「もやい直し」に感じる違和感について 広告屋さんと平川さんの会話(2015.4.4)♯水俣病♯水俣

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@tigercatver2

2013年11月14日 故谷川健一さん、徳富蘇峰宛ての手紙発見 熊本 - 朝日新聞デジタル asahi.com/articles/SEB20…

2015-04-04 21:40:36
@tigercatver2

「水俣病の水俣です」と自分の出身地を紹介するときの苦痛は水俣に生まれ育った者でなければ分からない。こうした屈折した思いは全国の水俣病患者の支援運動には,なかなか通じにくい(谷川健一 水俣再生の夢)

2015-04-04 21:47:23
@tigercatver2

水俣を故郷としない,つまり他所者である支援者は「水俣病の水俣」には関心をもって「水俣病以外の水俣」には関心がない。しかし,水俣が世界的に有名にならなくても,地方の小天地であったほうがよかったにきまっている(前同)

2015-04-04 21:48:12
@tigercatver2

「水俣に住んでいる人間にとっては,要するに水俣病よりは水俣のほうが大きい」(谷川健一)というレトリックは、それを言わなければならないという意味を考えるべきなんだろうな。

2015-04-04 21:51:26
@tigercatver2

水俣の「もやい直し」と「持続可能な発展」―「分断」からの回復― 鶴見 陽子 nier.go.jp/hidekim/ESD/Mi… 筆者はESD(持続可能な開発のための教育)の人か。

2015-04-04 22:01:28
@tigercatver2

水俣病公式確認後は補償をめぐり患者対チッソまたは患者対行政という対立だけでなく認定を受けた患者やその家族に対しては補償金をめぐっての妬みや嫌がらせがあり、また利害関係を異にする患者同士の分裂や足の引っ張り合いが生じるなど、かつて存在した地域扶助 の精神は損なわれていった。前同

2015-04-04 22:04:12
@tigercatver2

このような「人と人」の分断は、家族の中にも見られた。たとえ発病しても、家族の中チッ ソや行政に務めるものがいれば、認定申請をはばかる。認定を受けていない家族は困窮し受けた家族には争いが起こる(前同)

2015-04-04 22:04:52
@tigercatver2

「日本の環境首都コンテスト」で総合一位をはじめ、ゴミの分別収集とリサイクル、「地域づくり」には、ISO14001認証取得やエコタウン・プラン「ものづくり」には、みなまたブランドの農作物や環境マイスター制度の導入 ↑もやい直しってこれだっけ?

2015-04-04 22:07:06
@tigercatver2

それは「もやい直し」であろう。「もやい」とは本来、「船と船をつなぎ合わせること」や、「共同で何かを行うこと」を意味する言葉であり、「もやい直し」とは、水俣病の発生により損なわれた人々の絆、すなわち患者と行政、患者と市民、また患者間や市民間の絆をつなぎ直すことである(前同)

2015-04-04 22:08:09
@tigercatver2

1994年5月1日、第3回水俣病犠牲者慰霊式において吉井正澄水俣市長は、行政としては初めて水俣病問題に関して陳謝し、この日を「もやい直しの始まりの日」としたのである(前同)。

2015-04-04 22:09:11
@tigercatver2

【メモ後で読む】水俣地元学から紡ぎ出す地域開発における外部者の役割-JICA研修員への地元学研修を通じての考察- phd-kobe.org/pdf/jimotogaku…

2015-04-04 22:15:47
@tigercatver2

「支援や援助には当事者を覆いつくす力学構造がある。その力、誘惑は強く、気がつくと構 造に取り込まれてしまうことがある。出発点は純粋な善意でも、結果として当事者に依存し抑圧してしまう」を筆者は依存型の支援とした。

2015-04-04 22:21:18
@tigercatver2

【資料】「水俣の地域再生と福島(2)」(ふくしま自治研修センター)総括支援アドバイザー兼教授吉岡正彦 f-jichiken.or.jp/column/104/yos… 当然、もやい直しリンクしてくるよね。

2015-04-04 22:25:16
@tigercatver2

水俣青年会議所は「水俣市をぶち壊す革命集団」と嫌っていた水俣病支援団体との対話を試みるように変わった。「百人委員会」という市民の会が生まれ、愚痴の代わりに知恵が出始めた」と、表現している。(前同)(熊本日日新聞 2012年05月24日)

2015-04-04 22:27:39
@tigercatver2

連続ツイしたけれど、実のところ違和感しかないんだなこれが。

2015-04-04 22:30:40
@tigercatver2

【資料】「もやい直し」と「あるもの探し」 : 災害復興を支える共同性 (<特集1>地域の歴史性・重層性と市民主体のまちづくり : 新たな共同性を求めて) 遠州, 尋美(神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター年報) lib.kobe-u.ac.jp/repository/810…

2015-04-04 22:42:24
@tigercatver2

多分、自治体としての復興政策は、水俣のもやい直しがトレースされていくんだろうね。

2015-04-04 22:44:49
@tigercatver2

吉井正澄の功績「もやい直し」は称賛されてしかるべきなんだけど、小骨が刺さる違和感というのは何だろうか?何となく想起すんのは、一億総懺悔による「もはや戦後では無い」に象徴される、戦後復興なんだよな。被害者であり加害者でもあった国民は「頑張った」んだという。

2015-04-04 23:10:17
@tigercatver2

公害が繰り返されると言う点もそこなんじゃないか。

2015-04-04 23:12:58
@tigercatver2

【資料】「復興災害」はなくせるか~住宅とコミュニティを重視した災害復興を 塩崎賢明神戸大学大学院工学研究科教授 timr.or.jp/shinsai/docs/2…

2015-04-04 23:17:35
@tigercatver2

阪神大震災の直接死は5,502人。塩崎によれば復興災害(害後、避難や仮設居住、住宅再建や営業の再開などで、塗炭の苦しみを味わう被災者)による死者は1,700人(孤独死含む)。

2015-04-04 23:21:30
Hideyuki Hirakawa @hirakawah

@tigercatver2 何なのでしょうねぇ、その違和感。自分も感じるのですが。繰り返さされないためにも問われ贖われなければならない加害の罪が当事者の「頑張り」や、あるいは「赦し」によってスルーされちゃうとか(続く)

2015-04-04 23:47:21
Hideyuki Hirakawa @hirakawah

@tigercatver2 その頑張りは本来しなくてよかった頑張り、そうでない人生を生きられたであろうに、そうせざるをえなくさせられた結果であり、その原因を作った者の罪がスルーされてしまってる(その強いられた人生を我が事として引き受けた頑張りが尊いものであることとは別に)とか、

2015-04-04 23:50:39
Hideyuki Hirakawa @hirakawah

@tigercatver2 あるいは、当事者間の分断、加害/被害という構図のなかで、大元の加害と当事者間に生じる二次的加害の両方を受け、両方を赦すことを選ばざるをえなかった人たちの受苦の二重性は、当人たちの赦しだけで昇華されてしまっていいんだろうかとか。

2015-04-04 23:55:45