ピラミッドの内部構造

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Yukinori Kawae/河江肖剰 @yukinegy

ピラミッドの内部構造(1)−まず主要な傾斜路説は、実際には3つです。直線傾斜路、螺旋傾斜路、ジグザク傾斜路です。番組の中ではややっこしくなるということで、2つだけ紹介されました。

2015-03-18 02:22:47
Yukinori Kawae/河江肖剰 @yukinegy

ピラミッドの内部構造(2)−ピラミッドの内部構造に関する説も、大きく分けて、3つです。水平に石材が積まれている。内部に階段状のものがある。あるいはレイヤー構造になっている。そして、さらに加えると、それらが混在している。というものです。

2015-03-18 02:22:50
Yukinori Kawae/河江肖剰 @yukinegy

ピラミッドの内部構造(3)−内部構造を知ることが重要なのは、傾斜路の形状が、おそらく、それらと関わっているからです。階段状構造だと、ジグザク傾斜路は設置しやすいですし、レイヤー状だと、M.レーナー博士の提示する「レイヤー状」の螺旋傾斜路が設置しやすいはずです。

2015-03-18 02:22:54
Yukinori Kawae/河江肖剰 @yukinegy

ピラミッドの内部構造(4)−しかし、北東の角80メートルで観察されたのは、上記のいずれの構造でもなく、人工的な空間があったということです。

2015-03-18 02:22:57
Yukinori Kawae/河江肖剰 @yukinegy

ピラミッドの内部構造(5)−ピラミッド内部に充填材を入れる方法は、第5王朝のアブシールや中王国時代のピラミッドでも見つかっています。実際、クフ王のピラミッドでも、この方法が用いられた可能性は1980年代から指摘されています。私が最初ではありません。

2015-03-18 02:24:00
Yukinori Kawae/河江肖剰 @yukinegy

ピラミッドの内部構造(6)−それはフランスの重力計や早稲田大学の電磁波調査の分析結果から示唆されており、チェコのヴェルナー教授も一般書の中で、その可能性を述べています。

2015-03-18 02:24:04
Yukinori Kawae/河江肖剰 @yukinegy

ピラミッドの内部構造(7)−ただ、そういった分析結果は、肉眼ではインビジブルであり、物理的にもインアクセッシブルであり、詳細は分かりませんでした。今回の調査が重要なのは、映像から3Dデータを生成することで、その空間を考古的に「記録」することを可能にした点です。

2015-03-18 02:24:10
Yukinori Kawae/河江肖剰 @yukinegy

ピラミッドの内部構造(8)−上記の方法論と解釈を、ポーランドで行われたthe 6th Old Kingdom Art and Architecture 国際会議で発表しましたが、このproceedingsが刊行されましたら、またこの場でもお伝えします。

2015-03-18 02:24:14