エネルギー新潮流 第2部「過去と向き合う」核の最終処分
【愛媛新聞3月7日】エネルギー新潮流 第二部 過去と向き合う(中) 最終処分場受け入れ 住民自ら選考に参加⑩ かし、エストハンマルではそうした経緯も踏まえ、1980年の原発稼働前から処分場の必要性や安全確保策について公開の場で繰り返し説明するなど、住民と顔を合わせ続けてきたという
2015-03-13 23:26:22【愛媛新聞3月7日】エネルギー新潮流 第二部過去と向き合う(中) 最終処分場受け入れ⑪ 「彼らならきちんとやってくれるよ。問題ない」。予定地から車で15分ほど離れた街中で出会った大工の男性は屈託のない表情で建設に賛成する。「福島の事故は怖いけど、処分場が決まらない方が危険だろ」
2015-03-13 23:27:09【愛媛新聞3月7日】エネルギー新潮流 第二部 過去と向き合う(中) 最終処分場受け入れ 住民自ら選考に参加⑫ 「押しつけるよりも住民が自主的に先行プロセスに参加して、受け入れを望むシステムが必要だった」とSKB担当者。今後も地元とも信頼関係の維持を第一に建設を進めて行くとする。
2015-03-13 23:27:26【愛媛新聞3月7日】エネルギー新潮流 第二部 過去と向き合う(中) 最終処分場受け入れ 住民自ら選考に参加⑬ 日本でも同じように処分場予定地をめぐる議論がなされてきたが、未だに決まっていない。日本における国や事業者と住民の間の「距離」を遠く離れたスウェーデンで感じた。
2015-03-13 23:27:42【愛媛新聞3月9日】エネルギー新潮流 日本記者クラブ取材団報告 第二部 過去と向き合う(下) ドイツの処分場計画撤回 慎重姿勢で「再出発」① 2022年までの脱原発を決めたドイツ。しかし、原発から出る使用済核燃料の処分場は未定だ。
2015-03-13 23:35:12【愛媛新聞3月9日】エネルギー新潮流 第二部 過去と向き合う(下) ドイツの処分場計画撤回 慎重姿勢で「再出発」② 「どんなに税制優遇などの恩恵を受けても、手を挙げる自治体はないだろう」。
2015-03-13 23:35:41【愛媛新聞3月9日】エネルギー新潮流 第二部 過去と向き合う(下) ドイツの処分場計画撤回 慎重姿勢で「再出発」③ 連邦議会が14年4月に設置した「高レベル放射性廃棄物に関する委員会」のウルスラ・ハイネン・エッサー委員長は顔をしかめる。
2015-03-13 23:36:03【愛媛新聞3月9日】エネルギー新潮流 第二部 過去と向き合う(下) ドイツの処分場計画撤回 慎重姿勢で「再出発」④ かつてドイツは処分場を決定していた。伊方原発1号機が運転を始めた1977年、東西ドイツの境界付近にあった旧西ドイツ北部の町ゴアレーベンを候補地に選んだのだった。
2015-03-13 23:36:19【愛媛新聞3月9日】エネルギー新潮流 第二部 過去と向き合う(下) ドイツの処分場計画撤回 慎重姿勢で「再出発」⑤ だが、大規模な反対運動が巻き起こり、計画は中断と再開を繰り返す。そしてドイツ統一から20年余りがたった2011年11月、政府はついに撤回に追い込まれた。
2015-03-13 23:36:39【愛媛新聞3月9日】エネルギー新潮流 第二部 過去と向き合う(下) ドイツの処分場計画撤回 慎重姿勢で「再出発」⑥ 「ゴアレーベンについては深く話したくない」と語るエッサー委員長。
2015-03-13 23:36:56【愛媛新聞3月9日】エネルギー新潮流 第二部 過去と向き合う(下) ドイツの処分場計画撤回 慎重姿勢で「再出発」⑦ いったん決まった候補地がひっくり返るという失敗の傷は深いらしく「正しい議論だったのかは、政治的な立場によって評価が変わる」と言葉を選びながら振り返る。
2015-03-13 23:37:10【愛媛新聞3月9日】エネルギー新潮流第二部(下)ドイツの処分場計画撤回 慎重姿勢で「再出発」⑧ ゼロからの再出発となった処分場の候補地選定。学者のほか、経済団体や宗教界の代表など多方面にわたる約30人で構成する委員会の与えられた役割を見ると、作業は白紙に近い状態であることがわかる
2015-03-13 23:37:52【愛媛新聞3月9日】エネルギー新潮流 第二部 過去と向き合う(下) ドイツの処分場計画撤回 慎重姿勢で「再出発」⑨ 委員会に処分場候補地を決める権限は無い。使用済み燃料の処分方法や候補地を検討して報告するのみで、どの機関が候補地の決定権を持つかすら不透明。
2015-03-13 23:38:08【愛媛新聞3月9日】エネルギー新潮流 第二部 過去と向き合う(下) ドイツの処分場計画撤回 慎重姿勢で「再出発」⑩ 国として慎重に事を進める姿勢が際立つ。
2015-03-13 23:38:25【愛媛新聞3月9日】エネルギー新潮流 第二部 過去と向き合う(下) ドイツの処分場計画撤回 慎重姿勢で「再出発」⑪ 「まずは選定手続きに対する市民の理解を得なければ」と力を込める委員会の広報担当スタッフ。公正で透明性のある化学的見地に基づいた議論を心掛けているという。
2015-03-13 23:38:37【愛媛新聞3月9日】エネルギー新潮流 第二部(下) ドイツの処分場計画撤回 慎重姿勢で「再出発」⑫ ただ、脱原発へと舵を切ったことで使用済み燃料の増加ペースは落ちる見通しだ。最終的に処分の必要な量も予測がついたといい、「(脱原発で)ある意味、楽にはなった」とエッサー委員長。
2015-03-13 23:38:56【愛媛新聞3月9日】エネルギー新潮流 第二部 過去と向き合う(下) ドイツの処分場計画撤回 慎重姿勢で「再出発」⑬ 「過去」と決別する一歩となる処分場候補地の選定時期は31年に設定された。
2015-03-13 23:39:12【愛媛新聞3月9日】エネルギー新潮流 第二部 過去と向き合う(下) ドイツの処分場計画撤回 慎重姿勢で「再出発」⑭ 対する日本。行き場のない「核のごみ」が各地の原発などに約1万7千トンあるとされ、再稼働が進めばさらに増加することは間違いない。
2015-03-13 23:39:32【愛媛新聞3月9日】エネルギー新潮流 第二部 過去と向き合う(下) ドイツの処分場計画撤回 慎重姿勢で「再出発」⑮ 解決の道筋を見つけるために残された時間は日本の方が少ないかもしれない。
2015-03-13 23:39:43