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akinosora_
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その教えを律儀に守った人たちのおかげで日本の戦後漫画界は花開いて行く訳ですが、その話は本を読むなりもっと詳しい人にでも聞いてください。
2015-03-09 00:01:41![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
マンガの話をそのままライトノベルに当てはめるのに無理があるかも、という話はまあここでは置いておいて、当てはまるものとして、あるいは先達として参考になるものとして考えます。
2015-03-09 00:04:22![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
マンガの場合、ある時代からその教えに反してマンガしか読まずに漫画家になる世代というのが現れます。良い意味では成熟したと言えますが、そこにはある程度の「お約束」、マンガを読む上での前提みたいなものが生まれたという意味でもあります。
2015-03-09 00:15:16![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
まとめにもあったようにライトノベルでもそういう現象が起きているということですが、これ10年くらい前から一部言われていたことで、手前味噌になりますがHJ文庫創立時に創刊した「NovelJapan」という雑誌でそれをテーマにしたコラムを連載してました。
2015-03-09 00:23:51![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
コラムではその状況自体については肯定的にも否定的にも書いてなかったと思いますが、何らかの「危機感」みたいな物があったのは確かだと思います。善悪ではなく「そういう状況になっていくことを周知しないと!」みたいな。
2015-03-09 04:28:33![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
マンガでも警鐘的にそういう議論があったと想像しますが、結局なるようにしかならなかったように見えるので、結果はどうあれ意識だけはしていよう、みたいな。意識しているかしないかで違いが出るはずだ、ということを信じたというか。
2015-03-09 04:37:29![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
だから新人賞の審査でも「この作品はどういう文脈の中で生まれたのか」みたいなのは凄く意識します。そう見ると毎年の傾向の変化というのが見えやすくなります。徐々にライトノベル的なリテラシーに依存した作品が増えていくなー、とか。
2015-03-09 04:45:07![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
というのが前フリで、現在審査中の第9回HJ文庫大賞の話になるのですが、この傾向がガラっと崩れました。善悪では無いと言いつつも審査が例年以上に楽しかったし、嬉しかったんで良かったです。色々見つめ直せたというか。という訳で第9回の受賞作を楽しみにしていただければと。僕も楽しみです。
2015-03-09 04:51:35![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
まぁ私のようなしがない底辺作家が何言うてもアレなんだが、同業の人とどういう話を書きたいかみたいな話は最近あんましない。どうも私はズレてしまうのか、いまいち話にのれんし、身にならんということが多い。
2015-03-09 00:10:36![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
私は「どういう話を書きたいか」という話をしたいのだけど、なんというか、マーケティング前提な話をしすぎるというか、「それじゃ売れない」「今はこれが」という論調になってしまい、骨組みではなく外装や内装のべき論になってしまうことが多い。
2015-03-09 00:12:20![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
こっちは骨組みを作りたくてはなししているのになぁと。まぁ多分、その方々はすでに骨組みを持ってらっしゃるんじゃないかなと思うんだけどね・・・
2015-03-09 00:13:55![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
このまとめ、榊先生の和もののところで毎回苦笑する。日本の歴史を作る司馬遼先生も「つまんね」と切って捨てた南北朝時代舞台のラノベとか売れる気しねぇwww >RT
2015-03-10 00:55:15![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
書きたいけどね。陰陽師に男の娘に女体化した日本三大怨霊とか出すから書いちゃダメ? あ、ダメすか。そうすか。
2015-03-10 00:57:46![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
どうしても地味~な南北朝時代なんだけど、ギミックというかガジェットだけ見るとかなり熱いのよ。そのまんまは無理でも別の形で再利用出来んじゃねぇかってほど。>RT
2015-03-10 01:10:33![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
貴族支配を復活させたい後醍醐帝と、軍閥政治を続けたい足利将軍家。つにはもう一人帝を立てるというウルトラCにて逆転した将軍だけど、直前後醍醐帝は、三種の神器のひとつ「草薙の剣」を持って逃げ出す。その結果、南北二つの王朝が睨み合う形になる。
2015-03-10 01:12:24![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
他の国でも南北朝的な、二王朝が睨み合う時代はあったけど、日本の場合は京都と吉野(奈良県)で、目と鼻の先でのにらみ合いで一国が二分されたという珍しい形。北朝側のほうが圧倒的優位ではあるけど、神器のひとつが奪われた状態なので、完璧とは言いがたい。
2015-03-10 01:13:51![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
結果、三代将軍義満が南北合一を成功させるんだけど、ここで出てくるキーパーソンが、なんと「一休さん」。この一休さん、実は南朝の、後醍醐帝の子孫という説がある。後醍醐帝の孫かひ孫と言われている。ようは南朝正統直系!! 神器の継承者でもあるわけだ。
2015-03-10 01:15:28![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
義満は中国への公文書に「国王」と自らを書かせたほどの男。また、皇族んい代わって自らが日本を治める、「禅定」を画策していたとも言われる。この男にとって最も恐るべき存在は、ある意味一休さんだったとも言える。
2015-03-10 01:16:56![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ちなみに南北朝時代は、後の攘夷思想にも多大な影響を与えてます。南朝の畠山が天皇素晴らしいって本を書いてばらまいて、これが幕末に聖典になる。楠木正成が祭られた湊川神社に攘夷志士が詣ったのもこの流れ。
2015-03-10 01:19:15