マジンガーZと西沢信孝氏に関して

2015年3月4日に逝去されたアニメ演出家・西沢信孝氏を追悼する意味も含めてのマジンガーZの視聴感想です。傑作「マジンガーZ対暗黒大将軍」とTVシリーズでの担当演出回10本について触れていきます。 視聴対象エピソード 第17話「地底機械獣ホルゾンV3」 第24話「マッハ機械獣ジンライ」 続きを読む
アニメ 永井豪 マジンガーZ対暗黒大将軍 西沢信孝 70年代アニメ 東映アニメーション マジンガーZ
6
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
さて、予定した通り今日はマジンガーZ対暗黒大将軍と+αとしてTVシリーズから10本の視聴感想を書く事にする。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
3月4日に「マジンガーZ対暗黒大将軍」などの監督として(もっと知られるべき)西沢信孝監督が鬼籍に入られた。この訃報に私自身一時かなりガタガタになっていた訳で、ちょっと踏ん切りをつける意味もあってこの企画をやろうと言う事にした。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
本来は同じ西沢監督のロボット物として、バラタックの全話マラソンを予定していたが、出張先にDVDを持っていなかった事もあり暗黒大将軍にした。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
そんでもって暗黒大将軍に目が行きがちで、話数の事情も相まってあまり触れられる事がないTVシリーズから西沢氏の担当回10本のついて先に書いてから暗黒大将軍を見ようと思う。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
これで、暗黒大将軍までのルーツが分かるのではないかと感じた点もあり、TVシリーズの西沢演出回は殺陣が面白い。マジンガーZ全92話でドラマの芹川、明比、殺陣の西沢、勝間田というような感じでキレが良い。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
とりあえず3回に分けて書くが、 第17話「地底機械獣ホルゾンV3」 第24話「マッハ機械獣ジンライ」 第29話「大逆転マジンパワー!!」 第35話「死神機械獣デスマの猛襲」 の4本を皮きりに触れていこうかと思う。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
第17話……大まかなあらすじを書くと、地底を掘り進む機械獣ホルゾンV3で地震を起こすと脅迫して、ドクター・ヘルが弓教授から光子力研究所長の座を奪い取ろうとする作戦が展開される。この辺りはジャパニウム鉱石を確保することに都合が良い為ということ。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
また、このドクターヘルの姦計に乗って恐怖におびえる市民が国会で弓教授解任デモなんてやる描写がみられる。第7話共々地下帝国の差し金もあるが、この時期では市民が甲児達を迫害する描写も会った。 pic.twitter.com/RWTNIVESy1
拡大
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
そんでもってホルゾンV3とマジンガーZの戦いなのだが……山場に触れるまでのジャパニウム鉱石を巡る甲児達とあしゅら男爵の駆け引きも見逃せない場面に仕上がっている。西沢演出回では第46、56、69話などがそうだがスパイアクション、サスペンスものっぽい仕上がりのエピソードも多い。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
ここら辺はジャパニウム鉱石を明け渡せとのあしゅら男爵の脅迫に対して、ひそかにのっそり博士が偽物へとすり替えていたのだが……ここら辺は敵を騙すには味方からいう理論で研究所の面々は全員知らない。余談だがのっそり博士一人が活躍した珍しい場面ではある。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
よって、さやかから「あしゅら男爵を逮捕すれば良いのではないか?」と交渉に来た彼(?)をアフロダイAで捕まえる方法を思いつく。地下帝国の人造人間に日本の法律が通用するか分からないが妙に現実的なネタではある。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
そして自ら交渉にやってきたあしゅら男爵に対して、マジンガーZで訪れた甲児ですら、「この場であしゅら男爵を倒せるのでは……」と一瞬考える場面が見える。 pic.twitter.com/ctsAjyXDqh
拡大
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
このサイズ比を見せながらのモノローグもあり、甲児の戸惑った様子の口調は、作戦が成功するかどうかという他、等身大の相手を殺してよいかという惑いも見られなくない。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
その後あしゅら男爵から自分を殺そうとするならば、それより先にホルゾンV3を遠隔操作させて地震を起こすと脅迫されてこの目論みは未然に終わる。そして渋々甲児はジャパニウム鉱石をあしゅら男爵へと明け渡すが……。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
だが、あしゅら男爵の帰りにアフロダイAが立ちはだかって彼を逮捕せんとする。この行動は甲児は全く知らない事なのであり、さらにあしゅら男爵はそれも想定していたと伏兵の鉄仮面軍団でアフロダイAの動きを止めて脱出。ここまでのあしゅら男爵は(偽物を掴まされたことを除けば)格好良い
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
余談だが、機械の馬に乗って襲いかかる鉄仮面軍団に甲児が西部劇かよと突っ込む発言がある。また第21話ではゴーストタウンを舞台とした戦いで西部劇姿の甲児が戦う話もあり当時西部劇がブームとかだったのだろうか。 pic.twitter.com/UtoDAD37T6
拡大
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
そして偽物をつかまされたとあしゅら男爵が報復を仕掛けるが、彼にとって脅迫する材料となるホルゾンV3をおびき出さんとする光子力研究所の作戦が展開される後半も熱い。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
ここらへん光子力研究所は特殊電波でホルゾンV3を地上へと誘導させる事うが出来るとの事だが、射程範囲が短い。そこで何とホルゾンV3へ直接光子力研究所を襲わせるようおびき寄せる逆転の発想が展開される。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
そもそも光子力研究所もといジャパニウム鉱石を手にすればドクターヘルの勝ちであり、その為に機械獣を光子力研究所を襲わせるのが毎回のパターン。それが今回機械獣を囮かつ脅迫の材料としてあしゅら男爵が使う変則的なパターン。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
あしゅら男爵は要求を断ったら逆上して光子力研究所をホルゾンV3に襲わせるだろうという、パターンを逆手に取ったネタで弓教授は要求を拒否。案の定あしゅら男爵はホルゾンV3を差し向けたら誘導電波に引っ掛かってしまうと2度駆け引きで熱いエピソードではある。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
そしてバトルへと。この時点で注目すべき点はホルゾンV3がドリルでいきなりマジンガーZの胸部に穴を開けてしまうというダイナミックなダメージ描写。この時点で傷だらけのマジンガーへ繋がる描写がみられていた pic.twitter.com/Y7Eyh1yNwR
拡大
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
この後にブレストファイヤーがダメージで故障して使えないネタも、暗黒大将軍で課される技の封じ戦法に近いものがある。何れにせよ大技一つを開幕早々封じさせる。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
そしてアフロダイAの役回りも上手い。マジンガーZの危機に咄嗟の判断でミサイルを放ってホルゾンV3の動きをひるませ、ロケットパンチで転倒→飛び膝蹴りを決めようとする→ドリルで足を破壊されると…… pic.twitter.com/J4cle42Q3x
拡大
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
テンポ良く削り役かつ引き立て役のような役割を全うしている。そして傷だらけの描写に次いで、西沢演出の殺陣で際立つ見せ場がマジンガー本体が備えた馬鹿力……!
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
これぞ馬鹿力!な一連の流れ。ホルゾンの蹴りの動きも荒々しくて宜しいが、右足を掴んだ状態でイッキにリフトアップ。そして片足掴んで地面で叩きつける!! pic.twitter.com/Neg7h4I0U2
拡大
残りを読む(241)

コメント

名無し・A・一郎(再) @774a16 2015年4月5日
西沢信孝氏に冥福の意を込めるとともに捧ぐ。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする