「書物」としては、かなり刺激的な部類でしょう。世界でただひとつの書物「自分本」を読んで考えるのは、今はもういない過去の自分と対話するようなものです。-奥野宣之「人生は1冊のノートにまとめなさい」
2010-12-18 21:56:59ライフログノートは、勉強や仕事で使うノートやメモ帳、日記帳とは違います。ただのツールではなく、自分の分身にするものです。-奥野宣之「人生は1冊のノートにまとめなさい」
2010-12-18 21:58:06僕もやろうと思えば、メールやケータイのログをじっくり読み返して、自分が何をしていたか調べられますが、なかなかそんなことをやる気にはなれません。それより、ノートに、「今日は酒井君と遊びに行った」と、僅かな手間を惜しまず書いておく方が、あとでノートをめくるだけで振り返ることが
2010-12-18 22:00:37いろんなメーカーのノートを使っていると、「この罫線は太すぎるよなあ」「ページ数がこの二倍くらいあればいいんだけど」「このメーカー、紙質だけは素晴らしいなあ」と、それぞれの欠点や利点がわかってきます。そうやって経験をためておき、次に使うノート探しに活かします。-奥野宣之「人生は1冊
2010-12-18 22:03:35僕もしょっちゅうノートを変えています。より良いものを探すということももちろんですが、新しい商品を試してみること自体楽しいものです。-奥野宣之「人生は1冊のノートにまとめなさい」
2010-12-18 22:04:47あとで見たときに、そのときの興奮や雰囲気がよみがえるようなメモの残し方、場の雰囲気がよくわかる資料の残し方などを工夫しておけば、「今日のこの体験は、ノートにどうまとめようか」と考えるようになります。-奥野宣之「人生は1冊のノートにまとめなさい」
2010-12-18 22:06:12運動や登山でくたくたになっても、家でごろごろするよりずっと心がすっきりする。日常から離れることで、心配や焦り、イライラといった気持ちを整理し、自分をつくり直すことができるからです。-奥野宣之「人生は1冊のノートにまとめなさい」
2010-12-18 22:08:02「でもこの感じ、このすごさをなんて表現したらいいのかなあ」と思いながら観ているのと、他が単に観て帰るのとでは、体験の濃度がまるで違ってきます。-奥野宣之「人生は1冊のノートにまとめなさい」
2010-12-18 22:09:34ノートに行動記録を書けば、今やったことや思ったことを再確認することになるし、読み返せば、三度目、四度目の追体験になる。ひとつの体験を最大限に味わうことができます。-奥野宣之「人生は1冊のノートにまとめなさい」
2010-12-18 22:10:54問題となるのは、「どれだけ詳しく書くか」です。僕の場合は「三か月たっても、何のことか分かるように書いておく」という方針を採っています。-奥野宣之「人生は1冊のノートにまとめなさい」
2010-12-18 22:12:22すぐに分からなくなってしまうのは、「WHY(なぜ)」「HOW(どのように)」の情報です。「なぜその映画を見ようと思ったのか」「何をお祝いする飲み会だったのか」「どんな用件でメールを書いたのか」こんなことは、三カ月もたつと、まったくわからなくなってしまいます。-奥野宣之「人生は1冊
2010-12-18 22:14:21読書ノートの場合、抜き書きに自分の感想をつけるようにしておくと、本との対話が進んで、より身近に感じます。だから、内容がより頭に入るようになる。これと同じで、行動記録にもコメントをつけたほうが、あとで読み返したときにも、紛れもない自分の行動としてリアルに感じられるようになります-奥
2010-12-18 22:17:43他人から見れば、情報がごちゃごちゃになっているように見えるかもしれませんが、使っている側からすれば、時系列はわかりやすいのです。情報がただひとつのタイムライン上に並ぶことで、いつ電話したか、いつ郵便が届いたかが一目瞭然になるからです。-奥野宣之「人生は1冊のノートにまとめなさい」
2010-12-18 22:19:40ベッド脇に愛用の万年筆を置いておき、寝る前に考えていることを毎日メモしている人がいます。その人にとっては、「万年筆の文字=ベッドで書いたメモ」というサインになるわけです。このように場所ごとに筆記具を使い分けるだけでも、行動記録の情報量を段違いに高めることができるのです。-奥野宣之
2010-12-18 22:22:23一日に記録用の写真をたくさん撮ったときは、帰りにセブン‐イレブンに寄って、割り付けプリントを出力することにしています。大量にプリントすると、貼ったり整理したりするのが大変ですが、割り付けプリントなら大量の画像が数枚に収まって、しかも料金も安く上がります。-奥野宣之「人生は1冊のノ
2010-12-19 18:48:04ノートの表紙には、油性マジックで使用期間も書いてあります。だから仮に写真がなくても、「参院選のころ使っていたノートだ」ということは少し考えればわかるのだけれど、「どんなことがあったときのノートか」ということを想起するスピードは日付を見て考えるケースよりずっと速い。-奥野宣之「人生
2010-12-19 18:50:43買い物した帰りの電車で「何を貼ろうかな」と考えるようになれば、立派なライフログノートの達人と言えるでしょう。-奥野宣之「人生は1冊のノートにまとめなさい」
2010-12-19 18:51:28記録するときの最大のポイントは、「人生をそのまま『空気』が残るように、また読み返しが楽しくなるように工夫して書き、資料やモノを貼り込んでいく」ということ-奥野宣之「人生は1冊のノートにまとめなさい」
2010-12-19 18:52:45淡々と記録していけば、「このころは節約に目覚めて、お好み焼きばかり作っていたなあ」「睡眠時間が八時間なる日はやっぱり機嫌がいいことばかり書いてある。自分は七時間では足りないタイプみたいだ」と、代わり映えしない食事や睡眠の記録も次第に意味を持つようになります。-奥野宣之「人生は1冊
2010-12-19 18:54:48行動と状況の記録を取るときのコツは、「固有名詞」をできるだけたくさん盛り込んでおくことです。-奥野宣之「人生は1冊のノートにまとめなさい」
2010-12-19 18:55:34本を読む、家事をする、といった行動は、固有名詞をあげないと、「電車で読書」「電車で読書」「スーパーに買い物」「スーパーに買い物」と全く代わり映えしないものになります。そうなると、読み返したとき、「俺の人生、同じことの繰り返しだ。なんてつまらないんだろう」と
2010-12-19 18:58:11同じ毎日を繰り返しているようで不快に思うライフログノートができてしまいます。これを防ぐため、ついでに書くモチベーションを保つスパイスにもなるように、固有名詞を入れるのです。-奥野宣之「人生は1冊のノートにまとめなさい」
2010-12-19 18:59:10初めての体験も、感想を読み返すことで、元々あった初々しい気持ちを取り戻すことができます。-奥野宣之「人生は1冊のノートにまとめなさい」
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