エアミステリ研究会 第32回読書会 森川智喜『スノーホワイト』
@air_doku はい、『虚構推理』も真実はあらかじめわかってるタイプですね。2011年刊行でした。 RT youmoutei 読んでないですが『虚構推理』もそんな感じじゃなかったでしたっけ?
2015-03-28 20:12:04@air_doku 「この設定一見無敵に見えるけど、どんな穴があるんだろう」とわくわくしながら読みました。読み進むと最初の印象よりも案外制約が多くて感心した記憶がありますね。
2015-03-28 20:12:34@air_doku あと『丸太町ルヴォワール』も、その流れかなと。真相より、その過程の論理を愉しもうぜというノリ。ただ〈ルヴォワール〉シリーズは必ずしも客観的真実は大事ではないというところがありますけど……。
2015-03-28 20:14:11@air_doku 鏡が万能に近くて、それをどう使うかに読む側も頭を使ってしまう展開でしたね。「ドドソベリイドドソベリイ! 九十九十九のお顔を映して!」と無茶ぶりしてもシミュレーションしてくれるのか?とか。
2015-03-28 20:14:25@air_doku 自転車の回、ママエが依頼者の前でウッカリ喋った事を、「手がかり」として取り込み、「どの様な『手順』を展開すれば良いか?」というホワイもユニークでした。
2015-03-28 20:15:50@air_doku longfish801 いや、「説得」というなら、ママエが説得しようとしてるの「糸と白雪姫」だけじゃないですかー!
2015-03-28 20:15:53@air_doku それは真面目に考えだすと難しそう……科学的にそんな人間の顔はありえるのかという……。RT m_k_szk 「ドドソベリイドドソベリイ! 九十九十九のお顔を映して!」と無茶ぶりしてもシミュレーションしてくれるのか?とか。
2015-03-28 20:17:23@air_doku 鏡の設定に関しては同じですね。特に三途川の「隠しカメラを配置していると過程した映像」は目からウロコでした。m_k_szk 鏡が万能に近くて、それをどう使うかに読む側も頭を使ってしまう展開でしたね。
2015-03-28 20:17:28@air_doku 自分も感想を。本格ミステリもまた一つ新たなステージに入ったなと。これまでも「折れた竜骨」などファンタジーの世界を舞台にしたミステリがありましたが今回はおとぎ話の世界とミステリの世界のブレンド具合がほんとに絶妙で。そこは読んでて楽しかったですね。
2015-03-28 20:18:30@air_doku 読む前の印象は、麻耶雄嵩「さよなら神様」や東川篤哉「魔法使いは完全犯罪の夢をみるか?」の様なものをイメージしてましたが、第一部は鏡の能力を読者に説明させる安楽椅子探偵形式、第二部はクライムサスペンスといった印象でした。
2015-03-28 20:18:47@air_doku そこのかっとばし具合が逆に良いなと。普通の作家なら『虚構推理』みたいな方向へ進むはずなのに、鏡を道具として使ったらという捻れた方向へ進むのが。RT youmoutei いや、「説得」というなら、ママエが説得しようとしてるの「糸と白雪姫」だけじゃないですかー!
2015-03-28 20:19:44@air_doku 鏡の存在に隠れがちですが、作中ではグランビー一族の存在も重要なファクターですよね。第二部、どっちかって言うと三途川サイドに感情移入しながら読んでましたw
2015-03-28 20:20:56@air_doku “普通の作家なら『虚構推理』みたいな方向へ進むはず”ってのも変な表現ですけど(笑)。普通のミステリファンなら『虚構推理』ですら変な発想だと思うのに、という。
2015-03-28 20:21:17@air_doku longfish801 それはわからなくもないんですが、そこまでいっちゃうともうミステリのパロディでしかないような感じがするんですよね。
2015-03-28 20:22:41