針生一郎と戦後美術展 講演「美術批評の現在進行形」 講師:椹木野衣
- misonikomioden
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その雑誌で議論の応酬していたが、そこで、針生一郎が乱入してきた。 すでに終わった講演の内容だったので、応酬ともなりにくいのだが、それでも再録をそこにした
2015-03-15 13:45:22日本には戦後美術史もないしその思想的枠組みもない、と それは批評家研究者が怠惰ではなく、構造的にそうなっている、と 歴史とは蓄積と発展という進歩史観だが、それがない
2015-03-15 13:46:49日本の戦後美術は祭りのように盛り上がるが継承されず消える。 また同じように祭りのように、、、と 忘却と反復、という呪縛。 そこには蓄積も発展もない。だから歴史も作れない
2015-03-15 13:47:38[参照]
中ザワによる論考
「日本戦後前衛美術史/前衛は更新され続ける」
https://twitter.com/misoni_2013/status/544516479958261762
https://twitter.com/gekkanbijutsu/status/358591070445109248
1つはアヴァンギャルド。 2つめは広い意味のリアリズム。現実をどう捉えるか 3つ目はアンデパンダン。アンデパンダン「展」ではなく本来の意味での自主独立。 4つめは反戦・反核。
2015-03-15 13:51:41アヴァンギャルド。 花田に関わることであるが、 政治的というより弁証法だ。 岡本太郎は反弁証 弁償は正反合だが、岡本はそれを否定してて、その点で花田清輝と対立
2015-03-15 13:54:08[注]
花田→花田清輝のこと
弁償→弁証法のまちがい
弁証法は今あるものを拒むことから始まるが、岡本は対象を拒絶したままとどまるというもの。それが最終的に爆発する、ということで芸術は爆発だとなる。
2015-03-15 13:54:52アヴァンギャルドは拒むこと。 最晩年の映像にもあるが、資本主義発展で売れるものが良いものになった。しかしそれを拒絶し新しいものを生み出さなくてはいけない、と
2015-03-15 13:55:23広い意味のリアリズム。 リアリズムというとリアリズム絵画が思い浮かぶがそうでなく、 リアリズムと超現実絵画の対立を超え、人間の想像力を超えそれをありのままとらえるというもの
2015-03-15 13:56:13アヴァンギャルドと一致する。 今あるものを見ないようにして生活しているが、それをまず拒まないと真実は見えない。そのリアリズムにルポルタージュがある。 矛盾が生じているところにでかけ見る。
2015-03-15 13:56:54アンデパンダン。 アヴァンギャルド、リアリズムとなればそれは自主独立とならなくてはいけない。公的助成(税金)に頼ってはアンガージュマンなどできない。
2015-03-15 13:58:00[参照]
アンガージュマン
デジタル大辞泉
http://bit.ly/1HZyffE
反戦反核。 大きな人類的宿業。人が人を殺しあう。それに対し無力か。 それは政治的なことに矮小化できず、アヴァンギャルド、リアリズム、アンデパンダン全て含むことだ
2015-03-15 13:58:56