☆村上信五【月】

蒼いの∞妄想部屋（月の間） @daikyury

《村上信五》 【月①】 誰や…あの男… スマホを取り出して電話をかけてみる 今度は気づいたみたいで あの男に手を振り ロビーで電話に出る ｢信五♡｣ 名前の後ろに“♡”がついてる感じで 呼ばれる 『LINE見とらんのか？』 『ホテルのカフェにおんねん』 …何しとった

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【月②】 「えー、ホント♡すぐ行くね」 『お、おん』 耳元で囁かれてるみたいな アンタの声 擽ったくて心地いい 電話の声を聞いただけなのに ドキドキする まるで中学生のガキやな ちっこくて 華奢で クリクリした眼 そのくせに 時々びっくりするぐらい 艶っぽい 魔性やな…

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【月③】 「お待たせ♡ごめんね♡」 とびっきりの笑顔でくる オーダーを取りに来た店員に ミルクティーを頼む 「早く着いたの？」 『アンタに早う会いたくてな』 「ありがとう 信五♡」 ー“お待たせ致しました” ミルクティーが運ばれてきた 『ん、ありがとう』 店員にも微笑む

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【月④】 …俺は 微笑まれたカフェの店員にすら 嫉妬をした やから さっきの男の事は聞かん アンタを怒らせて アンタを失う方が よっぽど嫌や 他所に出るのが面倒やったから そのままカフェで飯食うた アンタはコロコロ笑とった pic.twitter.com/2rtV3379eB

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【月⑤】 「…信五ぉ～？」 上目遣いで見んなや…反則やで… 限界や… 『行くで』 「ん？どこに？」 『…』 わかってるやろ？ わかってて、聞くんやな ホント、魔性や 『一休みしたいねん』 フロントで鍵を受け取り アンタの腰に手を回す 「お買い物は～？」 『後や、後』 甘い香り…

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【月⑥】 部屋に入るなり 俺はアンタを抱きしめた 壊さんように でも、力一杯 ちっこいアンタは 俺の腕の中にすっぽりハマる 「…苦しい」 『おっ、ごめん』 手を緩めると「はふっ」て 俺の胸にもたれかかる 「ちゅーして…」 上目遣いで背伸びしてくる …ちゅっ 抱き上げた…

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【月⑦】 壊してしまいそうで 怖くて優しくさわる 気持ちよさそうに 「ふぁ…」って 軽く体を捩る 『気持ちええか？』 「ぁ…やっ…き、もち、いい…よぉ…」 「やん…イきそう…」 『ええよ、イって』 躊躇うように 恥じらうように イった 頬を紅くして 荒い呼吸で 「信五…もっと」

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【月⑧】 『ええよ…』 ねだるアンタと 深く繋がり 抱き起こす 壊れてもええ 我慢できへん 俺の腕の中で 苦しげな顔して 掠れた声で喘ぐ 昂ったアンタの体 誰が残したのか 紅い痕がますます紅く浮き出る 見ないふりして 攻めあげる そして、ともに果てた… 離したない…

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【月⑨】 今日はアナタが家に来はる日♡ アナタの好きなケーキも アナタの好きな紅茶の葉も 買うた 掃除もしたった♡ 後はアナタからの連絡待ちや …遅いなぁ～ 人と会う約束があんねんって 言うてはったよなー 誰やろ？ …男やろか？ pic.twitter.com/LJLs3OMwVJ

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