新国立競技場、年間収支黒字って本当か?

今日、TBSで放送された「噂の東京マガジン」で、新国立競技場の問題のひとつとして巨額な年間維持費についてが取り上げられたらしい。日本スポーツ振興センター(JSC)は年間3億円ほどの黒字になると説明したらしいが本当だろうか?
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𝙠𝙞𝙯𝙪𝙠𝙖 @_kyzka

要するに、JSCの描く新国立競技場の年間収支計画は五輪が終わってイベント需要が予想通りでなかったり、思ったよりショーケースのためのハイテク機器の維持費がかかれば黒字どころか今後50年に渡って赤字を生み出すし、それ以外に1000億円ほど費用も隠れているということ。

2015-03-29 21:03:34

要するに

新国立競技場の収支試算には、隠れた費用がある上に、五輪終了後、もし試算収入に10%以上のズレが起こるだけで年間収支は赤字となる。いったん毎年赤字になると、今後50年間に渡ってその赤字は税金を使って補填していかなければならなくなるということ。

またこの隠れた費用は1000億円程度にのぼり、この費用だけでロンドン五輪や北京五輪の五輪開催式で使われた競技場がひとつ作れるほどの金額になる(どちらも総工費は約800億円、参考までに東京スカイツリーは約400億円だ)。仮に50年で償却したとしても、毎年20億円以上の費用ということになり、全く黒字の収支などありえない。

ちなみに解体されてしまった旧国立競技場は、年間維持費が約5億円から7億円だったと言われており、嵐などのコンサートなどの収入で十分まかなえていたらしい。