介してゆく。BGMも和声的な解決を求めてさまよいはじめる。
2010-03-03 23:11:37車内にカメラを設定するなら、車外を走る少女の呼吸音はいれてはいけない。けれども入ってる。「主観が二重に画面で表象されている」と肯定的に述べておきましょう。
2010-03-03 23:08:39