ありえたかもしれない未来 for GlassCat

ジャック @Jack_heads

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今からニンジャのテキストを即興で流します。TLが埋まる可能性は実際高いため、お邪魔でしたらミュート等お願いします。本編・公式とは全く関係がありません。ヨロシクオネガイシマス

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登場するニンジャは二人。以前言っていたテキストを今から書く。すなわちユラウ＝サン( @yulou_text )のところのグラスキャット＝サンとナーガラージャ＝サンのカラテだ。仮面ライダーの映画めいて少し先行要素がある。オタノシミニ。では始めます。

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(前回のあらすじ:チキン美味そう)

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【あり得たかもしれない未来 for GlassCat】

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辿り着いた砦の中、袋小路めいた部屋に、彼女はエントリーした。ネコめいた耳と尻尾。どちらもサイバネである。グラスキャットと名乗るそのニンジャは今、不安げに尻尾を揺らしていた。1

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それもそのはず。『ニンジャソウル探知重点な！』先ほどからずっと、グラスが警告を発し続けている。この近くに敵がいるはずだ。なのに。「この部屋にもいない…？」然り。ソウルは感じている。なのに、敵の姿が見えない。 2

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とりあえず家探しだ。何か役に立つものがあるかもしれない。そう思った彼女は、部屋の各所を漁り始めた。今あるのは1本のナイフと、自ら精製したスリケンが一つ。彼女はカラテに乏しく、まだスリケン精製には時間がかかる。 3

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部屋を漁っても特に何も見つからなかった。苛立ちに尻尾が揺れる。部屋を出ようとする。だがその時！「SHHHHH！」何かが天井からエントリー！ダクトの蓋を吹き飛ばして落ちてきたのだ！落ちながらその襲撃者はグラスキャットに向けて何か巨大なものを叩きつける！ 4

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グラスキャットは咄嗟の判断で後ろへ飛び下がって回避！部屋から出ようとする！だが「な…！？」扉が開かない！落ちてきた薄緑色の肌の危険な存在は、威圧的にグラスキャットにアイサツした。「ドーモ……ナーガラージャです……SHHHHH……ニンジャの血ィ…」口から生え揃った牙が覗く！ 5

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「ドーモ、グラスキャットです。アンタを倒せばこの扉開く？」ナーガラージャは答えず、背中のシミター剣を抜く！腰から下は爬虫類の尾になっている！先程グラスキャットを襲ったのはこの尻尾だ！グラスキャットはナイフを構える！「ニンジャの血ィ…アハアハアハ！イヤーッ！」突進斬撃！ 6

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「イヤーッ！」ナイフではナーガラージャの大質量斬撃を受けきれないと判断したグラスキャットは敵の横へ回り込む！カラテは乏しくとも、彼女にはジツと速さがある！だが！「イヤーッ！」丸太めいて迫る大質量！ ナーガラージャが尻尾を振り抜く！ 7

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「イヤーッ！」グラスキャットは咄嗟に迫る敵の尻尾を踏み台にし、空中へ逃れる！「イヤーッ！」ナーガラージャは空中のグラスキャットへ躍りかかる！シミター剣斬撃！グラスキャットはサイバネ尻尾を利用し空中でバランスを取る！シミター剣を避けることは叶わない！ナイフで受ける！ 8

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「グワーッ！」当然受けきれず、ピンボールめいて弾き飛ばされるグラスキャット！サイバネ尻尾を全開利用し壁に着地！「ニンジャの血ィ…」ナーガラージャが更に迫る！噛み付くつもりか！？グラスキャットは動けない！吹き飛ばされた衝撃がまだ残る！ 9

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その瞬間！「MYAAAA！」グラスキャットの目が、爛々と光り輝く！部屋に霧がかかる！瞬間困惑するナーガラージャ！蛇は今、己を取り囲む無数の敵の姿を見ていた！これこそがグラスキャットのジツ！ゲン・ジツだ！「「「「イヤーッ！」」」」ナーガラージャを取り囲む複数の猫が飛びかかる！ 10

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「アハアハアハ！イヤーッ！」ナーガラージャは避けない！そのまま丸太めいた尻尾を振り回す！その勢いのまま全身で回転！尻尾とシミター剣で二重の回転攻撃だ！「グワーッ！」霧が晴れる！今度こそ壁に叩きつけられるグラスキャット！「血ィ……」ナーガラージャが迫る！アブナイ！ 11

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「ウ、ウナーッ！」壁からずり落ち、なんとか起き上がるグラスキャット！目の前にナーガラージャが迫る！「食べられるわけにはいかないね…」グラスキャットは呼吸を整える！ナーガラージャは近づくのを止め、カラテ警戒！ 12

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「MYAAAAAAAA！！！」グラスキャットの目が光る！おお、見よ！それだけではない！今やその光は髪にまで広がっている！カジバチカラ！持てるエネルギーの全てを速さと姿勢制御に！「MYAAAA！」一瞬でナーガラージャの視界からグラスキャットの姿が消える！ 13

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「グワーッ！」ナーガラージャは遅れて傷を知覚した。浅い切り傷。この程度なら耐えられる。だが「MYAAAA！」轟き続ける猫のシャウト！「グワーッ！」またも切られるナーガラージャ！敵の姿は見えない。何が起きている！？ 14

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グラスキャットは動き続けていた。壁を蹴り、床を蹴り、天井を蹴った。部屋の中を縦横無尽に飛び続け、そしてナーガラージャをナイフで切り続ける。スリケンを投げる。ナーガラージャの脇を裂く。壁を蹴り、ナーガラージャに切りつけつつスリケンをキャッチ。また投げる。飛んで切る。繰り返す。 15

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既に彼女の速さは敵が遅く見える域にまで達していた。切り続け、投げ続ける。ひたすらに。ナーガラージャは既に動かない。好機！首を切りに行く！ 16

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「ウナーッ！」部屋に響く、先程までと別のシャウト！ナーガラージャの首がきれかかる！「アバーッ！」「あげるよ、アンタの欲しがってたニンジャの血ね」血まみれのナイフを敵の首に投擲！ついに蛇の首が飛ぶ！「サヨナラ！」ナーガラージャは爆発四散！ 17

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グラスキャットはその場に膝をついた。カジバチカラ。消耗が大きい。やっぱり帰ったらチキンを探すべきだ。「タスクの重点度引き上げ。チキン最重点」『了解な』扉が開く。グラスキャットは部屋から出た。 18

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【ありえたかもしれない未来 for GlassCat】終わり。

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【番外編】