Loving Brings Love (後編)

りえぷぅ @riem124blue

411 〇〇「迎えない！！///」 安田「あはは！じゃー、先入る？」 そう言って、首にチュッてされる。 〇〇「…もー…///…先に入って？」 安田「ん、わかった。」 もう一度チュッてされて、そのままバスルームへ向かう彼。 内緒で買っておいた彼用の部屋着。

りえぷぅ @riem124blue

412 彼を追いかけて、それをバスタオルと一緒に渡す。 安田「えっ？買うてくれたん？今日は元カレのジャージやないん？」 〇〇「もー！ホントに弟だって！」 安田「あはっ、ごめぇん♡ありがとな？」 あー、ダメ…この笑顔が大好き♡ 幸せすぎてコワイくらい…。

りえぷぅ @riem124blue

413 入れ違いでお風呂入って、もうすぐ12時…。 安田「ほら構えて構えて♡」 グラスを近くに寄せて時計とわたしを交互に見る章ちゃん。 安田「あっ！はい！カンパーイ！おたんじょーびおめでとーぉ♡んははは！」 わたしより幸せそうな顔をする、そんな彼を見てまた幸せになれる。

りえぷぅ @riem124blue

414 安田「これ…プレゼント♡」 〇〇「ありがとぉ…！」 開けると指輪。 安田「いきなり指輪とか重い？でも…おまえの為に選んでんで？これ…絶対似合う思て…。」 少し前に誰かの指輪を選んだであろう彼が、あえて、選んだプレゼント…。 わたしの為だけに選んでくれた指輪…。

りえぷぅ @riem124blue

415 〇〇「ありがと…章ちゃん…。」 安田「サイズ大丈夫かなぁ…？」 〇〇「あ…ちょっと大きい…。」 安田「わ！ホンマやん…あぁぁぁ…。」 〇〇「あ、でも、この指なら…、」 安田「あかん！この指がいい！」 右手の薬指をキュッとされる。

りえぷぅ @riem124blue

416 安田「サイズ直し、一緒行こ？」 〇〇「うん…。」 安田「いつかは反対の薬指にもつけてな？」 〇〇「えっ…？章ちゃん…気が早いよ…ふふ。」 まだ、こうなれたばかりなのに。 安田「やって…、」 薬指から、少し大きい指輪を抜き取って、彼がケースにそれを戻す。

りえぷぅ @riem124blue

417 わたしとの距離を詰めて、ふわっと抱きしめたかと思うと、オデコをコツンとぶつけられた。 安田「少し前の自分が、嘘みたいやねん…。もー毎日…ずーっと…おまえのことばぁっかり考えんねん…。ひとり占めしたぁて、亮にちょっといじわるしたり、大倉にヤキモチ妬いたり…。」

りえぷぅ @riem124blue

418 至近距離で話す彼はずっと目を伏せて、少し低い声でゆっくり話す。 それがすごく心地いい…。 安田「好きやで…。」 ずっと聞きたかった言葉…。 安田「自分でもびっくりするぐらい…ホンマにめっちゃ好き…。ホンマに…離さへんからな？」 そう呟くように言って、唇が重なる。

りえぷぅ @riem124blue

419 知らない間に、涙が溢れる。 でも、この涙は今までの涙と意味がちがう…。 安田「もぉ…また泣かせたやん、俺…。」 〇〇「…章ちゃん…、」 安田「んー？」 〇〇「章ちゃん…好き…。」 安田「ん、俺も好きやで。」 また…何度も重なる唇。

りえぷぅ @riem124blue

420 安田「もー、チューだけじゃアカン…。」 いつの間にか消えてた明かり。 痺れた頭が理解できないほどの流れで、彼に起こされた身体がベッドの上へ沈む。 キスをしてＴシャツを脱いだ彼が、再びわたしを抱きしめる。 だんだん深くなるキスと、わたしをなぞる指が思考を止める。

りえぷぅ @riem124blue

421 彼の唇はもうすでにわたしの全てを知ってるみたい…。 淫らな音で聴覚を。 淫らな舌で触覚を。 淫らな指が全ての感覚を過敏にさせる。 身体はどんどん熱を溜めて、それを吐き出すかのように漏れる声。 頭だけじゃなくて彼に触れられたところ、すべてが甘く痺れてく…。

りえぷぅ @riem124blue

422 わたしからも…彼からも… 心もカラダも… 何度もお互いがお互いを求め合う。 「愛してんで…。」 Loving Brings Love 愛することが愛をもたらす だったらもっと…、 もっともっと…、あなたを愛します…。 Fin.