可算名詞、不可算名詞をどう捉えるか考えてみた。

可算名詞、不可算名詞は英語学習でもっとも躓くところなので、ちょっとまとめてみました。
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Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

可算名詞、不可算名詞は本当に難問奇問。なのでおおざっぱな「捉え方」を書いてみようと思う。

2015-03-21 10:41:47
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

例えば、椅子をバラバラししたら、ただの木片になってしまう。猫をバラバラにしたら肉片になってしまい、それぞれ「椅子」「猫」として機能しなくなる。こういうものは数えられる名詞。

2015-03-21 10:45:26
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

逆に切ってもちぎっても一部を取り出しても質が変わらないものは、数えられない名詞。たとえば水、パン、ごはんなど。

2015-03-21 10:47:16
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

数えられる名詞は、基本的に形が決まって、境界線がはっきりしているもの。犬、猫、椅子、テレビ、パソコンなどなど。切り取ったり分解すると意味をなさなくなるものは、「数えられる名詞」とも言える。

2015-03-21 10:43:33
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

量が変わっても本質が変わらないもの、それは数えない。10ドルでも1000ドルでもmoney はmoney。water, space, などなど。

2015-03-21 10:50:24
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

「そりゃ数えられるだろ..」と思われるが数えないものは、この「量が変わっても、形が変わっても、一部を取り出しも性質が変わらない」で考えると把握しやすい。お米の粒は数えられるが、数えない。髪の毛も数えない。トウモロコシも粒ごとには数えない。氷も数えない。

2015-03-21 10:52:13
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

「量が変わっても、形が変わっても、一部を取り出しも性質が変わらない」でいうと、例えばinformation も数えない。data も数えない。

2015-03-21 10:53:33
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

輪郭がはっきりしないものは数えない。大気とか、水なんかもそう。

2015-03-21 10:54:14
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

また、素材、性質を表すものは数えない。例えば、だ。This is made of steel. I like beef. Pork is more tasty、なんていう感じ。 steel, beef, pork は、素材なので、数えない。

2015-03-21 10:56:12
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

牛(cow)は肉になるとbeef だし、pig は肉になるとpork に。ただ、鶏が鶏肉になってもchicken なのがトリッキー。I ate a chicken. のおかしさはここにある。ただ、鶏の丸焼きで、I ate a whole chicken なら全然ありな言い回し。

2015-03-21 10:58:54
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

次に数えたり数えなかったりするややこしいものをいくつか。

2015-03-21 10:59:25
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

例えば、glass は「ガラス製」なら材質だから数えないが、コップなら a glass, 眼鏡ならa pair of glasses と数える。

2015-03-21 11:00:36
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

space は基本的には数えない。How much disk space do you have?など。だが、駐車のスペースを空けた、などというときは She cleared a space on her desk. 「机の一角に空間を作った」なんていう時は数える。

2015-03-21 11:04:38
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

space 以外にもこういう名詞はある。room もそう。うちは4部屋あるとかいう時は数える。それは「仕切られて、はっきりしてるから」。でも、「空間」というような形のはっきりしないものとして扱う時は数えない。I will make some room for you. など。

2015-03-21 11:13:12
かぼちゃねこ🎃 @satsukinmnl

@Matsuhiro sheepは単数でも複数でもsheepなのが混乱します。不可算なのかと思うとそういうわけでもないし。

2015-03-21 11:03:14
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

こういう例外もあります。たぶんですが、そもそも羊は群れいるし、モコモコしてて数えにくい、とかそういうことが大元なのでしょう。可算名詞なんだけど、複数も単数もsheep です。@satsukinmnl sheepは単数でも複数でもsheepなのが混乱します。不可算なのかと思うと..

2015-03-21 11:09:12
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

同じです。1匹でも5匹でもfish です。食材でもfish。ただ5種類の魚がいる、といったように種類を扱う時はfishes っていいます。こういう名詞は多いです。@satsukinmnl fishも同じと考えていいですか?

2015-03-21 11:21:19
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

bread も基本的に数えない。a slice of bread という。じゃあbreads という場合はないのかというと、いろいろな種類のパンがあるね、というような時には複数形を取る。

2015-03-21 11:22:49
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

Time も数えない。境界がハッキリしてないし、切り取っても性質が変わらないから。ただ、輪郭がはっきりした特定の時間は数えたりする。We had a great time! など。

2015-03-21 11:26:39
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

それからややこしいのがfurniture(家具)とequipment.(装備)。日本語的には数える気がするが、これらの性質を表す言葉。だから、two pieces of furniture、a piece of equipment などという。

2015-03-21 11:29:08
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

luggage も数えたくなるが、これも種類を表す言葉。bag やsuitcaseなら数える。でもluggage は数えない。furnitureと同じです。

2015-03-21 11:33:01
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

それからさらに事態をややこしくするのが、「最初から複数形」というわけのわからない単語。例えばclothes 。これは複数形しかない。単数でもこう呼ぶ。fish やsheep の逆バージョン。ちなみにdata も複数形で、実は単数ならdatam というが、だれも使わない。

2015-03-21 11:40:09
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

種類を表す言葉(つまり不可算名詞)は他にも、breakfast, lunch, dinner などもある。これらは原則としては数えない。

2015-03-21 11:41:20
Hiroshi Matsui(松井博)@Brighture CEO @Matsuhiro

じゃあbreakfast, lunch, dinner は絶対に数えないかというと、例えばアポでランチなんていう時は数える。I had a nice lunch with by buddies. とかなんとか。結局これも、どういうふうに捉えるかという問題。

2015-03-21 12:01:51