【連合】メイジとアーティストによる模擬戦【同盟】

夏屋純 @Sunday_aftemoon

@kinoakira 「衝撃、光線、貫け。膨大なる熱量！！」 傷だらけの身体を力づくで動かす。羽扇を振りぬけば、そこから赤い線が走った。 その帰結を見もせず、激しい疲労の中でもう一度放とうとするライル 12 [3D6] 5,5,2 (21:47:58) #GC模擬戦

つけるのはなしをしんじるな @kinoakira

@ryle_will その羽扇をノーラはいまだかつてどの書物でも見たことがなかった。 どんな絵画にも、見たことはなかった。 ふわふわした外見のそれが何か、彼女には見当もつかなかった。 杖ではない、暗器の類にも見えない。 HP 29/100 #GC模擬戦

つけるのはなしをしんじるな @kinoakira

@ryle_will しかし、それから、赤い光が放たれ彼女の腹を貫いた。 貫いた、というのは正しくないかもしれない。 貫きながら、穴を作りながら、灼いた。 ノーラは感じたことのない痛みに、顔を歪める。 そして、見たことのない武具に心を躍らせた。 #GC模擬戦

つけるのはなしをしんじるな @kinoakira

@ryle_will 排莢し、新たな弾丸を装填する。 ガンマンのような早撃ち勝負だ、こういうのを何と言ったのだっけ。 「素敵ですわ、それ。もっと見せてくださる？」 次弾装填、構え、どちらが早いか、さあ。勝負だ。 9 [2D6] 4,5 (22:10:03) #GC模擬戦

夏屋純 @Sunday_aftemoon

@kinoakira 「君に勝つためにはこういうのしかないのさ。」 先ほどのような時間は与えられない。装填するまでの僅かな間に、折った膝を立たせ、漂う混沌を集積し、最大の一歩で懐に飛び込む。渾身の力で、まるで刃物を扱うときのように突き出した羽扇。 35/100 #GC模擬戦

夏屋純 @Sunday_aftemoon

@kinoakira その時、世界の動きが突然遅くなった。自分の動きと、ノーラの動き。視界の端の炎の揺らめき。すべてが遅くなり、急速に巻き戻っていく。これが、走馬灯と言うやつか。 「死にたくないな」彼の口からその言葉が漏れた。 その瞬間、時間が戻った。 #GC模擬戦

夏屋純 @Sunday_aftemoon

@kinoakira 羽扇からは先ほどに比類する光線が噴き出し、ノーラはライルの眼前に銃を突き付けて、今まさに引き金を落とそうとする瞬間だった。 飛び込んだ自分の勢いを抑えられないまま、ノーラに体当たりを敢行する。 10 [2D6] 4,6 (22:28:06) #GC模擬戦

つけるのはなしをしんじるな @kinoakira

@ryle_will 体当たりの衝撃で、ノーラはたたらを踏んだ。 ぐらりと、世界が反転し、地面に倒れる。 衝撃で引き金が引いてしまいあさっての方向に弾丸が飛ぶ。 hp 39/100 #GC模擬戦

つけるのはなしをしんじるな @kinoakira

@ryle_will 再装填の暇はない。 銃床で、思い切り、相手を殴りつける。 あまり使いたくない手だが、接近戦で組み付かれればしょうがない。 6 [2D6] 5,1 (22:57:32) ＃GC模擬戦 遅れましたどうぞ！

夏屋純 @Sunday_aftemoon

@kinoakira 「一歩、足りなかった…かな…」後頭部を殴打され、脇腹からは血が落ち、満身創痍とはこの事か。ノーラを押し倒したまま、腰に吊ったナイフに手を伸ばそうとして。 HP41/100 (5R過ぎましたが、50行くまで続けますかー？私としてはどちらでも美味しいのですが！)

夏屋純 @Sunday_aftemoon

@ryle_will @kinoakira 手を伸ばそうとして止める。代わりに自分の練れる最後の混沌を手のひらに集め、直接叩き込まんとする。 「衝撃、振動、歪み…火炎！」 杖を使わずに魔法を使うことなんか考えたこともなかった。 8 [2D6] 4,4 (23:33:20)どうぞ！

つけるのはなしをしんじるな @kinoakira

@ryle_will 短銃を丁寧にしまうことはできない。 外すこともできない。 しかし、ここまでの距離ならば、外すこともない。 少年の手のひらが、肩に焼け付き、左腕の得物を取り落とす。 「魔法使いさん方は、炎がお好きですわね」 HP　47/100

つけるのはなしをしんじるな @kinoakira

@ryle_will 痛い、熱い、肌が焼かれる。 それ以上に、楽しい。 高揚感で痛覚を麻痺させる。 左手で目の前の彼の手を掴み、愛おしげに自分の体に押し付ける。 「大丈夫ですわ、外しませんから」 耳元に口を寄せ、恋人に囁くように、彼女は言った。

つけるのはなしをしんじるな @kinoakira

@ryle_will 右手で、自分に押し付けられた腕を押さえ込み、左手で新たな拳銃を抜き相手の体に押し付け、引き金を絞った。 6 [2D6] 2,4 (23:48:02) どうぞ！

夏屋純 @Sunday_aftemoon

@kinoakira 「ふふ。お気遣い、感謝するよ…！」 押し付けられた拳銃を外さず、互いの武器をおしつけあう。胴に2発目をもらい、たまらず血ヘドを吐く。 掌の炎が肉を焦がす臭いがする。実のところ、自分も熱いのだ。 『それまで！』 #GC模擬戦 HP47/100

夏屋純 @Sunday_aftemoon

ねえ言って良い。ナチュラルに引き分けた

夏屋純 @Sunday_aftemoon

@ryle_will @kinoakira 声と同時に、二人は引き剥がされる。乱暴に動かされることで傷口に響き、一旦集中が切れたことで自分がどれ程身体にダメージを負ったのか理解する。 この戦いを出汁に政治的交渉を進める君主達を見ながら、楽しい時間は終わったのだと。 #GC模擬戦

夏屋純 @Sunday_aftemoon

@ryle_will @kinoakira そう思い至る頃には、互いの陣営は一旦下がるようだった。明日以降またここでは終わりなき戦いがあるのだろう。 「フーガと引き分けただけあるよ。いったぁ…」裏腹に顔は笑みを浮かべており、別れの言葉を探す。 「またね。次は勝つよ」 #GC模擬戦

つけるのはなしをしんじるな @kinoakira

@ryle_will 何か、光で貫かれ、灼かれた腹が痛む。 爛れた肩が痛む。 すりむいた肌が、痛む。 高揚感が潮のように引いていき、忘れていた痛みが思い出されてくる。 頭が冷えてきた。

つけるのはなしをしんじるな @kinoakira

@ryle_will 「ええ、流石。といったところでした」 「また一緒に踊りましょう。決着がつかなかったのはとても残念でした」 「邪魔が入らなければ、最後まで踊れましたのに…」 「今度はきっと、最後まで。よろしくお願いしますね？」

つけるのはなしをしんじるな @kinoakira

@ryle_will 本当のところはもっと礼儀を尽くした別れを告げたかったが、痛みと怪我でそれはかなわない。 精一杯微笑んで、別れを告げた。

夏屋純 @Sunday_aftemoon

@kinoakira 「はは。次に会うときは、邪魔が入らないようにしないとね」 笑みを交わした二人はそれぞれ兵士たちに連れられて、背中を向けて歩き出した。足を出すごとに激痛が走り、少しして担ぎ上げられるように連れていかれるのだった。 (ありがとうございましたー！楽しかったです！)

つけるのはなしをしんじるな @kinoakira

@ryle_will 「そう、ですわねえ」 「きっと、それがいいです」 ふにゃと子供のように笑い、連れに来たプロフェットに半ば肩を貸されるように、引きづられるようにして、ノーラは陣営に連れて行かれた。 （ありがとうございました！本当に楽しかったですー！）